表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

第一話 ヴァカンスの始まり

 この小説は3年以上前に

初めて、書いた小説ですが

なかなか、アップするまでに

時間が、かかりました。( ̄O ̄;)

初心者ですが、一生懸命に

書いた小説なので

気軽に、読んでみてくださいね

 第一話 ヴァカンスの始まり



 眩しい朝日と共に優花の部屋にある

アラームが鳴った。優香は、渋々と

怠そうに身体を起こし洗面所に向かう

その時だった




 突然、「おはよう優花」と声がして後を

振り向くとエプロン姿で長い髪をした女性が

心配そうに優花を見ていた。




「おはよう…」と涙ぐんだ優香は

元気のない声で返事をした。

優花は、すたすたと洗面所に行き

顔を洗い、溜息をつくと部屋に入り

スキンケアと化粧をした




 そして、朝ごはんを食べ始めた。

キッチンの食卓の椅子に気難しそうに

腰をおろし新聞を読んでいる男性が声をかけた。




「この前の部屋についての話だけど…

おまえに、この家を継げとは言わない

ただ、おまえに部屋を与える代わりに

近所付き合いをキッチリ教えるから

もっと、我慢してもらうからな!!」




 その瞬間、優花の心は限界を

迎えてしまった




 「ごちそうさま…」と弱々しく呟くと

優花は大声で泣き始めた。




 どうしようもなく辛かった。

「私は、こんなに頑張っているのに

どうして、いつもこうなるの

どうして…?」




 部屋を出て、家を出発して職場に

向かおうとする優花の耳に

さらに辛い声が襲って来た。

心配をする女性と気難しそうな男性が

口げんかを始めたのだ。




「お父さんも、お母さんも

ケンカしないでよ!!」




 優花は、両親の口げんかを避けるように

家を出発した。





 すると突然





「おはよう!!」と声がした。




 優しい声で、その黒縁眼鏡の男性は

挨拶をした。




 優花の表情は穏やかになり

何気に、朝の出来事を話した。




「実は、俺も遅れて反抗期が来たみたい

なんだ。」





「え!?啓之助まで…」




「じゃあ、うちら仲間だねー」





「お互い、今日も一日、頑張りますかー!!」





 啓之助は、元気良さそうにして

優花を励ました。





 啓之助は、同じ職場に勤めている先輩であり

兄のように、しっかりしていて

優花にとっては一番の親友だ

どんなに、二人は大げんかしても

すぐに仲直りできる強いつながりがある。




 職場に着くと二人は、いつもの仕事に

取りかかった。




 黙々と作業が進んでいく中

優花は自分が、すごく惨めになった。




 突然、優花は職場を抜け出し走り出した。

何かから逃げるように




 走って、走って走り続け街を抜け

住宅街を横切り、橋を渡り

田畑が広がる郊外をひたすら歩き続けた。

どれだけ、走っていた事だろう?と

優花は考えて顔を上げた。




 すると、そこには見知らぬ景色が

優花の目に飛び込んできた。緑の木々や

色鮮やかな花畑、そして晴れ渡った空には

太陽が輝いている。




 一見、住み慣れた町を

歩いているつもりだったが

案内の看板に目をやると

見知らぬ言葉で案内が書いてあった。




 優香は、その瞬間頭の中が真っ白になった。

「確か、いつも通り職場に行って

いつもの作業をこなして、何もかもが

嫌になって、とにかくひたすら

走り続けて、気がついたら

こんな場所にいたんだよね…

どうしよう?パスポートは机の中だった。

下手したら不法入国で捕まっちゃうとか」




 いきなり襲ってきた不安で

パニックになっている優花の目の前に

住人らしき人達が井戸端会議に

花を咲かせているみたいだ。




 優花は勇気を振り絞り

住人達のほうへ向かった。




「ハ、ハロー」と挨拶をすると

住人達は、一斉に優花をよそ者扱いを

するような冷たい視線を送った。




 「ソ、ソーリー」と

ぎこちなく謝り

その場を立ち去ろうとした時に

住人の一人が声をかけた。




「あんたは確か○○○さんの家の

一人娘ナタリーだよね?言い訳しても

無駄だぞ!!女でありながら

女ともイチャイチャするとは

けしからん!!」




 「確か、ナタリーには婚約者の男性が

いたのに理解できないねー」

と他の住人が言った




「そんな事言っては、いけませんよ

確か、ナタリーは病気で先が長くないと

お医者様から…」




「お前は黙ってろ!!」と

また、違う声がした




 優香は、何が何だか分からずに

全力で逃げた。

「今日は、ついていないなあ

しかも、お腹も空くし

明らかに、外国の街中にいるのに

なんで、皆んなが日本語を知ってるの?」と

ぶつぶつと独り言を呟いていた。




 すると、どこからか良い香りがしてきた。

その香りにつられて優花は

周りを見渡し、商店街の中にいる事に

気づいた。




 空腹に耐えながら

香りを追っていくと一軒のパン屋に

たどり着いた




 さっそく優花はパン屋の中に

入って行った。







 第二話につづく…



 




 


















 

 たくさんの作品の中から

ご覧頂き、ありがとうございます。

(^O^)


実は、まだ物語は全て

書き終わっていないので

この後の展開や物語が

どうなっていくのかを

僕も、楽しみにしています。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ