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62 新天地

誤字脱字がありましたらご連絡下さい。^_^




よろしくお願いします。




新天地編がスタートします。


楽しんで読んでいって下さい。^_^




2020.10.29

インダス龍帝国→インカ帝国に変更しました。^_^

 アキラ達はパナマ国のコロンと言う港になんやかやで無事到着した。


 この船はスペイーン国から入植者を多く乗せており帰りはこの地で取れるトゥーモロコシやジャガポテトを詰めるだけ積んで帰港するのだ・・


 ヨーロピアンからの入植が多いと聞いていたが相当な数の人が流入している様だ。


 ゴンザレス船長の言っていた通りだ・・


 それからギルド商会に行く様勧められた・・・





 船で別れた時を思い出す・・


 船着場でゴンザレス船長と妹のマルティナと船員が見送りに立っていた。


「新人!何年掛かるかしんねぇが一通り観光旅行ってやつ?飽きたらヨーロピアンまでまた船で送ってやるからよ!死ぬんじゃねぇぞ!ガハッハッハ!」


 目を滲ませ豪快に笑うゴンザレス船長


「ゴン船長もな!」


 アキラも笑って応酬する・・


「アキラ様・・またお会いする日を楽しみにしております。そして兄共々受けた御恩は一生忘れません。」


 8歳とは思えない程しっかりとした物言いに戸惑ってしまう・・


 マルティナは見た目は幼女だが精神は大人だった。


 そしてマルティナにメロメロの船員達に囲まれて楽しそうだった。


 これから失った時間を取り戻す事は出来ないが船長や船員達との再スタートは悪くないだろう


 見えなくなるまで手を振って別れた





「アキ殿・あれ・・ギルド商会じゃないですか?


 とジャンヌ・ダルクが声をかけてはっ意識が戻る・・


 ジャンヌ・ダルクは部屋でパナマに到着するまで熟睡すると言うなんとも豪胆な一面を晒して今現在は超ご機嫌であった。


「そうみたいだな・・・行ってみよう」


 建物の構造は何処に行っても同じだ


 酒場と食堂か併設された奥がギルド商会の窓口だ・・・


 ここは新天地を夢見て入植したギラギラした冒険者か大量にこの地を目指して来ていた。なかには各国で犯罪を犯して逃げてきた冒険者やグループも多く混じっていた。


「おや!ここは子供の来る所じぁねえよ!坊主!女は俺たちが可愛がってやるから帰んな!」


 頬に刀傷の男がアキラの胸倉をつかんで威嚇する・・・


 アキラの手を繋いでいたチビケイオスが無言で正拳突きを男の腹に打ち込み吹き飛ばす!


 周りでへへへへと笑っていた外野が凍りつく・・・


「うちのメンバー怒らすと怖いよー」


 何時もの事なので平気で荒くれの凶悪な野郎達を無視して受付まで行く


「ちょっと待ちな!」


 後ろでふんぞり帰っていた大男が出て来た・・・


「落とし前つけてもらおうか?コイツの治療費として女全員奴隷落ちしてもらうぜ」


 見上げる様な大男が言う


「あんな事言ってますけど・・」


 アキラは受け付嬢に聞いてみる


「ご自由にどうぞ・・ここでは強い者が正義で弱い者が悪と言うのがこのギルドの法ですから・・・」


 カウンターのボタンを押す


 すると鉄のシャッターがガラガラと落ちて受け付けに鉄柵が出来る


「頑張って下さい」


 とニッコリする受付嬢


 腕自慢の男達が好色そうな顔をして取り囲む・・・


 どうやらここは無法地帯らしい・・・


「兄貴・・ここはオイラに任せてくれ!」


「じゃあ・・たのむよスイーツ」


 ノリコと京香とソフィアは他の話しで夢中だ・・・



「おっさん達オイラが相手だ」


 スイーツが手を出してクイッと手招きする・・・


「舐めやがって!S級の恐ろしさを教えてやる!」


 大男がS級?!


 するとこそへ


 パンパン!と手を叩く音が上からする・・


「おやおや・・大勢で1人の女の子が相手とは見過ごせませんね・・なんなら私がお相手しましようか?ゼーンダー君・・」


 見上げると髭を生やした精悍な体躯をした中年紳士が立っていた・・


「ギルド長・・・チッ!気分が削がれた!今回だけは見逃してやらぁ!野郎ども!行くぞ!」


「へい!」


 5・6人の手下を連れて出て行った。




 ギルド長は階段から降りて来てアキラの前に立つ・・・


「お騒がせてしまってすまない・・・ここへは今日初めてだと思うが驚いたでしょう・・・」


 ギルド長が丁寧に話しかけて来る・・


「そうですね・・受け付けの前の酒場でどっちが強いか推奨されたのは初めてですね。」


「ここ中央アメリアのバハマはまだ出来て数年なんだ・・申し遅れた。スーペイン国から派遣されたギルド長ゴルテールだ。よろしく」


「俺アキラだ。右からノリコ、京香、ソフィア、スイーツ、ケイオス、ジャンヌだ」


 それぞれ紹介して握手をして行く・・


 ケイオスの時はしゃがんで握手する・・


「よろしく!キュートなお嬢様方達・・」


「先程は助けて頂きありがとうございました。」


 と京香が代表して答える


「なんのこれしき・・・今は皆気が立っていてね・・・アステカ魔王国にじきに戦争を仕掛ける準備中でね」


 ギルド長がまあどうぞ二階へと案内する・・


 案内された部屋で・・・


「知人にギルドに行って見るといいと勧められて来ました。冒険者が戦争に介入するとは意外ですね。」


 アキラは来た理由を伝える


「そうですか・・・冒険者は戦争には介入はしない・・それは人間同士に言える事でアステカ魔王国は魔族だ・・スーペイン国から莫大な討伐の報奨金が出ているんだ・・君もクエストに参加しないか?」


「成る程・・戦争では無く討伐扱いなんですね。・・まだ来たばかりでその内時間が出来たらクエストを請けようと思います。」


 アキラはこのギルドと街の様子は大体知る事が出来た。


「アステカ魔王国は元々この地暮らす東の青龍魔王 青い龍人のが支配している・・・そんな中大金の報奨金につられて世界中からS級やその上のSS級も多く集まっている・・でも以外だな通常の10倍の報奨金でるのに直ぐ参加しないとは・・」


 ゴルテールギルド長が説明してくれる


「ありがとうございます。もう少し街の様子を見て決めようと思います。」


「クエストを受けるのをいつでも待ってるよ・・・これから最初に民間人が入植していたのだが奴らに連れ去られてね・・なんとか話し合いで済まそうとしたのだが決裂して今に至るんだ。1人でも味方の仲間が多い方が助かる・・!」


 ギルド長ゴルテールが明日一斉にS級冒険者100人以上とSS級冒険者10名で討伐に向かうようだった。


 最近ギルド商会の法律が変わりSランクをS級と呼称するように変更された。


 レベルの上限は無限になったからだ


 そこでレベルの目安が必要となりグループのランク制から個人の級制に変更になったのだった。


 S級はレベル500以下


 SS級のレベル1,000以下


 今はこれを超えるレベルの者はいないのでそう規定されている



 アキラ達はギルドでのレベル判定はやってはいない・・


 厄介事が増えるだけで利用されるのは御免だからである


「そのアステカ魔王国の他の国はありますか?」


 アキラは疑問を聞いてみる・・


「南に船で渡った大陸にインカ帝国と言う国がある・・・らしい」


「らしい?・・」


「噂でまだ誰も行って帰ってきた者がいないのだ・・」


 ギルド長ゴルテールが言う



「興味深いですね・・・」


 とアキラ


「やめた方がいい・・危険だ」


「ええやめておきます・・・」


 アキラは取り敢えずそう答えておく・・・


 今日はいろいろとありがとうございます。と握手してギルド長ゴルテールと別れる・・・





 次の日の朝


 1,000人以上の冒険者が集まりアステカ魔王国へ進軍する・・・



「どうしてクエストを受けなかったの?」


 とノリコ


「それはね・・・俺達目立ち過ぎて自由が効かなくなる可能性があったからやめたんだ。」


 アキラの答えに


「軟弱な!魔王討伐は我等人間の悲願!今からでもいいですからクエストを受けましょう!」


 バトルジャンキーのジャンヌが行く気満々だ・・・


「まずは何処か落ち着ける場所に拠点を作ろう・・・それからこれからの事考えよ」


「ぬぬぬ・・アキラさんがそうおっしゃるなら従いましょう・・」


 この新天地に来て右左も分からないのでまずは状況確認する事で全員一致で決まった。








 アステカ魔王国とギルド総戦力が激突・・・


 インダス龍帝国とはいったい?


 アキラ達の冒険者はのんびり続く・・・


 次回をお楽しみに!












応援よろしくお願いします。^_^

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