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ちょこ転・登場人物等まとめ(第七章最終話までの【ネタバレ】注意)

いつもの章末の、次章プロットまとめのためのお休み回です。

本日は、これと、もう一つの設定集のみで本編は投稿しません。

今回から、ザックリと内容をカットして書きなおし、新たな情報を入れながらも分量を半分に圧縮しました。


※2017.10.23 13:55頃、追記

『〇帝都』の項目に、素で忘れてた戦史研究部長と、その部下だったアンナの二人を追加しました。



 目次


◎帝国

 〇マントイフェル男爵家

 〇エレーナ皇女一派

 〇その他西方諸侯閥

 〇帝都

 〇三大派閥系諸侯(西方失脚後中央を牛耳る連中)

 〇フーニィ

◎王国





◎帝国


 〇マントイフェル男爵家


・カール・フォン・マントイフェル(男爵家次期当主)

 我らが主人公君。

 転生者だが前世の記憶以上の何を持ってるでもなく、前世ではただの文系大学生だったことから、社会も基礎技術も現代日本と違いすぎる世界でチートを生かしきれなかった。その反省から、十四歳まで大人しく、男爵家の跡取りとして勉強を頑張り、チートをこっちの世界に落とし込むための基盤を整えた。

 初陣以降、半ば自業自得で人生が終わりかねない危機を何度も迎えながらもすべて自らの知恵とヤケクソで乗り切るという壮大なマッチポンプにより、いつの間にか元帥号を得てしまったエレーナ皇女殿下の直卒師団参謀長となってしまった。



・ギュンター

 カールの守り役の老兵。

 西方諸侯没落のきっかけとなった『水晶宮事件』の後始末の際、運悪く責任を負わされて領地の一部召し上げを受けて斜陽のマントイフェル男爵家において、財政再建のために再就職が推奨されて代々の家臣たちが子や孫の代を考えて引き抜かれる中、俸給を減らしてもらった上で残った。

 千にも満たない兵力しかないド田舎領主の重臣に過ぎないのに、いきなり一個連隊(約三千人)丸投げされ、人事から運営まで何とかしろとカール君に言われて生え際がちょっとヤバい。



・マントイフェル男爵家当主

 カール君のおじいちゃん。

 妻も息子も息子の嫁にも先立たれ、カール君に家を引き継ぐとの使命感だけで頑張ってきた。

 マッチポンプで毎回絶体絶命からの華麗なる大逆転をかましてくる孫に胃をボロボロにされたことにより、娘と孫娘に胃をボロボロにさせられてきた上司(マイセン辺境伯)と身分を越えた熱い友情で結ばれた。



・ビアンカ

 男爵家の領軍に仕える魔法兵。

 魔法学校卒業後、実技は苦手だったが座学の成績が良かったこともあって適当に魔法の研究なんてしてたが研究者間の学閥争いに嫌気が差していたころ、親戚のおじいちゃんが引退するから後釜に入ってくれと頼みこまれ、田舎でスローライフを楽しみながら真理を探求する日々を夢見てやってきた。

 魔法系技術職で就職したはずが、いつの間にか、元帥号持ち皇女殿下の元帥府と師団の後方部門をまとめるバリバリの事務職のトップ(半分お飾り)になっていた模様。間違いなく大出世ではある。本人が幸せかは別として。



・パトリック・フォン・ロストル・ゴーテ

 カール君の下で領地開発計画を取りまとめる、次世代の最高幹部候補生。年齢は三十代後半。

 中央での西方派閥失脚時に中央の財務省で働いていたところ、西方の影響力を削り取るための粛清人事に巻き込まれてクビになる。

 実家に戻るも、領地を統治するゴーテ本家の当主筋よりも学歴・経歴共に上なことから扱いどころに困り、飼い殺されて嫁も取れない身分だった。それに目を付けたモニカが、弟のカールが人材不足に悩んでいると聞きつけて夫のゴーテ子爵に談判し、パトリックを男爵家に送り出すことにした。

 カール君が実家を気にせず帝都にノビノビできるのは彼のお蔭と言っても過言ではないが、その分、改革の只中にあって常に様々な利益衝突が起きる男爵領統治のストレスをほぼ一手に引き受けているといっても良い苦労人。ただし、椅子を温めるかつての日々よりは、少なくともずっと楽しそうではある。



・リア・アスカ―リ

 カール君が商都フーニィで雇った、若きお抱え女鍛冶師。工房の部下たちとチームごと引き抜かれた。

 帝国の南方にある南洋連合系の血を引く褐色肌の女性であるが、両親の代で鍛冶師としてフーニィに渡っており、生まれはフーニィ。

 最近は、カール君発案の鉄砲開発にある程度の目途が付いたようだが、実用化にはもう一歩だと悩んでいる。



・テオドール・ランツィンガー

 魔法の一分野であり、科学と違って魔法的処理を工程に組み込む錬金術を扱う錬金術師。

 大型製錬施設無く鉱石を製錬する方法を編み出したが、原料代が高すぎて同量を生産するためのコストが大型製錬以上となる欠点がある。そこでコストダウンの研究を続けるためのパトロンにならないか、とフーニィの職人ギルドに紹介されたカール君に雇われる。

 直属の上司が帝都に張り付いている影響で割と自由に研究出来て、画面の外で人生を謳歌している。むしろ、画面に映らないことで、カール君の壮大なマッチポンプの被害者にならずに済んだとも。なお、工房のHENTAI技術者どもと人間としては関わりたくないが、研究者としては色々と刺激される部分があり、複雑な感情を持っている模様。




・ウォレスとコネリー

 男爵家家臣団の2トップ。

 本編での出番は、第一章第四話における一万の敵を追い払った後の三万の別動本隊への対策会議の席のみ。

 現マントイフェル男爵の側で一番働いている人たちだが、主人公のさらに雲の上でのことなので、本編でこれからも出てくるかは謎。

 名前からして王国系臣民だが、帝国西方は王国と無数の領土問題を抱える複雑な地域であり、現時点において帝国領とされてる地域にも一定数が当たり前のように存在している。




・ホルガー

 第四章でカール君が結成した私兵団に応募してきた一人で、私兵たちのまとめ役に勝手になっていた。

 九百人近い人間をまとめた手腕は頼りになるが、やけに人をまとめるのに手慣れていたり、デレた時にチンピラらしくない小難しい言い回しをしたり、怪しいところもなくはない。

 人手不足と、ここ一番の決戦であるガリエテ平原でも頑張ってくれたこともあってカール君から多少は信用されるようになり、カール君の率いる連隊司令部の幹部に抜擢された。



 〇エレーナ皇女一派


・エレーナ

 第三皇女にして陸軍の将軍位を持つが、赤ん坊のころに後ろ盾の西方諸侯が失脚して、寵姫ちょうきだった母親も死亡し、実権は無きに等しい。

 たった百人の親衛隊しか部下も実権もないところから成り上がってやると思うも道が見えていなかったところ、寡兵で両軍合わせて十万を超える兵が動員された大戦で勲功第三位として『英雄』になったカールに目をつける。

 たまに謎の優柔不断さを見せるカール君の尻を蹴っ飛ばすだけの簡単なお仕事の結果、元帥号と直卒師団を手に入れ、人生の絶頂。頼るべき軍師を見出し、下手な横槍を入れたりせずにその能力を十全に発揮させたという意味では、上司として理想的な動きだったといえなくもないだろう。



・フィーネ

 エレーナ姫の親衛隊長。

 現状がバレれば『英雄』が来るような状況ではないと冷静に分析して、一度断られたのにカールを諦める気配のないエレーナをさっさと諦めさせようと画策すれば、なぜかカールがエレーナの部下になってて目が点になった人。

 新興準貴族の実家のために、最近急成長中のカール君をたらしこむ計画は中々進んでいないのが最近の悩み。ただ、実家も属する西方諸侯の中でエレーナの重要性が増しており、自分がその側近というのは実家的にも大きなアドバンテージで、当面は大増員された親衛隊をまとめ上げて今の地位を守る方向に日々駆けずり回らされている。



・ハンナ

 親衛隊副隊長にして、エレーナの秘書。

 親衛隊関係の書類仕事を一手に引き受けるエレーナ一派の頭脳だった人で、イメージ的に頭脳労働に期待できるカール君の加入に実は一番喜んだ人。

 ただ、酒を愛しているのに酒癖が悪く、書類仕事を一手に引き受けていたのは、その贖罪しょくざいでもあった。

 周りが全員二日酔いでぶっ倒れるも一番飲んだ彼女一人が平然とするザルっぷりと、ここ一番の式典で二日酔いの周りの誰よりも真っ青で緊張したノミの心臓を見せつけてくれた。



・ミーナ

 エレーナの親衛隊戦死第一号。


(短編版のミーナ)

 長編版ではカール君がエレーナ様達に決意を問うきっかけとなる戦死を遂げたが、短編版ではなんだかんだ生き残り、三作目の合コン会でアラン君の追い込み(笑)に真っ先にやられて食器を取り落とし、アラン君直々に心配されるとの追い打ちを喰らってたりする。




・『剛腕の第一小隊』

 何年もヒマしていた親衛隊内で、エレーナの思い付きで結成された部隊。

 とにかく余りまくってる時間を使って百人ほどの親衛隊員の総当たり戦を行い、勝率の高い上位十人が所属する。一番勝率の高いフィーネが隊長で、入れ替えのための総当たり戦はたまに行われているが、第一回から現在まで、所属する十人が入れ替わったことはない。

 実は全勝のエレーナだが、皇女が自分の親衛隊の最精鋭部隊に入ってるってどうなの? 的な疑問もあり、殿堂入りとの形で決着した。

 なお、彼女たちはカール君の私兵団の結団式早々に私兵たち約九百名相手に派手に喧嘩を売ってたが、もちろん親衛隊の中でも異端(親衛隊の多数派が良識的とは言ってない)。むしろ、こんな精神構造だからこそ親衛隊内不動の十強になっている。




 〇その他西方諸侯閥


・モニカ

 カールの姉で、マントイフェル男爵家のお隣のゴーテ子爵家の現当主に嫁入りした。

 弟と言う跡継ぎは居るが、家はほぼ詰んでおり、愛し合う恋人がお隣の子爵家の当主となったことをきっかけに嫁入りし、外から実家を掩護することを選んだ。

 なお、結婚に際して出てきた歴史的・政治的もろもろの問題は、未来の夫を押し倒して既成事実を作ることで正面突破した。

 弟が頑張るたびに自動的に、実の姉で幹部人材を紹介するくらいに仲も良い自分自身や、自分の嫁いだゴーテ子爵家の政治的重要性が上がるとの構造に、近頃は笑いが止まらない模様。同時にカール君の婚姻が政治的にややこしくて進んでないと聞き、場合によっては自分の娘と叔父姪で結婚させて繋がりをより強めるのはどうだろうかと、割と真剣に考え始めたらしい。




・ゴーテ子爵。

 カールのお義兄様。

 どんな世界線でも美人な恋人に力ずくで押し倒されて既成事実を作られる、うらやまけしからんヤツ。

 義理の弟の出世で勝手に自分の家の政治的価値まで上がってしまい、嬉しくはあるが急に忙しくなって家族との時間が激減して悲しんでいる。



・カルラ

 ギュンターの娘で、幼いころから仕えていて親友でもあるモニカについてゴーテ子爵家に行った。

 最後の重臣の一人娘としてカールを支えねばならないのでは、と悩んでいたが、ここでお前にできることはないとマジレスしちゃったモニカに引きずられていった。

 お蔭で良い男と結婚できたし、何か子爵家がおこぼれを貰うくらいまで男爵家は発展するし、自分が残るべきではなかったかの後悔は「残られても困るだけだし」とカールにマジレス喰らう始末で、一気に肩の荷が下りた。

 なお、自分の父が経験もないのにいきなり三千人纏めろとか無茶ぶりされてるのを聞いて、モニカさまについて家を出て本当に良かった、と心から思ったらしい。



・ルッツ

 ゴーテ子爵家領軍の若き実質的指揮官。

 有能ではあるのだが若すぎる故の悩みだらけであり、妻に支えられながら必死に頑張ってる。



・マイセン辺境伯

 帝国西方地域の守護を任せられている大諸侯。カール君の実家の上司のような位置づけに当たる。

 水晶宮事件で皇帝の側室であった娘や派閥諸侯の一族の多くを失い、その後の粛清人事でほぼ完全に中央への足掛かりを失った。これにより、一時は宰相就任まで噂された実力者から、中央では過去の人となった。

 姉に煽られ、酒が入り、しかも子や孫に胃を荒らされまくった仲間のマントイフェル男爵と、最近急に仲良くなった。

 カール君は常識にとらわれない凄いやつだと目を掛けてはいたが、いつの間にか帝都を牛耳る大派閥に喧嘩しかけて勝手に勝ってきたとか言われて、凄いは凄いけど実は頭の回転だけは良いタイプのバカなのでは? とちょっと思ってきた。



・ユスティア子爵

 現在のマイセン辺境伯の実の姉。弟が直系の絶えたマイセン辺境伯家に養子に出た後、お家騒動を経て関係者の妥協の果てに子爵家を継いだ。

 ガリエテ平原の戦い前の重要な軍議で、賭けに負けたら鼻からスパゲッティ食べてやる、なんてつまらないことを平然と言えるステキなセンスを持っている。

 悪い人ではない。センスがステキすぎるだけである。



 〇帝都


・皇帝

 カール君がビビるくらいには威がある。

 前世の日本の感覚が抜けなくて専制君主に違和感を持つカール君をして、これが支配者かと素直に認めさせるだけの重みがある。



・戦史研究部長

 細身のメガネな中年男性。参謀本部傘下の部長は中央軍の将軍クラスでないと任じられないので、もしかしなくても大物。

 中立系の中小派閥に属していることから三大派閥とは多少距離があり、そのような政治力学から戦史研究部の予算削減危機が生じた際に、たまたまカール君が初陣で理論のひな型を示したことからその研究の必要性を訴えて予算を確保した。ゲリラ戦の研究実績を挙げるためにも、この世界での提唱者であるカール君と西方諸侯に肩入れしてると見られずに面会する表向きの理由を作るためにエレーナ様にずっと陰から力を貸していた。

 なお、ガリエテ平原の戦いという、文明圏のすべての列強が参加した『世界大戦』をたった一度の戦いで終わらせた歴史的戦いの立役者って肩書まで持ってノコノコやってきたカール君を、部内総出で取り調べられて、大興奮の真っただ中である。



・アンナ・フォン・クロイツェル

 元戦史研究部所属の中央軍少尉。エレーナ様の直卒師団では、中央軍だと佐官級でないと任じられない副連隊長に抜擢される。なお、連隊長のエレーナ様は師団長として専念する都合、アンナが実質的な師団長となる。

 西方諸侯の娘なのだが、歴史的経緯から身分すら関係なく成績評価される士官学校で、優秀生徒を意味する『恩賜の銀時計組』として卒業し、中央で働いていた。

 自称、カール君の初陣以来のファン。これを公言してエレーナ様に気に入られたところから、当のカール君はあまり信じていない。




 〇三大派閥系諸侯(西方失脚後中央を牛耳る連中)


・ランドルク男爵

 帝国の最南端、南洋連合と接する国境の領地を治める諸侯。現在の帝都を押さえる三大派閥の中で、南方を基盤とする公爵の派閥に属する。

 カール君は、国境を守るから精鋭に違いないとか勝手に思い込んでいたが、実際は小領主単独の質の高さとか本気の侵攻の前には無力だし、へき地の中のへき地でそんな経済力もないことから、敵が来たら上司の公爵のところに知らせる以上は期待されてないし、能力もない。

 シェムール川におけるエレーナの活躍は、上司である公爵の敵でも戦力だからと領地の再建費用を減らすために賊への牽制に利用しようと考えたランドルク男爵の小物なりの決意と、男爵の戦力を本格的に調べようとしなかったカール君たちの落ち度によって生み出されたと言える。




・ヴァレリア公爵

 帝国東方の大諸侯。帝都を牛耳る三大派閥の一角を率いる。




・ナルデン辺境伯

 帝国北方の大諸侯。帝都を牛耳る三大派閥の一角を率いる。

 若手中心の編成で迎えた周辺国の大侵攻において、案の定若手がやらかした責任をヴィッテ子爵に押し付けることに。派閥内で適当に処理するはずが、カール君が勝手に滅茶苦茶にしていったせいで面倒事になってる。




・ダルシェン公爵

 帝国南部の大諸侯。帝都を牛耳る三大派閥の一角を率いる。

 自らの管轄下で起きたシェムール川の戦いの顛末てんまつを調べ上げ、エレーナ一派の危険性に気付いて最初に警告したお偉いさんでもある。ただし、その時点では万が一程度の注目度だったが、ガリエテ平原においてその懸念は現実化してしまう。



・ヴィッテ子爵

 北方での有力諸侯の血縁の若手たちの失策の罪を被せられ、冤罪で裁かれるところだった。

 カール君たちエレーナ一派に救われてその幕僚になったが、領地の位置やその他形式的な部分からすれば、一応は三大派閥系北方派閥の一員、と客観的にはまだ認識されている。



・ナターリエ・フォン・ヴィッテ

 ヴィッテ子爵の娘で、父の冤罪を晴らしてもらうため、エレーナに自らを売った・・・

 僕っ子である。

 ビアンカの先輩でもあり、そのコネを使ってエレーナたちに救いを求めた。

 その大恩あるビアンカを、事務仕事地獄(なお、一般的には『大抜擢』という)に叩き込んだ元凶。

 




 〇フーニィ


・アードリアン・ポイス

 フーニィ商業ギルド長にして、市長。

 カール君の異質さの一端に気付いているが、理屈は通ってるし儲かるからと受け入れた、ある意味商人の鏡。




・職人ギルド総合窓口の担当者

 買えるわけないと分かりながら大型製錬炉の見積もりを見せ、たまたまやってきていた錬金術師を紹介し、その錬金術師の利用する希少な物資の販売を一手に引き受けてフーニィに利益をもたらそうとしてやりきった人。

 どう考えても職人ギルドを越えた意思が働いている。




・治安維持局長

 気の良いおばちゃんって雰囲気の、ぽっちゃりした女性。

 なお、人数制限付きで移民を入れると表明してたカール君に一番やっかいな連中を押し付けようとしてた人。




◎王国


・アラン・オブ・アルベマール

 アルベマール公爵家の三男坊。

 富裕層なのに貧民街に居るような変わり者、ってところからカール君をつつきまくり、『この世界では形成され得ない』ほどの自らと同じような・・・・・・・・異質さに気付いてしまった人。

 最近は話題になりすぎたせいで、『エロバカ猿』なんて呼ばれてた頃は放っておいてくれていた兄弟の取り巻きに目を付けられ始めた。両親は出来れば血を分けた子供同士で争ってほしくないと本気で調停に入ってる辺り、愛されている分まだ救いはある。



・カレン

 アラン付きのメイド兼護衛見習い。

 短編版二作目のおまけである大河風のお話の後書きにあるようにフラグを建てられた、平民出身メイド。

 ツンデレ気質が見られる。

 本分ではない護衛を名目に無理矢理ガリエテ平原にまでついて行くが、当のアランがたった一人で帝国軍の射程ギリギリまで近づいて矢文届けてくるとかの訳の分からない道楽を始めてしまい、しかも味方のはずの公爵家の関係者にも警戒され始め、そろそろ胃痛が心配になってきている。





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