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魔気の開眼

俺はなんやかんやあったが何とかベットに入って一日目の一晩をリュウビの家で過ごした。


-----


翌朝に眠っているとリュウビが起こしてくる


特別朝に弱いわけじゃないが・・・外がまだ暗い


「ほな修行場行くで」


こんな時間に行くのか・・・まぁでも朝練は別に悪い事ではない、それに強くなる為だ。


俺は起き上がってリュウビについて行くと、浜辺に着いた。


浜辺はまだ朝日が見えていて幻想的な海になっている。


リュウビは笑って「せや、まずレイヤールはんの適正について調べるで、ワイの真似事してみるんや」


リュウビが腰を落して構えると周囲の砂に風が巻き上がってオーラが発生している


「まず体で気を感じるんや、体の奥底の気を感じて、拳へと溜める、そして放出するんや」


リュウビが目を瞑り拳に金色のオーラを纏う


リュウビが拳を突きだすと海に向かって衝撃波がドドドドと進み20mぐらいの所で衝撃波が風へと変る


すごいな海にダイナマイトでも落としたみたいに爆発して水しぶきが上がっている



俺も言われた通りにやってみる。


目を瞑り、体の気を感じる、イメージとしては魔力を拳に固めるイメージだろう。


拳へと魔力が集まるのが分かると俺は思いっきり拳を突きだす。


わずかに風が発生して周囲にそよ風が発生するぐらいだった


リュウビが拍手して「流石や流石!形はもうできてるやんけ!!」


俺は意識を抜いた瞬間ガクリと膝が地面へとつく


「ハァハァ・・・」息が上がり苦しい、なんだこれ、山登りの時並に苦しいぞこれ・・・


リュウビが頷いて、解説してくれる

「苦しいやろ?この方法は純粋な魔力をぶつけるかわりに、体力の消耗も激しいんやで」


俺が顔を上げるとリュウビは笑って「そんだけ形ができてはるならもう2段階目の体力強化まですっ飛ばして大丈夫そうやな!」


た、体力強化・・・?


リュウビは俺の手のガントレットと触り「今のレイヤールはんの気を見とったけど、あれはエネルギー切れによる技の不発や、体力が圧倒的足りてへん。」


俺はペタリと地面に座り息を整えているとリュウビは「これから毎朝、ここの砂浜の往復ダッシュやね!」


はい・・・?


周囲を見渡すと浜辺の先は見えない


リュウビはウィンクして「ざっと10kmほどあるで~!」


じゅ・・・10km・・・シンドイ・・・


――――――


こうして俺の体力強化が始まった


朝と夕に10kmランニング、そして昼に魔気の技を放ち、バテバテになって1時間後にはまた10kmランニング


1日終えて倒れる


「もう・・・ダメ・・・」『ガウ・・・フギャ・・・』


バタリと倒れるとリュウビは苦笑いして「魔気の習得は大変やからな~ワイも師匠に教えてもらうまで大変やったからなぁ・・・」


俺がリュウビを見ると「ワイの師匠は、戦いが嫌いな人でな、ワイはそのころ戦いに明け暮れる馬鹿ガキやったわ~・・・ワイはガキの頃は誰よりも強うなりたかったんや、なんの目標があるわけでもあらへん、とにかく強うなりたかったんや。


だがそんな時にレイと知り合ったんや、レイは剣を使わず強うかったわ~、拳と拳だけじゃワイは瞬殺やった・・・んでワイは有名な格闘家の所に修行しに行ったんや、師匠も弟子は考えてない人でワイみたいな戦闘大好きな馬鹿もんには教えてくれんかったのや。」


リュウビは拳を固めて空を見た


「でもワイは守りたい人ができたんや、サトミや。


それで師匠に頼んだらOK出してくれてな、そっから猛特訓して強くなったんや。


それでもレイには敵わんかったけど・・・なんかスッキリしたんやワイは」


リュウビは深呼吸して胸に手を当てて「レイの覚悟の方が何倍もワイより上やったって事に完敗したんや、それからはワイも精進を続けておる、レイヤールはんもエルローラはんを守りたいが故やろ?」


俺は空を見上げて、立ち上がりエルローラを思い出す。


俺は立ち上がって目を瞑りエルローラが襲われた時のシチュエーションを想像する


目を瞑り意識すると無意識に聞こえてしまう


「キャァァァァ!!」


「っ!!ハァァァァ!!」


浜辺に魔獣が居る事を想像し、魔気をぶっ放す。


バシュン!!ボガァァァァン!!


大爆発を引き起こしてリュウビが唖然としている

「な、なんや・・・今の・・・!?」


俺は目を開けると海の真ん中に渦潮ができている


「・・・っは!?」


だがその次の瞬間意識が途絶えた

「あっ・・・」『フギャ・・・』


――――――


俺が目を覚ますとリュウビの家で容易してくれた小さ目のベットの上で目が覚めた


俺が起き上がるとリュウビがホッとして「心配したで~急に倒れるもんやから・・・それにしてもあんな大技、大したもんや~あそこまで膨大な魔気を放つのはワイでも無理や。ほんま凄かったで~レイヤールはんのガントレットがバカァ!と開いて大気中のマナかき集めてぶっ放すもんやから、ワイも仰天してしまったわ」


そんな事できたのか?俺が?


リュウビが頷いて「レイが見込んだ戦士だけの事はあるわな~今後はその力の制御と体力の強化やな」


俺は頷いて、ベットから立ち上がって俺の手を見て確信した

『俺はこのままでも強くなれる。デスイーターの能力に頼らず強くなれる』


俺はそう胸に抱いて修行に励む事にした。

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