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最後の独白  作者: 日雀
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繁殖と感情

 僕は人との関わりがなく、恋人や好きな人ができたことが無いのでわからないが、人とはみんな「恋」をすると変になってしまうのだろうか。そう考えるほど、その紙を読むときの彼女は変なのだ。ただ、そんな彼女を見守るのも幸せで僕はその時間さえ楽しいのだ。



 ここで一つ僕の話をしよう。

 人は、人が他人に対し特別な感情を抱いていると聞くと、愛だ恋だと名前のつけられた感情に繋げようとするだろう。

ただ、僕は彼女に対しそういった感情は持っていなかった。

動物の雄は雌に選ばれるために求愛行動をする。なぜなら、子孫を残したいから繁殖行動がしたいからだ。

人も同じだ。

愛している、好きだという言葉には感情には性欲が含まれるのだ。本能が求める遺伝子と子供を残したい。だから、感情を抱き付き合い、求婚する。

性行為をしなくとも私達は愛し合っている?

所詮綺麗事だ。

私達は本能的に子孫を残したいのだ。


 当時の僕は医学書に載っていた「精通」を迎えていた。しかし、僕は彼女に全く本当に毛ほども性欲を抱いていなかった。

想像したいとも思わない。

彼女は彼女で幸せになれる。

いつか美しく着飾って、絵から消える日が来るのだと本当に思っていた。



そう、思って居られたら幸せだったのだろうか。



主人公の僕は思想が強いですが、彼の持論ですのでご容赦ください。

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