22 補講課題 姫からセンセイへ
2月14日(木) 午後8時過ぎ
仕事を終えて自宅へ帰ると、日にち指定の航空便で、咲耶から小さな荷物が届いていた。
箱を開けると、包みとカードがあった。
包みの中は、個別に包まれた小さなハート型チョコレートがぎっしり。
チョコレートを一つ口に入れながら、二つ折りにされたカードを開いた。
ハッピーバレンタイン!
先日は、お話を聞けてよかったです。
学校で先生とご一緒できるのも、あと一年なんですね。
いつか先生がご自身のことを話したくなったときは、
私に聞かせてください。
――それがどんなお話でも、私は先生のそばにいます。
竹取物語の時間 了
2章よりもさらに難産だった3章完結まで、どうにか書くことができました。
お読みいただき、本当にありがとうございました。
1、2章とはかなり違った変化球的な章になりました。
読者の皆様の思っていた形を裏切っただろうな、と思いますと、作者としてなかなかに不安です。
でも、どうせ裏切るなら、良い方向に裏切りたい、と創意工夫を注ぎ込みました。
お楽しみいただけましたなら(まだならば)ぜひブクマや評価、感想をお願いします(;´Д`)
さて、辰巳先生は全5章とすることを決めました。
残り2章でフィナーレとなります。
それではまた、4章開始の際には是非お立ち寄りください。
<追伸>
本日ブクマが100を突破しました。
一つの大台、という気がして、とても嬉しく思っています(・∀・)
ブクマいただいた皆様、ありがとうございました。
(2019年7月21日)