記憶のハジマリ
「ん、ん〜…ここは?」
「起きたか?」
「ん?」
少女は2日程眠り続けて、たった起きた。
少女は、怪我をしていた。
普通の少女では、付かない怪我を。体は、包帯だらけだ。
「あなたは、誰?」
「僕は、イクナ。君の名は?」
「カナ・ミレルド。カナでいいよ。…ここは?」
「街から、20里離れた村だよ。」
ふーんと言いながら、少女は
キョロキョロしている。
立ったり、座ったり、触ったり
している。
変わった雰囲気の家の中が気になるらしい。
街の子なのだろうか。
普通は、混乱や不安になる。
けど、この子はないらしい。
世にも言う珍しい子だ。
歳は、十歳半ばくらいだろう。
でも、背は小さく好奇心大勢だ。(見た目で、見たかぎり)
「あまり、触るなよ。古い物が多いから、壊れる可能性があるからな。」
「わかった〜」
「あと、この部屋から出るなよ」「わかった〜」
本当に、わかったのか?
と思いながら僕は部屋を後にした。
居間に行き本を探していた。
「えっと、薬草集と毒草集…
それから…」
僕は四冊の本を取り、少女が居る部屋に戻った。
大体、出てから5分弱だ。
カナという少女は、ちゃんと
居るだろうか。少し不安だ。
コンコンとノックをし、入った。
「おい、ちゃんと…」
直感が当たった。
―――ーキンキュウジタイ…だ!!




