リリーシャ
ちょっと長い+ほんのちょいエロメです。
奴隷を買った俺は早速奴隷の契約を行うことにして貰った。
といっても、奴隷承認書に互いの血液を垂らすだけなのだが。
「では、こちらの用紙に血液を垂らして下さい」
と、差し出された用紙に俺は針で人差し指を軽く刺し、血を出した。
その後リリーシャも、同じようにしている。
すると、奴隷承認書が、一度発光すると奴隷は承認され、持ち主が俺へと譲渡された。
「これでリリーシャはミラト様の奴隷となります。こちらがその証明書となります。大事に保管して下さい」
と、奴隷承認書が手渡された。
俺は鏡の世界へとしまった。
「リリーシャ。こちらの方が貴方の新しいご主人となります。ご挨拶なさい」
「はい、初めまして。ミラト様、私は銀狼族の、リリーシャと申します。これからよろしくお願いします」
と、礼儀よく挨拶してきた。
「あぁ、よろしく頼む。別に卑下に扱うつもりは無いからその辺は安心して欲しい」
と、返しておいた。奴隷を物としか扱わない人もいるらしいがそんなつもりは全くない。
「ご挨拶は済みましたね。ではこれで正式に取引は終えさせてもらいます」
「ありがとう、必ず大事にしよう」
「そう言って貰えるとこちらも安心できます」
と、最後に握手をしながら俺と、リリーシャは
ディエナ商会の馬車と別れた。
「さてと、リリーシャ。今からちょっと移動するんだけどその移動方法は他言無用でいいかな?」
「はい、分かりました。ご主人様」
「ご主人様より、ミラトって呼んでもらえないかな?」
ご主人様はちょっとなんていうか…慣れない。
「分かりました。ミラト様。それで移動とはどれくらいかかるのですか?」
「ん?あぁ、そんなかからないよ。五秒とか?」
「五秒?それはさすがに……」
あ、信じてない。それもそうか。まぁ、それも仕方ないか。
「【移り鏡】」
と、いいながら鏡を生み出した。
俺はその鏡に近づきながら、
「リリーシャ。おいで。この鏡をくぐってきて」
といいながら、俺は先に鏡をくぐった。
俺は先に鏡の部屋にいると、少しして鏡からリリーシャが出てきた。
一瞬にして景色が変わったことで驚いているようだ。
「こっちに来て。まずは身なりを整えよう」
と、半ば強制的に家の中へと連れ込んだ。
「はわぁ~~」
と、目をキラキラと輝かせている。こうやって見ると年頃の女の子だなぁと感じる。だがそれより先にすることがある。
「はいはい、取り敢えず先にお風呂に入るよ。リリーシャ、こっちこっち」
「は? え? ミ、ミラト様?!」
お風呂場まで、引き連れてきた俺は、リリーシャの服を脱がせた。
とても綺麗な肌をしているが、ところどころ擦り傷などがある。先に治すとするか。
「【回復】」
黄緑色に包まれて複数あった擦り傷などは綺麗に消えた。
「あれ?傷が……」
と、不思議そうにしている。
だがそんなリリーシャを俺は風呂場に連れて行った。
一言で言うと風呂場は馬鹿でかかった。えっとね……あの、ギルドの倉庫の四分の一ぐらいはあったね。うん。でかすぎでしょ。
って思いは顔に出さず、まずは髪の毛から洗うことにした。
「あっ/// う、うぅ/// くすぐったいですぅ……」
とか色っぽい声を出してくるが無心で洗う。
泡をお湯で流すとより一層髪の毛に艶が出てきた。美しい銀色の髪がキラキラと光るようだ。もちろんトリートメントもしといた。
次は体だが、ディエナが褒めただけあって、体つきが凄かった。でるとこはでるし、引っ込めるところは引っ込んでる。何より白い肌がなんていうか、うん……エロかった。無心でやらないと無理だこれは。
しかし一つ驚いたのが筋肉の付き方だ。機能性を重視した箇所に適度に筋肉がついている。これは日頃から武器を持ってないとつかない筋肉だ。
そんなこんなで体も洗い終わったリリーシャは見違えるように美しくなっていた。銀色の髪はより輝き、白い肌はより艶とハリが増した。
「ふう~まぁ、こんなもんかなぁ~」
「あの~ミラト様……?」
「えっと服は……う~ん取り敢えずこれを着て貰うかなぁ」
と、銀色のロングコートのような服にミニスカートのような物を渡した。靴は俺のとおなじブーツの色違いを渡しといた。コートには体温調整の能力もあるし、スカートは尻尾がでるようになっている。彼女にピッタリだろう。
「あの~ミラト様?」
「リリーシャは何の武器使う?」
「はい、できれば双剣を……じゃなくて!」
「う~ん、双剣ならこれかなぁ?」
と、【対の双剣 連】と【対の双剣 撃】を手渡す。
それを受け取ったリリーシャは何かフルフルと震えてる。
「あの~ミラト様……質問……よろしいですか?」
「いいよ、なに?」
「なんでミラト様はこんな奴隷にこのような好待遇をなされるのですか?!」
え?何かおかしいことした?
夜にまた続きを載せようと思います。