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第5話 学園の七雄

「ローズが教室についてから大体10分ほどして」



「よお!ローズ!久しいな」


教室を見回っていたローズの耳に聞いたことのある声が入る


「えっ!ラクレス様!?」


ローズが教室の入口の方を見るとそこにはルドの親友のラクレスがいた


「ああ、言ってなかったか?俺もここの生徒なんだ」


「そうだったんですか、びっくりしました」


「そうだ、俺に敬語はいらんぞ呼び捨てでもいい」


「でも王族なのでは?」


「まあそうだが、お前にはなんかルドと同じような感じがすんだ、だからいい」


同じようなってたしかに兄妹だけど...まあいっか


「なら、わかった改めてよろしくラクレス!」


「おう!」


「あら、いないと思ったら、もう来てたんだ?」


ラクレスと挨拶をしているうちにゼルが帰ってきていた


「よっゼル!お前負けたんだってな!」


「ちょっなんで!」


「さっき学長に聞いた」


「あの人は、口が軽いんだから、っていうかあなたは私に負けてるでしょう?」


ラクレスは過去幾度となくゼルに挑み、負けている


「あっそうそう!忘れてた、みんなももう時期来ると思う」


そんな話をしていると4人の男女が入ってきた


「あっきたきた」


するとローズに向かって1人が向かってきた


「おめぇが最後の1人か?」


うっ何この人?圧が...っていうか獣人じゃん!


「ふんっ魔術師か!」


「ちょっと?私もだけど?」


「いえいえ!ゼル様は魔術師でも素晴らしい魔術師なので!」


あれ〜私と態度違くない?


「ちなみにローズは私より強いけど?」


「えっこいつが?」


「ちょっと!ヴァルどいて!」


「おい!」


獣人の少年ヴァルがローズを睨んでいると後ろから1人の少女が割り込んできた


「ねえ!あなた、ゼルより強い魔術師ってホント!ねえどんな魔術を使うの?得意な属性は?いやそれより今のランクは?何級?何魔術師?魔力量かなり多いけどそれって遺伝?それともなにか増やす方法が?」


なっなにこの子勢いがすごいんだけど...


「落ち着けってバタフライ!ローズが困ってんだろ」


「ああ!ごめんなさい!私はバタフライ、魔術が大好きなの!」


「えっええよくわかりました、ははは...」


「それでどんな魔術を?」


「氷と炎を主に使ってます」


「そう!いいわね炎!4番目に生まれた起源者の炎の狼!その炎は大地を焦がし2番目の起源者の生み出した湖の水を半分まで蒸発させて世界に雨の恵みを与えたとか!そう氷といえばその2番目の起源者、水の騎士って言われてるけど一説では元々は氷の騎士で主を守る際に水の騎士になってしまったのだとか!おっと!失礼またやってしまいました!」


よくそんな早口で噛まずに言えるなあ


「そっそういえばバタフライ様はなんの魔術を?」


「バティで良いです!ラクレス以外は大体そう呼ぶので、あとよくぞ聞いてくださいました!!私は6番目の起源者である治癒が一番得意です!治癒はいいですよ!他者の魔力に干渉して発動するがゆえ自信以外の魔力に触れることができるのです!そうそう!知ってます?人って魔力量だけでなく魔力の質なんかも人それぞれ違うんです、あっ攻撃魔術だと1番目の起源者の土ですね、起源者が亀はため防御系統ばかり知られていますが攻撃にも使えるんです!それでいうt」


なっ長い聞かなきゃよかった


「ローズ、バティに魔術の質問は極力しないように」


「はい、よくわかりました」


「ならよろしいバティはおいといて残りの2人も紹介するね」


バティまだ喋ってるけどおいといていいんだ...


「この子はトール、見ての通りドワーフ、魔道具のこととかわからないときは彼に聞いて」


「よろしくローズさん」


「はいよろしくです!」


「それからこっちがクロ」


失礼だけど猫みたいって思っちゃったごめん


「よろしくクロさん」


「ん」


クロという少女はそれ以上何も言わなかった


「彼女、実力は私とラクレスの次に強いんだけどほとんど喋らないんだ」


本当に猫みたいだなあ


「とまあこんな感じかな?覚えた?」


「はい!完璧です!」


「おや紹介は終わったようですね、それでは学園七雄のランキング発表に早速行きますかね?」


「待ってたぜ!」


バタフライに追いやられてから椅子に座って大人しくしていたヴァルが元気になった


「ランキングって?」


「そうでした、ローズくんは初めてですね、ゼルくん解説たのめますか?」


「はい、大罪七雄はわかるよね?」


「はい世界で7人の強者に与えられる称号ですよね」


「そう、うちの学園では去年から七雄生制度を導入したんだ、実技の成績でそれぞれランキングが決まるんだ変動時期は特に決まってない順位は誰が決めてるかは学長しか知らないけど教えてくれないから聞くだけ無駄、まあそんな感じかな?」


「ゼルくんありがとうございます、それでは発表します!」


そういい学長は紙を張り出した


その内容は順に


嫉妬 ローズマリー・シアンバード

傲慢 ゼル

怠惰 ラクレス・キングスロード

憤怒 クロ

強欲 ヴァル

色欲 バタフライ

暴食 トール


「なんで新人が1番なんだよ!」


「だから言ったじゃん、私より強いって」


「てっきり冗談だと、クソっ」


「っていうかローズすんなり受け入れるね?」


「へ?なんでです?」


「だって七雄って言えば世界最強の極悪人っていうのが一般的な考えなのに」


「そうなんですか?」


とても極悪人には思えなかったけど...


「強さは本物ですから」


「そう?まあローズがいいならいいんだけどさ」





「さぁて、順位はお気に召したかい?きみには期待しているのだから...」

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