俺は死ぬ
自殺竜:スーサイドドラゴンを書かせていただくグランディアです、私の他作品を閲覧されている方なら察しがつくと思いますが、限りなくフリーダムな感じになります。作者が思うがままに勝手にやっていく世界なので、その世界感が気に入らないと思ったらすぐにブラウザバックを推奨します。
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以上がよろしい場合、御覧下さい
俺の生涯はクソッタレな日常だ。
幼稚園ではイジメられて学習なんてできず。
小学校でも同じ、中学校も酷い所しか入れず。
そこで俺は殺人を犯して少年院へ
高校もロクな思い出が無く、20歳超える頃には俺の人生は詰んでいた。
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とある会社の面接
禿げたジジイが俺に言う「殺人歴がある事が分かってしまった時点で雇用する気なんて起きないね、さっさと家に帰りな」
それを聞く俺の目は死んでいた
会社を出てネクタイを外して空を見上げ呟く
「もう生きる必要なんてねぇな、俺は何度母親を泣かせればいいのか・・・」
俺の取った選択は・・・そう自殺だ、生きている意味なんてない
そもそも俺を復帰できないように仕向けていた中学校の人間と小学校の人間がそもそもの原因なのに、どうして俺が死ななくちゃいけないんだ、どうして俺がこんな思いをしなくちゃいけないんだ、どうして母親が泣かなければならないんだ・・・
そうしてひとつの答えにたどり着く
「そうか・・・死ねばいいんだ」
死後の世界などんな所だってかまわない、たとえ地獄に落ちようとも既に落ちている
俺はホームセンターでロープとブルーシートを買った
一本の2mほどのロープ
そしてブルーシートは死体を包み処分しやすくするため、警察もその方が楽だろうと思い
母親と父親は仕事で基本的には家に居ないため、俺は十分死ぬまでの時間はあった
俺が死ぬ場所に選んだのは車や一通りが少ない橋の下。市の持ち物だし、場所によっては物件から離れていて死んでも誰も損はしない。
自殺はどこでもいいと考える奴も居るが、例えば近隣の家の近くの橋で吊ったとしよう。
そうすればその近隣の家の人達に対するダメージは大きい
物件も同じだ、場合によっちゃ損害賠償が家族に向けられる可能性だってあり得る。
自宅でも家族の人によっては不気味になってしまう。
そのため人気のない橋の下が一番良い
俺は意遺書を残し死体の場所と死んだ後の手順まで記し家を出た
「ここの家ももう2度みる事はないな」
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俺は山奥の小さな橋、高低差も少なくしたの川から少し手を伸ばせば死んだ後も楽に処理できて最適な場所だ、車も通りも少なく誰かに妨害される事もない
橋のフェンスにロープをくくりつけ輪っかを作る
それを首にかけ、後は降りるだけ
俺はを瞑り思う
こうゆう時、すごく恐れる人も居るらしいが、詰んでる俺には何の恐怖も感じなかった。
むしろ嬉しかった、もう誰にも迷惑かけずに済む、ようやくこの地獄のような人生から解放される
俺は少しだけ嬉しそうに頬には満足そうなスマイル顔のまま飛び降りた
ガックン!!
首が閉まり、苦しむ間も無く一瞬にして意識を失った
無理もない自分の体重で首の骨じだいが外れて顎の下にある大動脈が引き締められ血液も脳に回らくなる首の骨が外れ脳に酸素が回らないこの条件が一気にくるんだ、痛みも感じず気絶する感じなのだろう
――――――
真っ暗な空間
寒い、体が寒い・・・これが死?
体の感覚が無い、これが霊体なのか?
そうすると声が聞える
「き・・え・・すか?」
段々とはっきりしてきて声が聞える、声は透き通った女性の声だ
「聞こえますか?」
俺は言葉も話せる口は無いが、心の中で「あんたは?」
「私は世界の調律を保つ神、イプシロス。貴方に与える使命があります、私の世界を救って欲しい」
「ちょ、ちょっと待ってくれ!!いきなりそんな使命ぶつけられても困るって!それに俺はもう死人だし・・・」
「安心してください、これから貴方は転生します。私はあなたが住まう星から回収が許された魂の中で、貴方が一番“適していた”のです」
「ちょっと待ってくれ!一から説明してくれ!情報不足過ぎて――」
「それを私の口からお伝えする事はできません・・・自分の目で見て感じ、判断してください・・・使命を放棄していただいても構いません・・・」
「使命を放棄?・・・・・・」
なら悪くないなと思い「分かった何に転生するんだ?俺は?」
「とある村の竜の卵にです」
段々と体が温かくなってくる、この感覚は『生』だ