表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

54/274

クラスメート

キャラが一気に増えます

「お前らうるさいぞー。 じゃあミラトは最前列の真ん中、リリーシャはその右隣の席な」


 俺達はそう言われたので、言われた通りの席に座った。


「じゃあ次に入試の序列順に自己紹介していけ」


 とアレックス先生が言った。隣のシンラは立ち上がると、自己紹介をし始めた。


「シンファルラ=フォン=ネイシスだ。 親しいものはシンラと呼ぶ。身分問わず、話しかけてほしい」

「ガネス=フォン=イプシムです。 得意魔法は炎で、趣味は読書です。 どうかよろしくお願いします」


 ガネスの家は公爵家で、代々高い炎魔法への適性を得るらしい。そんな彼は、黒髪の短髪ストレートに四角いレンズをした眼鏡を付けている。


「レオノーラ=フォン=ケイデェンと申します。 親しいものはレナと呼びますので、どうかそうお呼びください。 趣味はお茶会ですわ」


 そういったレナは腰まで伸びた栗色の髪におっとりとした雰囲気をまとっている。そしてレナの家は伯爵家。 紅茶の名産地であり、ケイデェン産の紅茶は、お茶好きなら誰もが一度は憧れるものだ。かくいう俺もいつか必ず買おうと思っている。


「レオ=ガンタナっす。 自分は平民出身ですが、父が王宮御用達の鍛冶職人なので名をもらえました! なにか、ほしいものがあれば是非、うちに来てくれるとうれしいっす!」


 レオは短髪で、細身ではあるが、筋肉質な体をしている。恐らく家の手伝いで自然に身についた筋肉だろう。


「私はシュミラ=フォン=ライセスです。 好きなことはご飯を食べること」

「私はシュミナ=フォン=ライセスです。好きなことはお買い物です」


 どうやら二人は双子のようだ。そしてライセス子爵家が納めるライセスはグルメと商業が有名だ。ライセスに店を出せれば、王都に店を出せたぐらい誇れるらしい。その影響からか、姉のシュミラは食事が、妹のシュミナは買い物が好きらしい。

 二人ともきれいな空色の髪のショートボブだが、姉は白薔薇の髪留めを、妹は桃色のバラの髪留めをしている。


「シ、シオルです。 父がぼ、冒険者をしていまして、自分もいつかそんな父の手伝いをするためにここに来ました! 精一杯頑張ります!」


 シオルはそう言った。左目は髪の毛で隠れているが、とても優しそうな顔をしている。彼の父の話もいつか聞いてみたいものだ。


「アリーシアです。 家は薬屋をしており、私の母や父のように、薬学に使える魔法を学ぶために来ました。どうかよろしくお願いします」


 アリーシアはキリっとした顔をしている女性だ。長い黒髪を一つに結ってある。両親ほどではないが、薬学に長けており、簡単なポーションぐらいなら作れるらしい。


「よーし、自己紹介は終わったな。 じゃあ今日はこれで終わりだ。 明日は校舎の説明だから送れんなよ~。んじゃ、解散」


 そういってアレックス先生が教室を出ると、俺たちはクラスメートに囲まれた。

説明回みたいになってしまいました。ちなみに前回先生に質問したのはアリーシアです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ