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竜を統べる者

明けましておめでとうございます!

今年もよろしくお願いしますと言いたい所ですが・・・


お気づきかと思いますが、実はかなりグダってます・・・

当初予定していたシナリオを大きく外れて収拾がつかないレベルまで来てしまいました・・・


最終回後にどういった流れだったのか、など公開する予定ですが、回収していない伏線も多々あると思いますがここからは『俺はどんな飯(小説)だって食えるぜ!!』って自信がある方のみよろしくお願いします

俺は不思議な空間に閉じ込められていた


無重力のような空間で、真っ白な空間だ


自分の手足を見るとしっかり白いドラゴン肌だ


何故かその事に安堵しつつも、体を動かそうとすると全く動かない。


「むっ、ムグー!!」

全力で動かそうとするも筋肉が脱力している感覚で全く動かない


しばらくそのまま浮遊感を味わっていると


エルローラとそっくりな女性が現れた


「エルローラ?」

声を掛けると、エルローラとよく似た白い衣服の女性は話す「貴様は竜巫女を知っているか?」


「竜巫女?ってか貴様って……エルローラじゃないのか?」


女性は俺に背を向けて「竜巫女とは、世界の全ての竜を強制的に統べる事ができる素晴らしい力だ」


「ちょっと待て、なんでそんな事俺に話す、そもそもお前誰?」


女性は振り向いて「全く……お前は本当に父親と似て詮索する男だ、いちいち自己紹介でもせんと話が聞けないのか?」


「そ、そりゃ、そうだろうよ、名も知らない女性にいきなり伝承話されてもね」


女性は面倒そうに溜息を吐いて「ハァ……私に名前なんて無い、神様……いや物というべきか」


「物?」


女性は説明する「私は竜巫女の力そのもの、竜を強制的に術者の思考をインプットすることができる能力の化身と言うべき存在だ、この姿も術者の体を通して発言してるに過ぎない」


俺はほとんど理解できてなかったが頷いて


「それで?俺は今どうなってるんだ?」


女性がニッコリと笑い「貴様を操っている、お前の体とお前の兄の体でエルローラが敵意を抱いた相手を叩きのめしている」


「ちょ、早く体返せよ、いや返してください」


竜巫女はそれを否定した「それはできない相談だ、私は悪魔でもエルローラの意識を応じてお前達に命を出している、彼女が望めば、なんでもお前は言う通りに動く、彼女が私自身を持つ限り」


俺はイマイチ理解できてない顔でブスッとしていると竜巫女は苦笑いして「なんだ、抵抗しないのか?」


「いや、抵抗しようにも、力を脱力させられてる以上、どうしようもできないし、エルローラがピンチじゃないなら、別にって感じで、それに何故かエルローラの魔力がお前さんを通って感じるし、悪い気分じゃない」


竜巫女はガクッと姿勢を崩して「と、とことんつまらない奴だなお前は」


「褒め言葉として受け取るよ」


そんな中、体が動くようになってきて、空間がゆっくりと崩れて行って、俺の体が動くようになる



------



目を覚ますと涙目のエルローラが俺に抱きついてくる「良かった……無事で」


「?……???」


起き上がるとレイが悩ましい顔で立っていて


俺が辺りを見回して「て、敵は?」


レイが呟く「お前とお前の兄さんが二人で撃退してしまったよ」


「そ、そうか」


横でフレベルグも起き上がり「レ、レイヤール……お前も見たか?竜巫女の姿」


「あ、あぁ皮肉効いた嫌な奴だったよ、とことん相手がして欲しいであろう反応を真逆に返してイライラさせてた」


フレベルグが苦笑いして返してくると


レイが出来事を説明してくれる


「お前らは完全に意識を竜巫女に乗っ取られて体の性能を200%近く引き出されて、闇のドラゴンは撤退……お前らはその反動で、脱力したまま、状況は最悪だ」


「ちょっと待ってくれレイ、操られたって変な空間で竜巫女には説明受けたけど、俺達はそっちじゃどうなってたんだ?」


レイが衝撃を物語るような顔で「お前達がドラゴンだって事を再認識させられるような体験だよ」


「そ、そんなに酷かったのか?」


レイが頷いて「ザ、怪物って感じだったな、エルローラも辛うじて意識はあったんだろ?」


エルローラも頷いて「う、うん……杖を持った瞬間、私を捕らえてレイヤールを傷つけたあのドラゴンが許せなくなって……ウッ!?」


エルローラが左腕を苦しそうに抱える


「お、おい大丈夫か!?」

俺はエルローラに手を伸ばすとフラリと力が抜けてドラゴン用の大きなベッドに倒れる


「!?力が……入らない」


エルローラが立ち上がって堪えて「だ、大丈夫……さっきも同じようになっていたから……フゥ……」

痛みが引いたようで楽な顔に戻る



レイが溜息を吐いて「すまんな、俺の責任だ、エルローラにまだこの杖は早すぎた」


俺は首を傾げて「早すぎた?」


レイが頷いて「本当に究極のピンチに陥った時の保険として持っていたんだ、レイヤールを強制的に動かして闇を切り払う方法」


エルローラはどうやらこの件についてよく知っているのか、すごく自分が情けないという顔で歯ぎしりした


レイが説明する「この魔法は限られたドラゴニューラ族にしか使えない秘術、竜巫女と行って、この世界に存在するありとあらゆる竜を統べ、術者が望めば世界だって用意に滅ぼせるんだ」


「ちょ、そんな危ないもんをエルローラに!?」


レイが頷いて「それじゃ、お前があのままお前のクローンと名乗ったアイツに侵され、反転し、全て最悪の結果を招くか?俺に選択種が無かったんだ」


俺も言い返せず言葉が詰まる

「それは……そうだけどさ……さっきエルローラが抑えていたのは何故なんだ?危険な物なんだろう?」


レイが頷いて「今、杖で登録されてしまったのはお前とお前の兄貴のフレベルグだけだ、杖が無ければ新たにドラゴンは登録されない」


俺は生唾を飲んで「登録されると具体的にどうなる?」


「エルローラの思うがままに動かせる、例えそれが肉体の限界を超えたとしても」


「う、嘘だろ!?」


レイが溜息を吐いて「それじゃもう一つ補足だ……エルローラが苦しんでいたのは自分の本心……それと意識がぶつかって拮抗している状態って訳だ、エルローラが些細に思っている事でも、それは命令としてお前に行ってしまう」


「そ、そんな……杖は今どこに?」


レイが腰から杖を取り出して「こいつさ、へし折ってしまいたい所だが、こいつは最後の頼みの綱でもある」


俺は頭を傾げ「頼みの綱?」


「これを使いこなせれば、闇の竜ですら操る事ができてしまう訳だ」


俺は瞬時に奪われる危険性を考えた「そ、そんな物があったら!エルローラ以外の人物だって使える人が居るかもしれないんだろ!?」


レイが頷いて「一回ミランダで試したが、ミランダの話だと、ドラゴニューラ族の中でも限られた血筋のみしか扱えない性質になっているらしい」


「つまり親族?」


レイが頷いて「ドラゴニューラ族の血……それも限られた物にのみ宿る血、それだけが杖を持つ事ができる」


「どこで手に入れたんだ?」


レイが苦笑いして「本当はコイツを破壊するつもりだったんだが……俺としちゃ、闇がなんとかなりゃいい、レイヤールの力が足りず、闇が勝ってしまうような事になったら、と思うと保険が欲しかった訳だ、だから破壊では無く獲得を選んだ」


「お前は……影でコソコソそうやって危険な物を取って……!俺とエルローラをどこまで巻き込めば--!!」


俺は体が勝手に動いて、腕をエルローラに伸ばして抱いている


俺の意識で動かした訳じゃない


「な、なんだこれ!?」


エルローラが火照っていて「だ、ダメ……私……やっぱり……我慢出来ない!」


「エ、エルローラ!?」


レイが歩いてテントの外に出て「済んだら、次の話だ、今は復興で忙しいからな」


フレベルグもさっさと外に出て逃げるように逃げていく「レ、レイさんに竜巫女について詳しく聞いてくるね!」


エルローラと久々の2人きりの空間


「エ、エルローラ!!君が我慢出来ないってどうゆこと?」


「わ、私……ずっと寂しかった……でも、私を守る為に頼んだって分かってた……だけれど離れた時間だけどんどん苦しくなって……!私……!」


エルローラが涙を流して「レイヤール……また一緒に戦って……私と」


エルローラが露出している足を俺の太もも辺りに密着させて言ってくる


駄目だ、今のエルローラは欲求モードだ!


こうなったら気が済むまで体を任せるしか他ない事は同じ部屋で寝泊まりしていたから分かる


数ヶ月に1度だけこうなる時がある



今回はいつも以上にグイグイきて、1回り大きなった、俺のお腹と胸の上に乗り、キスしてくる


俺も最初は彼女の望む事なのだろうかと迷い、いろいろと戸惑っていたがやがて、緊張は解れて行き、久々に充実したと思える時間がやってきた



-----


翌日


エルローラから直接魔力供給してもらったおかげか体の調子がすこぶる良い


フレベルグ兄さんの方はまだ脱力感が残っているらしい、エルローラパワー恐るべし



昨日の件で充分発散したエルローラはいつもの彼女に戻り、笑顔を見せてくれる


腕を押さえつけて苦しそうにする行動も昨日から見られない


フレベルグ人形に変身して椅子に座り「全くレイヤールはすごいね……もう回復しちゃうんだもの」


「あぁ!気力充分!やる気MAXだ!」


そこにレイが入ってきて「昨日は濃密が時間過ごしたか?それじゃ仕事の話だ、ドラッツェルはあのレイヤールのクローンらしい人物のせいで、壊滅的被害を受けた、これから立て直す事は難しい、そこで少数精鋭の部隊を編成して一気にエンペラーフォール制圧に取り掛かる、夜の敵襲については俺に考えがある」


エルローラがビシッと敬礼して「了解です!」


レイが作戦の説明を行う「今回はいたって簡単だ、俺の鬼神族の村からエンペラーフォールの偵察を行ったところ、エンペラーフォールの地形はかなり入り組んでいて、大規模部隊での攻略には不向きらしい」


リュウビが手を上げて「地の利は相手にあるんや、そんな所に少数で突っ込んで勝算はあるんや?」


レイが頷いて「ある、恐らくレイヤールのクローンで相手は王手を決めるつもりだったと俺は踏んでいる」


エルローラがそこに補足を入れる「私を捕まえた時も『これでこの戦いに勝てる』って言ってたわ」


レイが頷いて「それと今回アルレルフというバイクも参戦させる予定だ」


「アルレルフを?これまたなんで?」


レイが解説する「アルレルフがエンペラーフォールに強い反応を示している、もしかしたらエンペラーフォールと何かつながりがあるのかもしれん、運が良ければ何かこちらに利のある事をしてくれるかもしれないという憶測と俺の勘だ」


俺は苦笑いして「ず、ずいぶんとアバウトな・・・」



レイが手を叩いて「作戦開始は明後日からだ、各自ここから休憩はできない、しっかりと休め!以上解散!!」

視点を変えてみて見るのも面白いかもしれません


『あぁ~この辺からおかしいな』とか『この辺からシナリオ変えたのか』とかそういった探すような見方をすると面白いかもしれません

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