学校の地下
お久しぶりです!
「よし、じゃあ今から学校の地下にあるダンジョンに向かうぞ」
「「「「「「「「「「はい!」」」」」」」」」」
俺達は一度校庭に出て、校庭の端の方に建てられた小屋の中に入っていった。
小屋の中には、休憩するためのハンモックや、簡易的な食事ができるようにラウンドテーブルなどが十数個あった。そして何より床に厳重に閉ざされた扉があった。
「ここからダンジョンに潜る。 授業で潜る範囲は主に討伐推奨レベルが低い魔物しかでないが、今後自由に潜れるようになった際、個人、またはパーティーで潜ったときは深層まで行くと思うが、深層には討伐推奨レベルSも稀にいる高ダンジョンだから決して気を抜かないように」
そういって先生が扉を開けて、現れた梯子を下っていった。それに続くように俺たちも順番に梯子を降りていった。
梯子を降りた先は洞窟のようになっているが、壁に一定間隔でランタンがあるので暗いと印象は受けない。
「今ここは明るいが、ランタンがあるのは教師陣が安定していける階層だけだからな」
と、アレックス先生が笑いながら話してくれた。
「さてと、今日はこの階層を探索しながら、戦ってもらう。 その際、俺が指示を出した際、その通りに動いてもらう」
「誰からやるんですか?」
「ん~、やりたいやつからでいいぞ」
「じゃあ俺から」
と、俺が名乗り出た。
「武器はどうするんだ?」
「これで」
俺は鏡の世界から翡翠色をした弓、【無影弓】を取り出した。
「それは?」
「無影弓という弓で、魔力で弦と矢を生み出せる弓です」
「そうか、分かった」
俺達は少し歩き、数十メートル先にスライムを見つけた。
「今回は弓の扱いにするなら、まずは圧倒的距離のアドバンテージを失わないことだ」
「そうですね」
「弓は剣や斧、さらには槍などに比べて射程距離というアドバンテージがある。 さらには弓使いがいることで、いつ撃たれるか分からない状態にすることで相手の意識を割くことができるというのが弓としての強みだ」
「それって魔法じゃダメなんっすか?」
「隠密行動する際は、魔力でばれたりする可能性があるし、威力が高い威力魔法なら時間もかかるだろうから……まぁ、一長一短だなそれに関しては」
「へぇ~」
「あの~、スライム撃ってもいいですか?」
「忘れてた……いいぞ」
バシュっという軽い音がして、数十メートル先にいるスライムの格を打ち抜き、スライムを倒した。
今後、新たな武器などを出すつもりです。何かいい案あったりしたらコメントしていってください!