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95 入国

誤字脱字がありましたらご連絡下さい。^_^



よろしくお願いします。



明日から2話ずつ連休中アップしていきますので

お楽しみに^_^

インカ龍帝国の副都市


キト


それがこの街名だった・・・


数万人が暮らすこの副都心は


要塞都市そのものだった。



10メートルを超える城壁に魔法によるバリアが張られていて侵入はとても困難な造りになっていた・・・



「おー!でっけえ壁だなー!」


「本当壁が高すぎて首が痛くなっちゃうよ」


とノリコが答えるが正にその通りだった。


大きな正門を見上げ皆佇む・・・



ここに来るまでアキラ達のパーティーは数万の魔獣を倒してここまで辿り着いた・・・


「おーい!誰かいませんかー!」


「・・・・」


シーン



反応が無い・・



「誰も居ないのか?・・・」


アキラはどうすればいいのか迷う・・


そこへロバを連れた商人が通りかかる


「あのーすみません この街に入るのはどうしたら良いのですか?」


「見慣れない御仁達ですな・・ここはインカ龍帝国の副都市キトと言います・・・旅の方ですか?」


「ええ・・・いろいろな人から聞いてここに来ました。」


「さようですか・・・ここの正門は皇帝陛下や軍がお方が使う門です・・商人たちは裏口にある小さな専用の門から入る事が出来ますが・・・ひとつ問題が」


「?その問題とは?」


「他国の者は入れない決まりになってます。」


「え?そうなの?あちゃー・・・どうする?みんな」


「他に方法は無いのですか?」


「無い事ないのですが・・・そちらにお一人龍族の方がおいでの様で・・」


「ああ・・・ケイオスがそうだ・・何故わかった?」


「私の祖先は龍族と人間が合わさりこのインカ龍帝国の人々はその末裔です。だいぶ血が薄まりましたが龍族かそうで無いかぐらいはわかります・・・」


「なんと!龍と人の混血人がインカ龍族とな・・・」


「アステカ魔帝国は皇族が龍と人の混血であったが・・・」


とケイオスが記憶を辿る・・


「おそらく我ら一族が未開の地で国を開いたのでしょう・・」


「ケイオスは純潔の竜種だけどその場合はどうなるんだ?」


「なんと!純潔の竜種ですと!」


「なあ・・・そうだよなケイオス」


「そうじゃ妾は龍族のドラゴーン・カオス・クイーンじゃ・・・」


お調子乗りのケイオスは鼻をヒクヒク膨らませて自慢する・・・


「!!!なんと!龍祖ドラゴーン様 現人龍様でございますか!これは一大事皇帝陛下へ報告しなければ・・・」


「ちょっと商人の親父さん待ってて・・・少し話しをさせて」


少し離れた所でみんな集まり話をする・・・


「俺に名案が浮かんだ・・・インカ龍帝国ではケイオスが龍祖様だ・・・」


「うんうん・・・わかった!世話係で一緒入る事が出来る!」


ノリコが元気に答える


「正解!これなら安全に悠々入れる」


みんなも納得する・・・


「よし!これで行くぞ!」


「了解」」」」」」


「待たせてすまない・・・商人の親父さん・・・親父さんに龍祖様とバレてしまってはしょうがない・・・実は我々は龍祖様の付き人なのだ・・・是非皇帝陛下へ取り次いで貰いたい・・・頼めるか?」


「はい・・・取り次いが無いわけにはいきません・・・逆に私が取り次がなければ咎められます・・・」


商人は地面にひざまづく・・・


「うむ・・・商人名はなんと言う」


ケイオスが偉そうに聞く


「ウリカイと申します」


「そちの名を覚えた皇帝陛下によしなにするよ伝えておこう・・・」


「ははー!ありがき幸せ・・・」


「ウリカイさん・・・では案内を頼むよ」


アキラはウリカイが言う裏口小さな門の門番にカクカクシカジカと説明する


途端に門番の2人は驚き


「少し待て!・・・いやお待ち下さい・・・」


門番では手に余るので上級の門番に報告に行ったのだろう・・・


それから・・・


半日程待たされて


やっと上の人が来たみたいだ。


配下を大勢連れて金の指輪とネックレスを身につけた豪華な人が現れた。


どうやらここインカ龍帝国では身分の上下は金の指輪やネックレスの豪華さで階級が判るようになっている様だ。


服装自体は軽装で麻の布が使われている見たいだ。



「大変お待たせしたしました。この要塞都市の防衛を預かるいくさの民シロキと申す者でございます。龍祖様と聞きおよび馳せ参じました。・・・しつれい仕ります・・・」


いくさの民シロキの目がギョロりと爬虫類の目に変わる・・・


なにかを覗いている目をしている


龍の祖先を持つ者にしかわからない何かを見ているのだろうか・・・


「むむ・・・間違いござりませんな・・大変ご無礼仕りました・・・なにぶん言い伝えの龍祖にお目通りにかかるのは初めてのことでして・・・」


「さもあろう・・・妾もその龍祖の話しが聞きたい・・案内せい」


偉そうに言うのが得意なケイオスがだんだん調子に乗って来た。


「はい・・・承知しました。ささっ!お供の方もこちらへ・・・」


「はい・・・ではお願い致します・・・」


アキラが答え皆に目で合図する


こうしてアキラ達はすんなりインカ龍帝国に入る事が出来た。



これからアキラに待ち受ける者は・・・


次回も楽しみに








応援よろしくお願いします。^_^




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