表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
100/103

竜巫女

昨日は投稿できず、すみませんでした!

エルローラを盾にされ攻撃できないレイヤール


「貴様!!どうしてエルローラを!!」


黒いドラゴンは笑って、そのままエルローラを背中に背負って突撃してくる


レイヤールは身構えて防ぐ姿勢を取ると、相手はブレードを出して


レイヤールの体を切り刻む


「うぐっ!!」

レイヤールの体から血が垂れる


黒いドラゴンは一旦間合いを開き「彼女が居れば何もできないか?」


「き、貴様……エルローラを……どうして」


黒いドラゴンは笑って「彼女がそんなに大切か?なら守ってみろよ」


攻撃が続いてレイヤールは受け身しか取れない


「ぐぁぁぁ!」


「うぐっ!」


体にどんどん傷が増えて行き、膝をつく


黒いドラゴンは溜息を吐いて「なぜ、守る?」


「決まってる……好きだからだ……」


その瞬間エルローラが目を覚まして「レ、レイヤール……?」


「エルローラ!!」


黒いドラゴンが舌打ちして「ッチ……早いな……まぁ良い……彼女の体の魔力は封じてある」


黒いドラゴンはレイヤールを再び攻撃を始める


レイヤールは隙を見て反撃しようとするが

聖者(パラディン)!!」


すかさず黒いドラゴンはエルローラを盾にする


そして躊躇った所でブレードで反撃して、レイヤールを切り刻む


エルローラが叫ぶ「レイヤール!!私ごと攻撃して!!」


黒いドラゴンが笑い「ほら、彼女もそう言ってるぞ?」


レイヤールは拳を握り「できねぇ!」


黒いドラゴンが笑い「そうか、じゃあ!!」



ブレードを一旦閉じてガントレットに切り替え、強烈なアッパーがレイヤールに入る


「ガハッ!!」


そして喰らった所に黒いドラゴンはブレードを展開してレイヤールの喉首をがっちり掴んで、腹部にブレードを突き刺す


「ガハッ!!」

血反吐を吐くレイヤール


エルローラは目を瞑り「もう、止めて……お願いだから……」


黒いドラゴンは笑い「そうだ、お前の嫌がる顔が見たかった」


レイヤールにブレードを何度も突き刺し


エルローラが叫ぶ「やめてぇぇぇぇえ!!!」



------


レイヤールは白い空間に現れて


子供が現れて「エルローラを盾にして君を攻撃し続けているようだね……どうするの?」


レイヤールは無言で俯き「奴を倒す」


だが子供は笑って「相手も君と同じ姿の不死竜のようだけど?」


レイヤールは歯ぎしりして「奴が諦めるまで……!俺は何度だって!!」


------


復活して立ち上がり、全身から白い輝きを放ち、立ち上がる


「お前を倒す……それまでは……!」


黒いドラゴンが笑い「俺を殺すか?エルローラの盾がこちらにはある」


エルローラがレイヤールを見て「もういいよ……レイヤール……私ごと……」


「しねぇ!!」


レイヤールは全身の魔力を滾らせて、全身から白い光

放ち、高速移動して黒いドラゴンの周囲を駆け回る


「ほう?位置を捉えられなけば、攻撃が当たると思ったか?残念だな、当ててみろ」


黒いドラゴンにレイヤールが銃撃すると


黒いドラゴンが笑い「フフッ」


その瞬間エルローラの足にダメージが入った


「なっ!!」


黒いドラゴンは笑い「俺が傷つけば彼女も傷付くぞ?」


なす術が無い


エルローラが苦しそうな顔で「レイヤール……お願い……もう傷つく貴方を見たくない……」


黒いドラゴンのブレード攻撃にひたすら耐え「俺だって君が傷つく姿なんて見たくない!!」


黒いドラゴンが笑い「そうか!!じゃあそのままなぶり殺しされるか!?」


レイヤールは再び攻撃に耐えきれず倒れる


そして黒いドラゴンが笑い「お前も果てしなく生き返るから俺は切り札を持ってきた」


黒いドラゴンはレイヤールの胸へと腕を突き刺し


神聖玉を引きずり出した


「貴様はこれが無ければ光属性の攻撃ができない……言ってしまえば貴様の属性付加の役割……」


神聖玉へと黒いドラゴンが闇を流し込み「貴様の心は脆い……そう誰よりもそれを知っている……そう俺はお前のクローンだからだ」


レイヤールは侵食されつつある中「く、クローン……だと?」


「フフッ……そうさ、俺はお前……」


レイヤールの白い体が黒く侵されて行く

黒いレイヤールのクローンは笑っている



フレベルグが起き上がって「レイヤールから離れろぉぉぉぉぉ!!!」


黒いドラゴンは離れてレイヤールの侵食を中断する


だが黒いドラゴンの動きは早くフレベルグはあっという間に切り刻まれ倒れた


「止めを刺すと蘇るからあえて、瀕死が良いな」


黒いドラゴンの背後からレイがグラディウスで奇襲を掛ける


だが回避されてレイはガントレットで殴られぶっ飛ばされる


レイは血反吐を吐いて「も、もうダメだな……この体は……ゲフッ!!ゴホッ!」


そして黒いドラゴンはレイヤールの所へと歩いて再び神聖玉を蝕み始めた


エルローラは目を瞑り

『私……どうしたらいいの?このままレイヤールが反転して……皆終わるの?嫌だ……そんな未来!!』


その時


エルローラの衣服に何かが刺さっているのに気がついた


レイヤールとよく似たドラゴンが巻きついた金色の短い杖のような物だ


動かない体を必死に動かし、それに手を伸ばす。


そして杖を握った瞬間




周囲が光り輝く


黒いドラゴンが離れ「な、なんだ!?」



エルローラの姿は変わっていた


白い衣を纏った巫女の姿に



レイがぐったりとした中「竜巫女伝説……」


フレベルグが呟く「竜達を導いた伝説の……?」


エルローラが静かに目を開け

杖を掲げると、レイヤールとフレベルグに光が放たれ


「相手を滅しなさい」

そうエルローラが呟くと


レイヤールとフレベルグの目が光り


全身から光属性の魔力を滾らせて復活する


そしてレイヤールは自ら神聖玉から闇を追い出し、再び取り込み、黒いドラゴンに目掛けて飛びつく


そしてそれを挟み込むようにフレベルグが入り


フレベルグとレイヤールで挟み込むように殴り

黒いドラゴンは避ける暇も無く、フレベルグとレイヤールの攻撃に晒される



「がっ!」「ごっ!」「がぁ!」


レイが顔を上げ、その様子を申し訳なさそうに見ている


エルローラが杖を掲げ「闇を滅ぼしなさい」


レイヤールとフレベルグがドラゴンらしい雄叫びを上げ、フレベルグの姿もレイヤールと同じ白い不死竜と化し、黒いドラゴンに光を浴びせる



黒いドラゴンは皮膚が焼け「ぐぁぁぁぁぁ!!!」


光で皮を焼かれ、黒いドラゴンはとうとう力尽き倒れる


だがエルローラは鋭い目で黒いドラゴンを睨み「彼が生を諦めるまでなぶり殺しなさい」


レイヤールとフレベルグはそれに従うように叫び、黒いドラゴンにブレスや、ガントレットで殴り続ける


ミランダがそれを見て「あ、あんなのレイヤールの戦い方じゃない!」


リュウビがエルローラを見て「顔が正気とは思えん顔や!あの杖を取り上げれば正気に戻るかもしれへんで!」


そんな時ミランダが出て「エルローラちゃん!正気に戻って!こんなレイヤールを使役させてような戦い方は望んでないでしょ!?」


エルローラの体がガクガクと動いて、抵抗している


「あ、アァァァ!」


そんな時、自立稼働型バイクのアルレルフが突撃してエルローラの杖を叩き落とした


ミランダが驚いて「あ、あの乗り物!」


エルローラは意識を失い、アルレルフは上手くエルローラを乗せて回収し、地面に着地して停止する


レイヤールとフレベルグも元の姿に戻り、意識を失い落下する


黒いドラゴンはいつの間にか姿を消し


レイは傷口に手を当てて溜息を吐いて「これを使うしか手が無かったとはいえ……ドラゴニューラ族の最大の武器……竜巫女……できれば使いたくなかった……」

お正月休みは、更新は気分更新となります

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ