狭い空間の中
言って僕は、紗奈と舞香と二年生になったらどんな行事があるのか話していた。「ねぇねぇ咲奈、光」
僕と紗奈は、返事をする「今年の修学旅行どこだと思う?」舞香にそう聞かれ、僕は、一言「さぁ、でも今年も京都だと思う」と言い、紗奈も舞香も「だよね」と言ってそれからテストの話や、まだ先のはずのどこの高校の入るのか話してから、学校に着きクラス名簿の張られてる玄関前まで行くと、女子たちの「同じクラスとか最高」とか男子の「アイツのクラスかよマジハズレやん」って声が周りに聞こえた。僕たちも玄関の前のクラス名簿を見るが紗奈と舞香は、背が低く見えずジャンプしたら何とか見える僕がジャンプして見た「光、うちら同じクラス」紗奈の不安そうな声色で聞く僕は、微かに三人の名前を探し、ようやく僕達3人の名前を見つけた。僕と舞香は、3組で紗奈だけ1組になった。「やった、私、光と同じクラスだ」喜ぶ舞香に紗奈は、嫌そうな顔をして「いいな、私も3組に入りたい」僕は、そんな紗奈に「いいから、新しいクラスにきっと気の合うやついるかもしれんだろう」笑って返し紗奈も「そうだね」と言い僕達は、その場で別れた。まぁ紗奈は、僕と違って明るい方だからきっとすぐに友達が出来るだろう、そう思いながら、僕達は、3組の教室に入った。まぁメンツは、1年の頃から顔なじみのヤツも何人かいるからその点では、ほとんど変化ナシ、「修学旅行、光と同じグループになれるね」なんて舞香が笑って僕もそっけなく答えた。しばらくして、教室に若い男性の先生が入ってきた。「初めまして、俺は、今日からこのクラスの担任になった『飯島』です。」と言われ女子が早速飯島に彼女いるだの何歳ですかだのくだらない質問を飯島は、嫌な顔せずに答えていく第一印象を『気さくでなんでも答える俺』を演出してるのだろう、しばらくしてある程度の質問に答え終え次に自己紹介を出席番号順にしてから体育館で始業式をしてから教室に再び戻って二年生で使う真新し教科書と学校行事の書かれた年間行事のプリントを貰った。修学旅行は、例年の11月とか12月に実施するところだが今年は、珍しく5月にやるようだ。まぁ今年は、創立50年目の節目の年ってのもあるからおそらく修学旅行の時期を早めたのをそれも理由かもしれない、僕は、そう思いながらその日は、そのまま舞香と紗奈と新しいクラスの話や、担任の話をしてから家に帰るのだった。