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74 新たな敵か味方か?

誤字脱字がありましたらご連絡下さい。^_^



よろしくお願いします。

 パナマ国のコロン港から西に行くある半島の岬には、海に突き出すようにして立つ城があった。


 前回この地に立ち寄っだ際にマジックバックから城を出して断崖絶壁にデンとアキラが位置決めして魔法で整地したまま放置していた・・・



 この城はアキラが旅の途中あった気に入った城を買い上げマジックバックにしまっていた物だった。


「2か月以上放置していたが・・・なかなかだな・・うまく景色に馴染んで小ちゃいけど立派城だ。買っといて良かったよ・・」


「うわーほんとに小さく可愛い城だね・・・アキ兄こう言うのほんとセンス良いね!」


「そうだろう!そうだろう!もっと言いなさい!ワッハッハ」


 アキラはご機嫌で城に入って言った


 みんなもゾロゾロに付いて行く・・



 !



 城の入り口に小さな不思議な女子がちょこん!と坐している・・


 ボロ布をマントにして体育座りしていた


「?現地の子かなぁ?」


 アキアは門で立ち止まり城の玄関に座る女子を見る・・


「取り敢えず行って聞いてみましょう・・」とソフィアが言う


「だな・・」


 皆も同意見の様だ


 座ったままの女子の前に立ち寄って


「どうしたんだ?こんなとこで迷子か?」


 地面をポーッ眺めていた瞳の奥が薄っすら時計ノ中身の様に機械仕掛が動き出す・・・


 瞳を虫メガネで見ないとその反応は普通の人では気が付かないだろう・・


「迷子?」


 ゆっくり・・・顔を上げアキアを見つめる・・


「お前どこから来たの?名前は?」


「どこから・・なまえ・・」


「う〜ん・・言葉が分からないのかなぁ?俺の言ってる事わかる?」


「わからない・・」


 女子の脳内では待機モードから初期設定モードへと移行


 瞳の網膜を検出・・・登録


「・・・・」


 無言でアキアを指差す・・


「ん?俺?俺は御子神アキアだ!よろしく!お前は?」


 マスター名・・御子神アキア・・登録完了


「なまえ・・わからない・・」


 !


「わからないって・・これは迷子確実だなぁ・・どうやら記憶も無いようだ」


「保護するにも名前がわからないから・・アキア仮で名前付けてあげたら?」


 と京香が進言する・・


「言われてみれば不便だよなぁ・・フェアリィー・・・今日からお前はフェアリイーだ!」


 幼女の脳内では


 フェアリイー・・・登録完了


 これより自律モードへ移行・・完了


 機械仕掛けの瞳の奥に命が吹き込まれ・・・


 焦点が合ってない瞳が光出しアキアを捕らえる・・


 両の手を上げる・・


「ん?抱っこか?わかった!」


 ・・・


 フェアリイーと名づけられ少女は抱き抱えられると・・・


 両のてをアキアの首に回して・・・


 口づけをする・・


 !!!


「うぐっ!」


 アキラは咄嗟に唇を離そうとするが・・・


 フェアリイーに首をガッチリ!ホールドされて離れない・・・


 $¥$€%#!


 アキラは言葉にならない声を唇から発するが・・・


 フェアリイーは目を瞑り・・


 30秒とは言え結構永い事キスをする大胆さに!


 他の女性陣達は唖然としてただ見てるだけだった。


 ノリコはいち早く覚醒するも


 ちゅぽん!


 キスを終了してアキラの手を解き地面に立つ・・・


 フェアリイーは頬赤らめ・・・


 恍惚としていた・・・




 そう・・フェアリイーはアキラの魔力を吸いエネルギー補充しただけだったのだ。



 そうとは知らない皆はザワッ!


「ちょっと!いきなりアキ兄にキスなんてどう言うつもり!」


 ・・・


 アキアから目を離しノリコを見る・・


 瞳は徐々に閉じ・・・


 ドデッ!


「ちょっ!エッ!エッ?」


 ノリコが覚醒して他のメンバーも怒涛の展開でエッ?なに?なんで?



 フェアリイーの脳内では・・・


 エネルギーチャージ完了・・


 両手足の4っのパーツによるエネルギー漏れが修復


 これより各パーツの捜索を開始


 初期設定完了


 当面は補助手足の使用に伴い最適化する為24時間のスリープモードへ移行・・


 戦闘妖精X-01から認識名フェアリイーに変更・・・






 この件移行・・・


 フェアリイーには・・・


 風雲児のフェアリイーと異名が付く事になる・・




 新たな仲間が突然現れた!


 この子はいったい何者なのか?


 敵か味方か?



 次回をお楽しみに!















応援よろしくお願いします。^_^





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