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私、妹です。  作者: 薄雀
38/64

はー、帰りたい。





ん─────、帰りたい。心から帰りたい。心のそこから帰りたい。



そして、そして、ギターを触りたい!




「ね、帰っていい?もー、疲れた」

「桜実っ?!」

「桜実ちゃん?!」



いや、驚くなよ。ええ、私。帰りたい。

「用事あるしー」頼まれただけだしー。

バイト代高かったから、ちょっと出来心?ていうか、中学生だし?

お手伝い的なナニカだし。夜遅くまで出歩いちゃだめなんだよ?中学生は。




てなわけで、ていうか?社長さんも、帰りたいとき帰ってもいいわ。って、言ってたし。

「手に負えない奴らだからね、帰りたいって思ったら帰ってもいいわ。バイト代は時間数でだすから」

と、。うん、結構いたしそれなりにはなっただろう。うん、ギター手入れしたり、ケース新しいの買っちゃおうかなー。




「用事?へぇ、なにすんの?」

は?言わないとだめか?

「えー、なんでプライベートいわなきゃいけないの?」

「で?」

「で?」

必殺で?返し!

「用事はなに?桜実ちゃん」

「…きめぇ。」

あ、傷付いた顔。はん!紅野梁め、ザマミロ!

「最近、桜実さー。梁こ後をつけるよね?」

ギクリ、えええー。言っちゃう?君、言っちゃう?

「へぇー、桜実ちゃんって、俺のことスキ?」

うわー、とんだ勘違い野郎だぁ!

「違うけど」

あれ、おねぇ、は好きかもしれない!間違った?!

……でも、ないな?ないな。コイツが、義理兄とか、ムリムリ。



「ストーカーでしょ、花崎空」

「え」




みんな、ポカーンとしてる。その隙に、帰ってやったわ。

はははは!




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