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57 それは突然に・・・

誤字脱字がありましたらご連絡下さい。^_^



よろしくお願いします。

 薄暗いジメジメした石の壁・・・


 そこは窓と言う洒落た物など無い窓の枠すら存在しないしっとり濡れた壁があるだけ・・



 時折水滴の音が思いの外大きく四角いとても狭い部屋に響く・・・



 そこに・・・



 アキラはいた



 鉄格子の部屋の中に膝を抱えてうずくまっていた。



 カツ・・・カツ・・・カツ



 ゆったりとし足音が牢屋内に響く・・・



「私の夫なる決心はついた?」



 立ち止まった金髪の青い瞳の美少女が尋ねる・・・


 そして牢屋番の2人の男が美少女も牢屋に入れられる・・・



「何を言っているのか全然分かんないけど?お前も牢屋行きに?」


 アキラは普段と変わらず答える


 アキラの隣り座る


「そうよ・・・私は貴方に夢の中で汚されたのよ」


 頬染めて


 !!!


「えー!何それ?夢って!俺無実確定やん!あんた恐ろしい子!」


 アキラは唖然とする


「もう・・私は聖女では無くなったんですよ・・・せ・責任は取って貰います!」


 フン!と腕を組んで睨みつける・・・



 やれやれ・・・


 全然意味わからんわ!


 なんで2人とも牢屋にぶち込まれているのか・・・



 溜息を吐きながら・・・


「はーっ!名前も知らない人に言われてもな・・・俺はアキラ・・アキラ御子神だ・・・そっちは?」



 アキラは立ち上がりズボンの後パンパンと汚れを払って鉄格子にもたれ掛かっている金髪の青い目をした美少女と向き合う。


「そう・・アキラ御子神・・アキラって言うのね。私の名前はジャンヌ・ダルク・・特別にジャンヌってよんでもいいわ!アキラ」


 なんだよ・・・


 上から目線かよ・・


 それにいきなり呼び捨てかよ!


 とアキラはさらに溜息がでる



「あのね・・ジャンヌさん」



「ジャンヌよ!」


 言葉を遮るジャンヌ



「ジャンヌさ・・・」


「ジャンヌよ!」


 ・・・


「ああわかった!わかった!ジャンヌ・・なんで俺もお前といっしょに捕まってんの?」


 アキラはなんで牢屋にいるのか理解出来ない・・・


「貴方のせいで汚れた英雄に落ちたからに決まってるじゃ無い!そんな事も分からないの?バカじゃないの?」



 容赦ないな!この娘は!


「それに・・・」


 ジャンヌは言い淀む


「それになんなの?」


 なんか嫌な予感がしかしないが一応聞く・・・


「私1人だと寂しいじゃないの・・・」


 ニッコリするジャンヌ


「それだけかよ!」


 とツッコミを入れる!


 最初別々の牢屋なのに俺一緒が良いと・・・


 聖女の加護の怪力で鉄格子を飴細工の様にグニャリと開き・・・


 俺の鉄格子をグニャリと開き中に入りグニャリと元に戻して入って来た・・・




 そして今に至る・・・



「ジャンヌは確か・・・フーランス英雄なんだろ・・・なんで自国で牢屋にいれられてるんだ?」


「私は聖女の英雄の加護があるのだけど・・・貴方に夢で犯されたの!もう貴方と結婚するしか無いの・・・わかった!」


 ジャンヌは嬉しいそうに言う


「ぜっんぜん!わかんねーよ!もう訳ワカメだよ!俺今日フーランスに着いたばかりだぜ?」



 そう・・・


 アキラは今日フーランスに入国したばかりで・・・


 いきなりこの頭のおかしな美少女に出くわして・・・


 初めての言葉が・・・


「責任取って結婚してね!」


 だった・・・


 !!!


 呆気に取られたまま・・・


 そして城の衛兵に囲まれて逮捕される・・・


 そして逮捕の罪名が・・・


 フーランス国の宝の聖女ジャンヌ・ダルクをたぶらかした罪で牢屋にいれられたのだ。


 衛兵に捕まった時・・・


 ノリコや京香やソファやケイオスには何かの誤解だから近くの宿屋で待つ様に言って別れたのだった。




 翌日早朝に簡易裁判に引出され


 裁判の結果・・・


 死刑となった。



 罪名は聖女暴行罪【夢で】



 !!!


「なんじゃそりゃ!その【夢で】って?!」


 えっ!今から?!


 早っ!


 くっそー!


 まだベルサイユ宮殿見てないのに・・


 こうなったら・・


 しょうがない


 もう付き合っていられない!


 ずらかろう!


 牢屋の相棒はと言うと・・・


 裁判の結果


 処刑


 罪名は聖女処女喪失罪【夢で】



 !!


「もう意味すら解らん!」



 ツッコミを入れるアキラ!



「首吊りの刑だってアキラ!あのーすみません!せっかくなので首吊りの輪っかに2人同時でお願いしまーす!」


 なにいってるの?コイツ!


「うふ・・・初めての共同作業だね♡」


「ちょっとすみません!首吊りは御免なので逃げます!では!」


 ジャンヌを放って首吊り処刑されるのは可哀想なので手を引っ張って連れて行く!


「あばよ!おとっつさあん!」


 もう・・・ 


 ヤケクソの気分で逃走するアキラ



 人蹴りで大ジャンプして宿屋に着地する・・・



 さすが聖女これぐらい平気な様だ・・・


 キョロキョロ見回してるジャンヌだった。


 念話で場所は特定てきていたので大ジャンプしたのだった。


「アキ兄!」アーくん」アキラ」あるじ様」


 駆け寄るノリコ達


「アキ兄この娘は?」


「紹介すよ・・聞いて驚くな!ジャンヌ・ダルクだ」


 !!!


「え!あの?」「えっ!あの聖女?」


 ノリコ達は驚く・・・


「事情はさっき念話で話したばかりだ!みんなこのままアーメリカに行こう!」



「みんな!済まない!脱走したのでこの国には滞在が難しくなった!脱走犯としてこれから追われる身になるだろう・・・フーランス国を脱出して・・・アーメリカ大陸を目指して行こうと思う!」





 アキラ達はこうして急遽・・・アーメリカ大陸を目指すのであった。



 次回をお楽しみに!













応援よろしくお願いします。^_^





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