実戦を終えて
長らくお待たせしました!
更新です!
討伐訓練が終わり、一日がたった。朝から俺は鍛錬をしている。せっかくいろいろな武器があるのだから、使えるようになっておきたいからだ。
「おはようございます、ミラト様」
「キュイ~」
「おはよう、リリー、ミロ」
俺が朝の鍛錬を終えて、家に戻り汗を流した後、食事の準備をしているときに、リリーとミロが起きてきた。
「もうすこしまってね、今用意するから」
「あ、ありがとうございます」
「キュ~イ」
ミロはどうやら本格的に俺の体に乗るのが気に入ったのか、今も起きてきてすぐに俺の頭の上に乗ってきた。
「そういえば……ミロって食事はどうするんですかね?」
「う~ん、魔龍は基本的に魔力を糧に成長するらしいし、適度な量の食事と、俺の魔力でも与えておけば問題ないかな?」
そういいながら俺は手元に小さな純粋な魔力の塊のようなものを作り出した。それを見たミロは即座に食らいつき、一瞬で俺の出した魔力を平らげた。
「キュイキュ~イ!」
「どうやらよかったみたいだ」
それから俺達は自分たちの食事を終えてから、学校に向かった。
「え~、昨日実戦をしてみて、各々が持っている武器での戦い方や持ち方の癖などを細かい部分を見た」
「なので、今日はその癖などを直したりするために学校の地下にあるダンジョンに向かう」
「先生」
「どうしたアリーシア」
「私たちは武器を持ってくるなどを聞いてはいませんが」
「もちろん今から各々の家に向かう」
「また伝え忘れっすか?」
「いや、今回は違う」
「え?」
「では、なぜ……」
「それは各々の戦闘前の準備様子を見て、過剰なもの、足りないものなどの指導も行うからだ」
「なるほど」
それは確かにいいかもしれない。基本的に低ランク帯の冒険者は貴族の子息などを除くと、ほとんどが空間魔法が使えなかったり、空間魔法と同じ効果の、容量が拡張された魔法道具、また、ただただ本当に容量が拡張された魔法道具などの、大荷物などを一度に手軽に運ぶ術を持っていないことが多い。そのため、どれだけ荷物を合理的に、簡略化し、さらに軽量化する必要がある。
「よし、今から向かうぞ。誰の家から向かう?」
「あ、じゃあ俺達からで……」
「「「「「「「「絶対ダメ!」」」」」」」」
「なんで?」
「いや、あのお前の家の後に家に行きたいやつがいると思うか?」
「少なくとも俺は嫌っすね」
「じゃあどうすんだよ」
「じゃあ、私たち非貴族たちからにしませんか?」
「もう何でもいいぞ、早く終わらせたいし」
「じゃあ、俺の家が一番近いので、俺のところからしましょうっす!」
そして俺たちはまず、レオの家に向かいだした。
前書きにも書かせてもらった通り、久しぶりの更新となります。
言い訳とはなりますが、(読み飛ばし可)五月後半に中間の対策をし、六月の初めに中間が終わったら、今度は六月の終わりから七月の終わりまで(正確には昨日まで)あり、更新に割く時間がありませんでした。(バリバリゲームはしてた)そろそろ夏休みに入るので、カクヨム共に更新率を上げていこうと思います。今後も首を長くしてお待ちいただけると嬉しいです。