表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

82/274

討伐訓練

「でも、お前たちは実践もすでに終えてるし、楽勝だろ?」

「まぁ、確かにそうですが……」

「じゃあいいじゃないか」

「いえ、そうはいきませんよ?」

「え、なんでだ?」

「だってほら、どんな歴戦の猛者も一瞬の油断で死ぬこともあるんだよ? だからしっかり準備はしないと」

「そうミラトは言ってますが、先生はどう思いますか?」

「うっ……」


 シンラから無言の圧を受け、数秒ほど唸っていたが、その後観念したように大きくため息を一つつくと、口を開いた。


「あー、分かった! お前ら今回はすまん。 今後しっかりと情報を伝えるようにしようと思う」

「気を付けてください」

「それと……」

「それと?」

「この後、飯に行くぞ。 もちろん俺の全額奢りだ!」

「やったっすー!」

「ほ、本当に大丈夫ですか?」

「な、なんとかな……ははは……」


 あ、先生少し……いや、かなり涙目だ。まぁ、ご愁傷様という事で。


「あ、先生ポイントについたようですわよ?」

「お、そうか」


 いつの間にか目的地の森の奥についていたようで、一旦立ち止まった。


「よし、これから索敵をしつつ、魔物を見つけ次第討伐を開始する。 くれぐれも油断などはしないように」

「「「「「「「「「「はい」」」」」」」」」」

「うっし、じゃあ行くか」


 そう一言アレックス先生は言うと、率先して歩き出した。


「お、この先にいるぞ」


 ふと先生がそんなことを言った。もちろん俺とリリーは気づいている。


「えぇ、いますね」

「これは……小鬼(ゴブリン)ですね。 数は八体かな?」

「なんでわかるんですの?」

「索敵魔法のおかげだよ」

「あとは気配ですね」

「分からん……気配なんて全く感じないぞ?」

「現役のことは気にすんな。 んで、お前らどうする?」

「俺は今回遠慮しておきます」

「私も今回は辞退させてもらいます」

「おし、ミラトとリリーシャは今回無しだな。 んじゃあ残りは全員参加だいいな?」

「「「「「「「「はい!」」」」」」」」


 そしてみんな飛び出していった。そしてその結果は……


「いやぁ、瞬殺だったねぇ」

「でしたね」

「いや……あいつらあんなに強かったか?」


 言葉のごとく瞬殺だったのだ。全員が武器を一振りしただけでゴブリンたちは倒されたのだ。


「まぁ、今のであいつらの武器の癖なんか分かったし、教えてくるかー」


 アレックス先生はそういうと、シンラたちのいるところに向かった。今の一瞬で癖を理解するとは、流石としか言えない。


「あと数時間探索し、終わりにするからな」


 そういって、さらに先生は探索を開始し、俺たちもそのあとを追った。









「よし、そろそろ終わりにするぞ」


 アレックス先生がそう言った。あの後、なんやかんやあったが無事に終われた。俺もやっと終わったと気を抜こうとすると、俺の索敵魔法に反応があった。


なかなか更新しなくてすみません!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ