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詩集 エメラルド・アイ  作者: 仲仁へび
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そして彼らは鎖を外して



 そして彼らは鎖を外して、外へ出ていった。


 彼等を檻の中にとどめようとする障害は、いくつもあった。


 けれど彼等は、そのどれもを乗り越えた。


 時にはその行く手を友が阻んだこともあった。


 しかしそれも、彼等は乗り越えていく。


 彼らの首に、もう鎖はない。


 伸ばした羽は、どこにもぶつかる事無く、はばたける


 自由に空を飛ぶことができる。


 空より高い場所へだって行けるかもしれない。


 そして、彼らの翼は可能性をのせて、どこかへと飛びたっていった。



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