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プロローグ
『人間』を始めとした多くの生き物には、大雑把に『男』と『女』の2つの性があるしかし僕、
『浜岡光』は、この2つの中ならどっちにあてはまるのか体と戸籍は、『女』のはずなのに心と言葉遣い
は、自然と『男』だ、僕は、今日も男女共通の藍色のブレザーと履きたくもない水色とピンク色のスカートに足を通すし、中学校に行くのだった。
私は、心は、生まれつき『女』で、かわいい洋服を好むはずなのに、親の買うものは、いつだって新幹線やヒーロー物の洋服ばっかり本当は、スカートとかワンピ―スにフリルの付いた服を着たいのに
『宮嵜結城』は、この世の中の『常識』に当てはめるとしたらどっちに当てはまるのだろう、本当は、『女』のはずなのにけど戸籍上では、『男』だ、私は、今日も男子用の学ランを着て履きたくもない黒色のズボンに足を通して、中学校に行くのだった。
男と女 光と影 白と黒
この間に入るものって一体何が当てはまるのだろう?こうして今日も世の中は2つの間の選択肢をさまよいながら過ごすのだった。