71 アキラ怒る!
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日が陰り明るかったバッキンガムー宮殿最上階の部屋が暗くなっていく・・
魔王の抜け殻がポツンとあり・・
その横で巨大なプテラノドンの成体が翼を広げてこうべを垂れている・・
・・・
「黙ってないで説明したらどうだ・・」
アキラは頭を下げてジッとしているプテラノドンに戸惑いを覚え何をコイツは考えてるこのかさっぱりわからなかった。
プテラノドンをノリコ達が包囲する中アキラが投げかける・・
警戒を解かずにジッと待つ・・
「説明しましょう・・私の名前はプテラノドン魔龍一族の王プテラーガと申します。・・・これから説明する前にまずあなた様のお名前をお聞きしたい・・」
「俺の名は御子神アキラだ。」
・・・
目を瞑るプテラーガが天を見上げ沈黙する・・
「ではアキラ様・・・私達プテラノドン一族は先の神魔大戦で悪魔軍に加勢して敗れたました。・・・神軍に軍門に下り神軍の破壊神バーン様の配下となる事で罪を逃れる事ができ最高神の寛大なお導きにより神の尖兵となり今まで正義を正して参りました・・」
「その神の尖兵が何故俺達を消そうとする・・」
凛とする声でアキラは尋ねる姿に瞳とカラダ全体にぼんやりと明るくなっている・・・
「おお!・・それはまさに五光の光り!・・・その理由は破壊神バーン様の命令なのです。・・・」
「?・・破壊神バーン・・そいつが俺達を消そうとしている張本人か・・」
五光の光り?そのフレーズに気になるが・・
プテラノドンの口からどうやって言葉が発せられている方が気になって気になって仕方がなくて声の出方に不思議に思うアキラだった。
「いえ・・敵として悪魔軍に加担した我ら一族の命を救って下さった恩義のある最高神様は17年前に崩御なされました。」
「その最高神てのはいい奴だったんだな」
「はい・・・素晴らしいお方でした。その後代行神サタン様が継ぎ・・・神名により勇者らしき者を一掃せよとの下知が下りました。」
「おいおいなんだか悪役っぽい名前だなぁ・・ソイツが張本人か?」
・・・
「はい・・ですが代行神サタン様は先の神魔戦争の悪魔軍王ザタンの息子のみ許され心を入れ替えておられました。あくまで代行・・最高神様が転生されるまでの間だけとなります。」
「何やらその代行神サタン様?なんか怪しくね?」
「・・・サタン様就任後は全ての配下に神契約を施されました。それは実に強力な物で破れは霊格を失い転生出来なくなり・・消滅を意味します・・」
「もうなんか先が大体分かったかも・・」
「それと我ら一族同様に許された・・サタン様の側にはティラノサウルス一族が警護しております。お気を付け下さい。ティラノサウルス族は残忍で我らの倍のレベルを持ちます。それにプテラノドン一族が人質として天界におりますので我らも歯向かう事は出来ません・・」
!
「歯向かう事は・・出来ない?それなのに俺達に喋っても大丈夫なのか?」
・・・
「・・・神の契約により背いた者は霊格ごと消えるでしょう・・」
首を振るプテラーガ
!
この状況・・
どこか・・
似ている・・
!!!
キャロルと同じだ!
「お前!それじゃ!」
「アキラ様に今まで消そうとしていた我が言うのも虫が良すぎるとお思いでしょうがあなた様にひとつ頼みがございます・・・」
魔竜プテラノドンの王プテラーガのカラダが光りの粒子の粒がジンワリ・・
放出されていく・・
「天界にいる息子を助けて下され・・せめて我の命を持ってお頼み申し上げます・・最」
最高神様・・転生されし・・真の神よ・・・あなた様にお仕え出来た事を誇りに思います・・
とプテラーガは消滅の最後に途切れた言葉を一瞬に願う・・
光りの粒子が一気に膨らみ粒子が破裂する・・
パン!・・・音の無い破裂が
!!!
アキラの全身の皮膚の体毛が怒りに逆立つ!
言葉に言いあらわせれない感情が胸の中で、荒れ狂う・・
奴もキャロルと同じ脅されての俺達の攻撃だった事がわかった!
「えっ!なんて事なの!」
とノリコがショックを受ける・・
他のメンバーも同様だった。
アキラが荒れ狂う!
果たしてこれからどうなるんだろうか・・
次回をお楽しみに!
応援よろしくお願いします。^_^