エンシェントエルフ
PV三万感謝です!
処女作で約一か月でこんなにいくとは思いませんでした。
皆さんには感謝しかありません!
「お疲れ様です。 ミラト様」
「ありがとう。 と言ってもそんなに疲れてないよ」
足元に十数人男たちがいるとは思えないような会話をしている俺たち。周りにいた冒険者たちが何やらヒソヒソと、自分の近くの話しているのが聞こえる。
「なぁ、あいつらって……」
「あぁ、階級Cのパーティー【竜の瞳】のやつらだろ……」
「腕は確かにあるが、女癖が悪いことで有名なあの……」
「あいつら、俺たちよりは実力あるからな……」
俺はローブに付いた埃を払いながら、そんな会話を聞いていた。
え、てかさ、パーティー名と実力の差がやばくない? ぶっちゃけ、鏡魔術師になる前の俺でもこいつら全員に勝てるぞ?
未だにざわざわとしているギルドの一階。新しく来た人たちはこの状態に驚いているが、知り合いなどに理由を聞いて理解したようだ。
まぁ、俺でもざわついているギルドに入って、数十名の男たちが、見た目貧弱な男の下に転がっていて、その後ろには目麗しい獣人の女性がいるんだ。驚くなという方が難しい。
まぁ、当の本人である俺たちは全く気にしてないが……
「まぁ、いいや。 リリー、上に行こうか」
「そうですね」
と、俺たちは上に上がる階段を昇って行った。
俺たちが階段を上った後は不思議な静寂に満ちていた、と後で聞いた。
俺たちは三階、S以降の人のみ使える階に来た。派手な装飾品はないが、どれも業物なアンティーク物で、落ち着いた雰囲気がある。
多くが木材でできているからか暖かい感じがする。
「ここは……いい雰囲気がありますね」
どうやらリリーも同じ感想を抱いたようだ。
「おや、見ない顔ですね。 どうなさいましたか?」
と、カウンターから声をかけられた。今の時間帯にこの階には俺たち以外いないので、確定で俺たちだろう。
「ん? あぁ、俺たちか。 実は今後ネイシスを拠点としていくつもりなので、移転届の提出と、良さそうな依頼があればそれも受けようかとね」
「承知しました。 それで……階級はいくつになりますか?」
「はい、ギルドカード」
俺は鏡の世界から、オリハルコンによって出来たギルドカードを渡した。
「?! これは……すみません、ギルドマスターをお呼びしてもよろしいですか?」
「わかりました」
「では、少しお待ちください」
受付嬢は俺のギルドカードを持ちながら奥に消えていき、すぐに階段を上る音がしたので、きっとギルドマスターは四階にいるんだろう。
数分後、ダダダダダダダダと激しく階段を下りてくる音と一緒にエルフの女性が下りてきた。その後、俺の対応をしてくれたヒューマンの女性も降りてきた。ヒューマンの女性もダダダダダダダダと、降りてきたが、最後に「あびゃ!」と、声が聞こえてきたので転んだのかな? あ、おでこを押えてる。ぶつけたな?
「あ、あなたが、鏡魔術師の方で間違いないですか?!」
「はい、そうなります。 俺が鏡魔術師のミラト=スぺクラムです。 そしてこちらは従者のリリーシャです」
「初めまして。 リリーシャと申します」
「は、初めまして。 わ、私はエンシェントエルフのステルクロニアです。 そ、それで、今回は移転届についてのお話と聞きましたが……」
「はい。 こちらがその移転届です」
俺はレントルの爺さんからもらった移転届を手渡した。
今回新しく出てきた
エンシェントエルフのステルクロニアの説明です!
元階級Sの最高峰パーティ【幻想】の元メンバー
職業は【狙撃手】で、弓による狙撃と、複数の属性魔法の狙撃を得意とする。
使える魔法属性は【風】【氷】【光】【樹】【探知】【念力】に加えて、希少となる【精霊魔法】を使用することができる。
とてもぴちぴちな肌に、エルフには珍しく豊かなバストを持っている。
年は驚異の五万歳を超えるとか......