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風は吹く  作者: 光瀬
2/10

【道】


わたしの後に道はなく

わたしの前に草っぱら


草っぱらのどこに道を作ろうか

どこへ道を伸ばそうか


考えるより先に

道を切りひら


時には邪魔な木が立ちふさがり

または大雨で振って立ちとまり

そして風がわたしに立ちむかい

或いは断崖絶壁が立ちはだかり


それでもわたしは道をつづけていく

たまには休むかもしれないけれど


木は燃やして捨てて

雨は手で振り捨てて

風は心で切り捨てて

崖は体を投げ捨てて


覚悟して先を

未来を切りひら


これまでに百億歩の過去を秘め

これからに一千億歩の未来がまっている


すべてはここからはじまるのだ

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