68 天界の異変
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みんなは赤ん坊に夢中で三姉妹用に部屋を割り当てそちらに行っている・・
「いや・・やっぱりなんか忘れてる気がする・・・なんだろうなぁ・・・」
その日の昼になってもアキラはなんか引っかかってる事を思い出せなくて・・・
「う〜ん・・なんだったかなぁ〜この城に来たらしなくちゃいけない何かがあったはずなんだが・・・」
城の城主が座る玉座に座ってアキラが頬杖をついて唸っている・・
アキラの座る玉座にもたれているキャロルが聞く
「ご主人様は先程から何を悩んでおいでるの・・です？」
「いや・・悩みじゃなくてこの城でなんかしなくちゃいけない事あったよな〜って朧げながら思うんだけど・・なんだったかなぁって忘れちゃってね」
「そうなの・・・ですか？」
とキャロルは思案する・・・
・・・・
「それは・・・あの事では？」
「ん？・・あの事って？」
アキラは頬杖したまま聞く
「この玉座の下にある地下室で女神の信託あった事でその時現れた女神アテーネ様と改めて連絡すると言っていました・・・です」
「あ！・・・そうだよ・・・それだよ！えーとだんだん思い出してきた。」
アキラは指をパチンと鳴らして行く・・・
「よし！地下にってみよう！」
玉座の後ろには地下へと続く階段がある・・・
割と長い階段を降りて行き止まりの部屋に到着する
広い一室の中央に水晶がポツンとあるだ絵だった
・・・
誰も居ないな・・・
アキラとキャロヤルは周りを見渡す・・・
「あの〜アテーネ女神さん？いますか？」
アキラは恐る恐る聞く・・・
シーン
水晶に触れたり撫でたりするが反応が無い・・・
アキラとキャロルは諦めここから出る・・・
"ここから早く脱出しなければ・・・"
女神アテーネは天空の牢獄に閉じ込められていた。
"天界は事実上悪魔に寄って占領されていると言う事を！"
地上に勤務する他の神や女神は一切気が付いていない事・・・
この天界の最高神はいつから偽物にすり替わっていたのだろうか？
そして果たして本物の最高神はどこにお隠れに遊ばされているのか？
そして今この天界で最高神が悪魔になり変わり差配している恐怖
いったい・・・
いつからなのか・・・
謎は深まるばかりだ。
"スイーツの勇者の保護者でリーダーでもあるアキラにせめて知らせてやらねば・・・"
「アキラさん待ってて下さい・・・」
天界の牢獄から女神アテーネが悲痛な声で叫んでいるのであった。
次回をお楽しみに・・・
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