77 マスター!
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よろしくお願いします。
スワローズネスト城にはエレナとナルタとターニャが留守番をする事になり・・・
さすがに何が起こるかわからない場所に赤ん坊まで連れては行けないと判断したからた。
アキラ達は既に旅立った後だった。
当面は補助手足の使用に伴い最適化する為24時間のスリープモードへ移行してから
丁度24 時間経過する・・
戦闘妖精X-01から認識名フェアリイーに変更した名前によるこの異世界の影響だろう・・
機械細胞にアキラの魔力を吸収したせいで本物の妖精が細胞に溶け込む・・
首から下は生命金属のカラダだったが妖精を取り込んだフェアリイーはまるで人間と変わらないカラダへと進化する・・
今まで頭脳とも言えるAIのロード負荷でロボットの名残があったのがスッカリ無くなりストレス無く動くカラダに不思議そうに眺めるフェアリイーだった。
見慣れない服を着ている・・
スリープモードになったフェアリイーを抱き上げたアキラだったが・・
マントがハラリと落ち
全裸だったフェアリイーにノリコ達全員アキラの目塞いで大騒ぎになったのは知るはずも無かった。
キョロキョ見回し建物を探索する・・
・・・
カチャリ・・
「あら・・目が覚めたのですね・・ええと・・フェアリイーさんで良かったかしら・・・」
エレナを見て再び正面を向き・・
「マスターが離れています・・」
フェアリイーはポツンつぶやく
「そうなんです・・アキラさんは急な用事が出来て昨日の午前に旅立たれましたよ・・」
!
「マスターとわたしは一心同体・・」
エネルギー補給に欠かせない存在と思考するフェアリイー
「まあ・・フェアリイーちゃんてアキラさんに熱烈なのね!」
それに対してあってまも無いアキラにゾッコンと勘違いするエレナ・・
「熱烈?・・」
「そう・・求めてやまない関係よ・・」
「マスターはわたしの初めての相手他の人は替わりに慣れない」
アキラはこの異世界で初めてエネルギーを補給出来る唯一の存在とフェアリイーは自身の危機に直面する・・
「キャー!お姉さん顔が赤面して熱いわ!」
エレナは両手を頬に当ててクネクネ妄想に浸る・・
そしてフェアリイーの一途な愛に羞恥に悶えるエレナ
・・・
スタスタ・・
部屋から出て行きく・・
エレナは妄想に浸りフェアリイーが部屋出ても気付かずにいた
部屋から右に出れば二階のベランダで朝日が登る晴天だった。
ベランダに出たフェアリイーは空を見上げ・・・
AIがマスターを検索する・・
網膜GPSを開始・・
上空衛星軌道上のはやぷさ2号が受信して返信する・・
ここから北北西に50 キロの地点に現在位置を確認・・
ッーッツゥッーッツゥ!
現在ジェットエンジンにて目標地点への落下軌道上を測定開始・・
測定完了・・・
ブースターを掛け緊急発進!
到達地点まで全エネルギーの50%を消費を承認しました。
カキーンカキーン!
フェアリイーの両の足がジェットノズルに変化する・・・
ジェットエンジン!点火!
ゴウゴゴゴオオオオオーーー!!!
爆音に驚きエレナはベランダに出来たが爆音と爆風とジェットエンジンの白い煙りに巻かれて視界がわからなくなる・・
「フェアリイーちゃん!どこへ!行くの!」
暴風の中薄目でやっと見つけたフェアリイーに聞くと・・
「マスターの所へ行きます!」
ゆっくり上昇して行き起動が北に向くとさらにジェットの火柱が吹き上がり・・
加速して行く・・
そしてあっと言う間に見えなくなったのである・・
「フェアリイーちゃん戻って来て・・」
エレナの声は既に届かなくなっていた・・
「どうしましょう・・大変な事なりました。アキラさんに知らせなくては!」
急いで念話を飛ばすエレナだった。
アキラ達は森の中をアステカ魔王国の方角へ向けて進んでいる・・
神武級魔龍のティラノサウルスの幼体がその先で待ち構えていた・・
罠とは知らずにアキラ達は進軍する・・
アキラにピンチが迫っている!
さてこの後どうなっていくのだろうか・・
次回をお楽しみに!
応援よろしくお願いします。^_^