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詩集 エメラルド・アイ  作者: 仲仁へび
4/5

第4話 臆病少年



「ここから出ていくなんて無理だ。諦めろよ」


 折れた心を抱きかかえて

 狭い場所に 閉じこもっていた


 変化なんていらない

 大切な人達が生きていればそれで


 自分さえ犠牲にしても この世界が守られるなら

 それでよかったのに


 檻からでていく者達を眺めるだけの日々

 無事に鎖から解放されたものなど見た事が無い


 皆 骸になって戻ってくる


「どうして皆 ここから出て行こうとするんだ」


「その先に 自由なんてないのに」


 ここにいればいい ここに ずっと

 ここにいてほしかった そうすれば ずっと


「どうしても出ていくというのなら、俺が止める。殴って、戦ってでも引き留める」




「ストーリー」

 彼はかつて、檻から出ようとした少年だった。

 けれど失敗し、結果をつきつけられた。

 大切だった友人の亡骸を目にした彼は、誓った。

 もう誰も、無謀な夢で失わせたりはしない、と。



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