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私、妹です。  作者: 薄雀
15/64

え?なんで?!




………どういう、こと?

『……なんですか?私、忙しいんですけど?』



不機嫌な、声。それが、桜実なのだ。僕たち、アイドルメンバーに媚びを売らない態度。それが、一番の桜実のいいところだ。しかも、素顔超可愛い。

表にだしたら、いいのになっていつも、思っていたら



「大好きだよ!音楽!」


と、ステージの上で叫ぶ少女は、桜実にそっくりで。

桜実、嘘ついてたんだ。音楽苦手だって、言ってたのに。って、思ってイライラしてたら、




え?

「あ、と、明日のリハ何時だっけ?」

あの、走り去る桜実。否、桜実そっくりさんは、他人の空似?

『8時って、昨日あれだけいいましたけど?ふざけてますよね?ほんと、花崎空はなさきあき!』



「……ごめんって」

……気になった。あの子。桜実にそっくりだし、醸し出す雰囲気に。




****




「む?なんか、寒気?が…」



気のせい、気のせいにしておくか!

よし、姉に、バレたら怖いんだよね。

泣きながら、

『どぉぉして、ら、ライブがあること教えてくれなかったのぉぉお!』



…叫ばれる!!


近所迷惑にも、程があるからね!姉!



グイッ!

「え、?」

いきなり、路地に引きずりこまれました。

え?なんで?!




「お・う・みちゃん?」



え───、連続はきついっすよー。

お願い、だから離せやゴラァ。

「あの、勘違いしてますよ?だから、離せや!」



あ、言葉ま・ち・が・え・た!

「!……へぇ、じゃぁ君は誰かな?」



えー、教えらんない。

「あー、うん。え、はい。」まず、言おう。

お前も、誰だよ!!




 


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