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本当の謁見

ありがたいことにあと約一万PVでミリオンなのですが、記念短編がほとんど書けてないです。やばいです。ほんとに。


あ、あと後書きに皆さんに質問があるのでお答えくださると嬉しいです。

 シスターに案内されて、俺たちは教会内の一室についた。割り当てられた部屋は二部屋用意されており、男性陣と女性陣で分かれている。

 内装は特に変わらずということなので、説明が今まさに、男性陣に割り当てられた部屋で行われているところだ。


「こ、このようになっております。 奥の扉を開けて頂いて、進んでいただいた先には寝具の用意もさせていただいてお、おります!」


 そういってシスターが扉を開けた先には人数分の大きなベッドが用意されていた。シーツや布団がピシッとしており、相当入念に用意を行なったのだろう。


「荷物は、こ、こちらの寝具の下に御収納い、いただけます!」


 そう言いながら、少しぎこちない様子で俺たちの前で膝をつき、寝具のサイドフレームの端にある小さな取手を握り、横にスライドする。滑らかに開いた先には小さな照明がポツンと置いてあった。


「な、中は空間拡張がさ、されていますのでそれなりに収納は可、可能です! も、もしそれ以上の荷物がある場合は、こちらでお預かりします」


 そう言いながら開けたサイドフレームを閉じて立ち上がる。そしてそのまま、寝室の隅に意味深に付けられた扉に近づいていく。


「こ、こちらの扉はクローゼット兼洗浄機となっております! お、お召し物をかけていただき、汚れやシ、シワがある場合は魔、魔力をお流しいただければあ、あとは自動で行われます!」


 女性陣からおぉーと感嘆の声が上がる。やっぱり服に関して心配があったみたいだ。一緒になぜかレオを驚いてるけど、気にしないでおこう。


「ほ、他にご質問はご、ございます……か?!」


 目の前で一通り説明を終えたシスターがカチコチに緊張しながら聞いてくる。うんうん、頑張ってくれてありがとうね。


「一ついいでしょうか?」

「は、はい! な、なんでしょうか……?」


 ガネスが挙手をして問いかける。


「入浴はどうすればいいのでしょうか。 お恥ずかしい話、入浴しないと気が落ち着かない性分なのですが」


 ガネスがそういう。確かに気になった。というか、ガネスって綺麗好きなんだな。


「そ、そうですね! 当教会でも清潔は純潔の証としていますので湯浴み場は複数ございます。 そ、れについては本日の夕食後にお伝えいたします!」

「わかりました、ありがとうございます」

「い、いえいえ。 それで、お疲れのところ申し訳ございませんが、この後すぐに教皇様からのご挨拶の方がございますので、お荷物を置いていただいてすぐに移動の方をさせていただきたいと思います」

「わかった。 みな、いいな?」


 シンラが代表して答える。 俺を含めてみんなそのつもりだったようで特に反論することなく、即座に頷く。


「そ、それでは女性陣の皆様のお部屋の方にご案内いたします!」


 そういって、シスターと女性陣は部屋から出ていった。残された俺たちは手荷物程度の荷物を先ほど教わったようにベッドの下にしまい込む。大きな荷物は後ほど部屋に運ばれてくるようだ。


「では皆、支度をしよう。 ガネスは知ってると思うが正式な場では武器を身につけることは御法度故、外しておくように」

「はーい」

「りょーかいっす」

「わ、わかりました」


 俺は腰に差してあった雪月花を鏡の世界(ミラーワールド)の中にしまう。ないとは思うけど、万が一俺たちがいない時に部屋に来られて漁られたら困るからね。


 十分もすると、部屋の扉が軽くノックされる。そして先ほどのシスターが部屋のドアを開けて声をかけてくる。女性陣も一緒に来ているようだ。


「よ、用意の方はお済みでしょうか?」

「あぁ、問題ない」

「そ、それではみ、皆様を案内いたしますので、わ、私についてきてください」


 そういって、緊張した様子で廊下を歩くシスター。時々足と腕が連動して前に出たりしていて、ちょっと心配になってきた。長い廊下を歩き続けて十数分、何度か関係者とすれ違いながら目的の場所についた。


「し、失礼します! ネイシス王国代表、王立魔導学園の方々をお連れいたしました!」

「うむ、入室を許可する」

「し、失礼致します!」


 シスターがそう言いながら扉を開けて中に入るように促す。シンラを筆頭に俺たちは部屋の中に入っていった。


「わぁ……」

「素敵ですわね……」


 リリーとレナが声を漏らす。俺も声には出していないが、同じ気持ちだ。

 俺たちの目に映っているのは無数の色とりどりのガラスで作り上げられた、神話の一ページを再現したであろうステンドグラスが左右の窓に存在している。

 おそらく扉側から奥に向けて神話の話が進んでいるのを再現しているのだろう。

 そしてその最奥には今まさに太陽の光を受けて後光を放っているように見える、神様を模した天井まである巨大なスタンドグラスがあった。

 ステンドグラスに目を取られていると、そのすぐ下に二人の人影が見えた。逆光で顔まではわからないがおそらく右側にいるのが先ほどあったウィータだろう。その隣にいるのは先ほど話にも出た弟さんかな?


「此度は貴国にお招きいただき、ネイシスを代表してここに感謝の意を。 この交流が両国にとって意義あるものになるように切に願う」


 シンラが一歩前に出て、代表して挨拶を行う。ちなみになぜ、騎士学園の人らがきていないのかというと、ネイシスの場合はそれぞれの学園の中で総合して貴族としての階級が最も高いものが在籍している学園が代表として動くらしい。今回は王族のシンラがいるため、俺たちが代表なのだとか。俗にいう貴族の務めノブレス・オブ・ルージュというやつだ。


 シンラの挨拶に対して、二つの人影から返答の挨拶が返ってくる。


「遠路はるばる、お越しいただき感謝致します」

「我ら聖教会一同、皆様のお越しを心よりお待ちしておりました」

「此度の国際交流をこの地で開ける事、心より喜び申し上げます」

「どうか皆様にとって実りある交流になりますように」

「「あなた方に神のご加護が在らんことを!」」

前書きにも書いた質問の内容になりますが、何度か作品に出てきている

トランジションマジックについてです。トランジションは正確にはルビ元である継承といった意味は持ち合わせておらず、「移行」や「変化」といった意味があります。正確な意味を求める場合はいくつかありますが「インヘリタンス」という語句になります。


ここまで長々と言いましたが、結論としては、ルビ間違えてました!すみませんでした!ということになります。ほんとすみませんでした!


そこで皆さんに問いたいのは、ルビを変更するか、もうこのままで行くかどっちがいいかです。変更する場合、継承魔法インヘリタンスマジックになります。皆さん的にはどちらがいいかお答えくださると大変助かります。まじで、本当に。どうかお答えくださると嬉しいです。


重ねてになりますが大変申し訳ございませんでした。

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