はい、もうどうとでもなれぇい!
「ッチ、おねぇどうする?」
「…そうねぇ。逃げる?」
もう、それしかないでしょ?
ええ、走り出す私と姉。
さぁ、私のハイスペックよ!!
最大の力をだせぇぇえい!!
「…はや!」
「あ、桜実?!」
「あ、待て!」
「…そ、あ、間違った。まって!私まで、おいてかないでぇ!」
しまった、おねぇまでおいて逃げてた。しょうがないや、だって、ねぇ?ハイスペックだもーんね!
「ふははははは!逃げ切ってやったわ!」
「…そ、そーら、は、やいよー。どうして、私まで、置いてくの?」
「…えへ、ごめん。」
「…というわけだけど。今度あぁなったらのために、作戦会議!おねぇ!」
「…そうねぇ、アイツらにそーらを会わせたくないからねぇ…」
「なーんにも、浮かばない」
「もう、どうとでもなれってカンジ」
「だめ、それはだめよ!」
「浮かばないじゃん、かー」
はぁ、とため息をつくおねぇ。
絵になりますな、美少女は。
てか、てか、なんでやねん!!
私たち、二人は喫茶店でこそこそと、作戦会議。最初、変な笑い声あげてたとき、変な目でみられたけどな!
ま、そこまではいいけどさ!
にっこり、あー、くそ!
どうとでもなれぇい!