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07 勇者討伐

誤字脱字がありましたらご連絡下さい。^_^




よろしくお願いします。




2021/03/16 加筆を加えました。^_^


最新話も近々アップする予定です。


お楽しみに!


「アキ兄 凄い!みてみて!」


「アーくん。ねえねえ 今回あのお店行ってみようよ。」


 到着したホッカイドゥに到着し港の人通りのゴッタがえした海鮮市場で2人は興奮してる。


 もうこれで5件目のお店に入って行く。


「ダメだ!もう食べれない。」


 もう胃が限界だ。


 レベルアップで食も底上げされているが限度がある。



「アキ兄 食が細くなった?」


「アーくん 沢山食べないと大きくならないよー。」



 どうやらこの2人はまだこれかららしい。食の次元が違う様だ。



「あー 俺は気にしなくていいから・・気にいったのあれば頼みなよ。」


と七軒目の店のメニュー表を渡す。



 ノリコと京香はルンルン♪であーでもないこーでもないとキヤッキャッ言いながらどれにしようか選んでる。


 自称大食いの俺が異世界でレベルアップ能力値が大幅に上がったので胃袋も凄くパワーアップしてるものと思っていたが・・・



 ジョボかった。


 2人の食の胃袋と探究心に敗北した瞬間だった。


「美味しかったね〜。」


「ね〜。」



 ・・・・


 まだまだ余裕の2人に心の中で!


 最終的に9件のお店のシェフ皆涙目になってたよね!


 とツッコミを入れる。




 そんなこんなで外を見回す・・・


 人も多く活気があって、確かに何よりうまい食べ物が多い。


 ここは人間の街の様で、魔族が少ないようだ。


 いても首輪を掛けられ重い荷物や雑用をさせられている。


 ギルドに依頼がないか寄ってみる。


 路銀に困ってないのでサラッとみる。


 これはと言う依頼がないので、酒場で情報収集。


 座った隣のテーブルの冒険者に声をかける。


「俺達今日この港に来たんだ。この港はどんな所だい?」


「おおそうかい。ここは空気もうまいし料理も旨い!人も多いし仕事もたんまりある。よその村や街に比べてたら天国みてぇなとこだぁ。」


「ふーん そうかい マスター!この人エールのお代わりを頼む。」


「おっ!兄ちゃん気が効くねぇ!」


「他とっておきの話とかは?」


「今日来たなら兄ちゃんは知らねえだろ!沖に化け物が居座って船が出ねえって話しだぁ。もう1週間にならぁな。」


「そいつは困ったな。」


「討伐隊を組織してるが化け物を退治に2度失敗して 3度目の討伐が今出かけた所だぁ。」




 入れ違いに3人組のパーティーが入って来た。


 南の朱雀魔王の息子 


 年齢200歳


 アルス・シュタイン 


 レベル230


 魔族である


 エバァ・ローデンブルグ


 サキュバス族


 姉妹の姉


 年齢 秘密♡


 スラリとしたボディでいて胸と腰つきは男の視線を楽しませるほどのラインで金髪の美女は言う。


「こちらです。」


 とエバァ



 ピニャ・ローデンブルグ 


 サキュバス族


 姉妹の妹


 年齢 ぴちぴちの180歳でーす♡


 よく似ているがまだ青いリンゴのように姉にくらべると体型に硬さはあるが美少女である事に変わりない。


「お席にどうぞ」とピニャ


「うむ」


アキラの隣りのテーブルの席に座る・・・



偉そうにデン!と



・・・・


食堂の椅子に座る


 

そしてその男の前に2人の女性が前にひざまつく・・・



 そして奇妙な3人組のパーティーはアキラ達をチラチラと見ながらコソコソと話す



逆にそんな奇異な3人組に周りの客達も変わった奴らが来たと興味津々だった。



 ・・・・


「3人パーティーであるな・・・」


 と堂々としてアルスは食堂の客から奇異な目で見られても平気な顔で気にしてない様だった。


「はい でもいかにも駆け出しの弱そうな冒険者に見えますが・・・」


とエバァ


「間違いなしでしょう・・初期装備専用の銅の剣を腰に差しております。」


とピニャ




「こやつらは勇者ではまず無いだろうが勇者の情報をしっておるかも知れぬ。ピニャ!聞いてくるが良い!」



「はっ!では行って参ります。」


 と一旦アルスの前に膝つき頭を下げる


と・・・


もちろんひざまずく2人の女性も全然周りの視線を気にしていない。




 いかにも怪し3人組がアキラの隣に座りコソコソと話す風だがこちらに丸聞こえだ。



3人共顔色が青白い・・・


青白くて病気なのかと思ってしまうがこちら異世界ではこんな顔色の人が割合多い・・・


いろんな種族が生活している・・・


人以外にエルフやドワーフに魔族にそれぞれの種族の混血など多種多様な人々がいて割と平和に生活している



そんな多種多様の種族がいて・・


少し浮いている不思議な3人の旅人だった。


恐らく魔王帝国の魔族だろうと容易に想像がついた。




 まるでお殿様や若様のお忍びの旅って感じだ。



 アキラ達はそんなドラマの設定を思い浮かべる・・・



 そして立ち上がってこちら向かって歩いて来るのだが・・・


 !!!



 本人は迫真の演技で必死なのだろう


 ハタから見ると怪しさ全開である。



 真っ直ぐこちらにモデル歩きしてくる。



 突然目の前で臭い芝居の演劇が始まれば現代人の俺たちは笑の我慢に無力だった・・・




!!!



 俺とノリコと京香はとっさにうつむく!



 ヤバイ!後1秒遅ければ「ぶぶっぶふっー」と吹き出し大笑いしてしまうとこだつた。



 あかん!マジすげー破壊力や!




 意識を逸らそうとするが・・・




 その時の映像が目に焼き付きふたたび爆笑しそうになる腹筋に力を入れる。




 ワラッチャダメダワラッチャダメワラッチャダメダ・・・



 笑っちゃダメだの念仏を唱える。





 腹筋の限界が来てノリコと京香に助けを求め視線を送る・・・




 2人は両手で顔をふさぎうつむいてテーブルにヒジをついて肩が揺れている。




 2人も臨界点で闘っているようだ。




 そして突然!



「あかん!トイレ!」


 とノリコが逃げ出す。


 間髪入れずに


 京香も 「わたしも!」と呟き


 うつむきながら出て行く。


 ヤバイ2人に逃げられた!


 「俺を!・・・っくっ!」


 置いて行かないでくれ!


 と腹筋が崩壊しそうでそれ以上声にならない・・・




 そして俺の前に立つ




 こうなっては仕方がないアレを使おう。



 奥義 ポーカーフェイス!


 心の中で唱える!


 ポーカーフェイス魔法が発動!





「おい!お前!我の問いに応えよ!」


 とピニャ


「はーい なんでーしょうーぅか!」



 奥義発動でいつもより外人ぽく喋るアキラ。


 んーまぁだぁーむぅ


 ジューティームゥー


 みたいな感じだ。



 やばい・・・!


 この異世界に来てマジ最大のピンチだ!




「われは先日・・・魔王様を倒した勇者を探している!知らぬか?!」


特に若い従者の女性は態度がでかく上から目線で命令口調で言い放つ!



「おぅー そでぃーすかぁ わたしー しりまへぇんなぁー 今日来たばかりでんがなー」


 何故に関西弁!



 あかん!笑いで死にそう・・



 魔法のポーカーフェイスもおかしい?!


返答がイタリア人風の関西弁になってる!!?


それだけ破壊力が有ると言う証しだ!






「わかりにくい言葉だが・・・今日来たのだな?」


とピニャ


「そー でんがなまんがな!」


とアキラは意味不明な方言で喋る


「ふむ・・知らぬならもうよい!」


と吐き捨てる様に言いサッ!と振り返って若様風の男の所に・・・



 としょんぼりして帰って行く。



「どうだった?」


 アルスの座る前に膝つき報告している。


「はっ! ご報告致します! アルス様 あの者は勇者の居場所は知らないとの事です。」





 てか!横に座るってるからまる聞こえだろ!


 とツッコミを入れる。心の中で!





「うむ・・・では 他を探そう!」


「はっ!さすがアルス様お早い決断です。」


 たエバァもひざまつき褒める



 ピニャは「キャーアルス様!」とパチパチと凄いと手を叩く!



「参るぞ!」


 とクールにアルスはメニーを聞きに来た店員を無視してマントを翻して去ってゆく。




・・・



シーン



・・・


 おー!やり切って出て行きやがった。

 と皆唖然となる。


そう皆・・・


客も硬直したまま見送る・・



「異世界の世の中色んな人種がいるんだなぁ。・・・」


しみじみとアキラは呟く。


MP大量に消費したのかクタクタになる。





 今日は疲れた早めに宿屋の部屋に戻ろう・・・



 そう心に決めてノリコと京香のトイレの帰りを待つアキラであった・・・。




魔族の3人組が魔王を倒した冒険者を探している・・・



当の本人・・・


アキラは無論・・・



魔王を踏んづけて倒したとは夢にも思って無いし気づいていないのだった。



かたやアルスは魔王を倒した勇者を目の前にしながらも気付かずに出ていった。



ここでアキラとアルスの永い付き合いの因縁が生まれた瞬間になった。



はてさてこれからアキラ達はどうなってもいくのでしょうか・・・


次回をお楽しみに!












応援よろしくお願いします。^_^






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