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私、妹です。  作者: 薄雀
26/64

うそぉん!




ひとしきり笑い終えた後、はたと思い返す。

あれ、私何か忘れてない?

首をギギギッと動かして、時計を見やる。



「うわー!ヤバッ!」


現在、10時50分。

バンドの練習の為、集合は11時に設定されている。


ドタバタ慌てつつも、姉からの情報を確認。

紅野梁は、無事家付近から離れたようだ。

しかし、甘く見ちゃあいけない。

念のため、お化粧をして印象改造!ばれないくらい!

ま、鏡をみて

「…やりすぎた…」

しかし、さすが主人公とそっくりの顔。やっぱり可愛いく仕上がる。──ナルシーじゃないからね!ホントだってば!




***


「あー、やっちまった。」

はい、慌てて家からでてきたはいいが、ねぇ?

今日、12時だった。昨晩、打ち合わせしたんだった!

くぅぅー、あのメールの印象が強くて、特にクレープ事件。

飛んでたよ、えぇ、忘れてました。



イチャイチャカップルが集う公園の一角。

ラブラブカップルがイチャイチャ、イチャイチャするベンチの隣のベンチに堂々とすわる。

──あんたらに、気遣って座らないという考えはないのだよ、私には。

でも、まぁ…ちょいと激しいカップルは恥ずかしいけどね!



「…○○、愛してる」

「私も!」


──リア充爆発しろ!

昼間っからなにやってんだ!たく、公園は子供の遊ぶ時間なんだからね!教育にわるいでしょ?!



は、置いておくか。爆発あったら、こっちまで被害が。

「…む、隣いつから!」……座ってた?

本を片手に座る男。少し、覗いてみた。

なーんか、イヤな予感が、ね?



「う、うそぉん!」


まさかの、攻略対象者との接触?!

おねぇ、とりこぼしてるぅぅぅう!




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