足し算と引き算
命には限りがある。命の数は一定だ。
何かが死ねば、何かが産まれる。
永遠と引き継がれる足し算と引き算。
含まれる数は生物だけとは限らない。形があるとは限らない。
今、人は急激な数で増えている。人は新しく数を増やして行っているだけのように思うかもしれない。
だけど、それはあくまでも表面だけの話だ。
少し裏を覗いてみれば、自然を破壊し、人の心を否定して潰し、生物を殺して数減らしている。
数はいつの時代でも一定なのだ。
今日もどこかで新しい命が産まれた。足された分は引かなくちゃ。
次に引かれる数は、君か、俺か、誰なんだろう、何なんだろう。
時代と共に生まれたものもあれば、時代と共に消えて行ったものもあります。今の時代、急激な勢いで機械が生まれ、急激な勢いで人と人との関わりが減っているのかもしれませんね。数を一定にするために。