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73 糸口

誤字脱字かわありましたらご連絡下さい。^_^



よろしくお願いします。





 アキラは暖炉の前の大きなソファーでダレてゴロゴロしていた。


 最近のアキラの定位置と言っていい場所だった・・



 窓の外からは雪が深々と降っていた・・・


「アキラ!代行神サタンをいつ!倒しに行くんだ?シュッ!シュッ!」


 ソフィアの後ろで聖女の服装でシャドーボクシングをするジャンヌ・ダルク


「あーそれな・・わかんね!」


 ソファーでダラけたアキラが投げやりで言う・・


 ジャンヌの後でスイーツもマネしてシュッ!シュッ!して笑っている・・


「だって!サタンの居場所わかんないから行きたくても行けないよ!」


 スイーツがジャンヌの動きをコピーして答える・・


「そうなんだよなぁ・・」


 威勢よく啖呵切ったのはいいけど・・


 場所も行き方もサッパリわからん・・


 事に気付いていろいろ情報を収集するも・・


 手掛かり無しでとうとう冬になってしまっていて・・


 今に至る・・


  気まぐれに教えたボクシングをジャンヌが気に入り毎日アキラに粘着して相手しろとうるさいのだ・・


 そして・・


 めんどくさくなり・・


 もっともらしく・・


「秘密の訓練方法を伝授してやろう・・目の前に強敵が殴って来る!それをかわしてジャブ!ストレート!ボディ!と叩き込む!」


 アキラは何も無い空間パンチをくりだし!実演する!


「おー!アキラは天才だな!なるほど!なるほど!」


「あたぼーよ!」


 と教えたのが1週間前・・・


 今ではシャドーボクシングでくりだすパンチの轟音が凄い事になっている!


 ビュッ!ビュッ!


 ジャンヌさん恐っ!何処で覚えたの?その足のステップマジ見えないんですけど!


 !


 後のスイーツもシンクロして全く同一の動きをしているのを見て戦慄した!


 お前ら成長しすぎで怖いわ!マジで!


 よく見るとノリコと京香とソフィア少し離れた所で3人でスパーリングしてるし!


 3人が、残像でしか見れんのには絶句が止まらないアキラであった。


 まさか!


 と思い廊下をそおっと覗くと・・・


 キャロルとケイオスとエレナとナルタとターニャがシャドーステップで鬼ごっこをしている・・


 いや鬼ごっこは普通に走れよ!とツッコミたい所だが・・・


 赤ん坊もスクスク育ち今はハイハイを覚えて四つん這いで今では日常の光景だ。


「バブバブきゃは!」


 三姉妹の後を物凄い速いハイハイで追いかけている・・


 そっとドアを閉じる




 外は雪でみんな退屈してる事は確かな様だ・・・



 あれから定期的にキャロルをリーダーにエレナとナルタとターニャで交代であちこち情報収集してもらっている・・


 キャロルには代行神サタンの諸々の情報と各国の情報も合わせて集める様に頼んでいる・・


 そして昨日キャロルからある情報を持たされてきた


 アステカ魔王国は元々この地暮らす東の青龍魔王 青い龍人のが支配している敵地に冒険者ギルドがS級やその上のSS級を多く雇い1,000人規模で攻め込んだが全滅したと報告して来た


 ゴルテールギルド長がただ1人瀕死の重症で生き残っただけだった。


 担ぎ込まれた時に


「神話級魔龍にやられた」


 と一言残して意識不明との事


 ギルド支部を建てたスーペイン国では大騒ぎになっているらしい・・


「情報収集を各地の国に広げたのが良かったな・・・アステカ魔王国 東の青龍魔王と神話級魔龍・・・代行神サタンが裏で噛んでるかも知れない・・」


 やっと糸口を掴んだ・・・


「よし!丁度パナマ国のコロン港の外れに拠点の城を置いたままだ・・そこに移動だ!」



 暖炉の前のにコの字に配置された大きなソファーにアキラを中央に座ってみんなを見る・・


「ヤッホー!あそこは年中南国だから海でバケーション出来るね!」


「ほんとね海のすぐ近くにお城置い来たから楽しみだわ・・・」


 ノリコと京香は嬉しそうだ


「2人とも遊びじゃないからね・・引越しの荷物まとめてましょう!」


 とソフィアは言いながら水着探さないとと呟いている・・


 ジャンヌとスイーツは・・


「ふっふっふ!これでこのシャドーボクシングの修行の成果を試す事が出来る!楽しみですね!」


「ジャンヌ姉ちゃんどっちが多く敵を倒すか競争しない?おいら・・違ったわたくしが勝つちますわ・・ほほほ」


「あーら・・大きく出ましたね。ふふふ・・良いでしょう。負けませんわよ」


 キャロルとケイオスは


「任務で新しい拠点で帰れない日があるかもなの・・です。」


「先輩!1人で寝るのはやだぁ!」


 ケイオスは大きくなってもキャロルに依存しているのは変わらない・・


「エレナとナルタとターニャと赤ん坊はこのクリオストロ城で待機していてくれ!」


 左側ソファーの端に三姉妹と赤ん坊が座っている・・


「はい・・私達は留守番をしておりますので心配はいりません・・・」


 とエレナはしっぽと耳がペタンとして答える・・・


「いや違うんだ・・・先に俺達が行って安心確保してから連れに来るから少しの間待っててくれ・・」


 とアキラが笑顔で答える


「わ・・わかりました。それでは私達もいつでも引越し出来る様に用意をしておかないと・・」


 耳がピン!としっぽがブンブン振りナルタとターニャを見る


 2人がガッツポーズして手を合わせて喜ぶ・・・


「ああ・・すぐ出れる様に準備しておいてくれ!さあ!忙しくなるぞ!準備だ」


「おー!」」」」」」」」」


 と声を揃えて一斉立ち上がる!




 こうして・・


 アキア達は拠点を移す事になった・・・


 果たしてアキア達は神話級魔龍の糸口を掴む事が出来るのだろうか


 次回をお楽しみに!












応援よろしくお願いします。^_^






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