表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
55/178

55 キャロル達の危機

誤字脱字がありましたらご連絡下さい。^_^




よろしくお願いします。

 あれからキャロル達は・・・


 神話級魔竜プテラノドンの幼体に執拗に追いかけ回される



 キャロルの土魔法で追跡を振り切っても・・・


 何日かすればまた現れて攻撃して来る・・・


 それの繰り返しがあり・・・



 徐々に再び移動中に見つかる日にちと時間が短くなって来ている・・・



 今日も神話級魔竜プテラノドンの幼体を撒いて何時ものキャロルのマジックポーチから平屋のこじんまりした家の拠点での事・・・



「仕方が有りません。もう少し安全が確保してから話すつもりでしたが・・・あのプテラノドンの幼体は私達に時間をくれるつもりはない様なの・・・です。」



 逃走中はキャロルがアキラJr.を抱きエレナ三姉妹が後に続く・・・


 キャロルは赤ちゃんを抱いたまま・・


 この小さな拠点に入るなり言う・・・


「エレナ・・ナルタ・・コッチへ来てなの・・・です。」


 隣りの部屋のテーブルにいざなう・・


「ここにエクリーサの魔法の瓶が2本あるのです」



 !!!



「えっ!?」「!!うっそ!」


 エレナとナルタが驚くが無理もないあるはずもない伝説の魔法薬だからである・・・



「うそでは・・・無いの・・です。だから・・・この赤ちゃんの事を緊急的に教えて欲しい!」


 キャロルは真剣に話すし更に話しを続ける・・・


「エクリーサの事は誰に秘密なのです・・・ご主人様に危険が及びます・・です。それに赤ちゃんの事も秘密にします。」




 ・・・


 真剣なキャロルに気圧されてエクリーサの魔法薬の小瓶を見る・・・



「この世界でたった1人エクリーサの魔法術を唱える事の出来る人はがキャロルのご主人様なの・・です。」


 !!


「す!凄い!呪文を!キャロルちゃん!理解しました。そんな凄い魔法が世間に知れ渡ればその人は大変な事になるわね・・・世界中から狙われるわよきっと!」


 エレナの話しにコクリとうなずくキャロル・・



「ご主人様なら世間に知れてもひょうひょうと平気で狙う者をサクサク倒すでしょうが・・・キャロルとご主人様の平穏な日々を無くす訳にはいかないの・・です」


 キャロルは頬を染めて一所懸命に話すのであった。



「でも・・不思議・・この子はご主人様の魂の根源と全く同じ匂いがする・・」


 匂紋・・・


 それは犬族の特殊な魂の根源を匂いで見分ける事が出来るであった。


 匂紋は指紋と同じく全く同じ匂いはこの世に存在しないのだ。


 が!


 いたのだ!


 この赤ちゃんは紛れもなくご主人様の魂の根源と同じで!


 キャロル自身匂紋を間違う筈はないのであった。


「何故?・・分からない・・教えて」


 ・・・



 ・・・



「わかりました。お話ししましょう・・」


 エレナはナルタを見て頷き合う



 そして敵対派閥ノラ集団に襲われた事


 そこでエレナは左肘から欠損して


 ナルタは左目を失明した事  


 逃げ延びた場所の銀色の円盤の中にアキラを見つけて保護した事


 アキラJr.を保護した後その直後に銀色の円盤は跡形もなく掻き消えるいなくなった事をキャロルに話した・・・


「そんな事が・・・アキラJr.と名札に書いてあったのでアキラと呼んでるの・・ですか・・・いずれにしても・・謎のままなの・・です」


「そんなに・・・キャロルのご主人さんに似てるのですか?」


「ええ・・エレナ達も犬族・・ご主人様に会えば匂紋を見間違う事はない・・なのです。」


 ・・・


 エレナとナルタが何か思案げにしているとキャロルがエクリーサを飲む様にすすめる


「ええ・・では頂くわ」


 エレナはまず私からと長女らしい半信半疑ながら飲み干す・・・


「うっ!」


 エレナが苦しみだす!


「エレナ姉さん!」


 心配して近寄る・・


「大丈夫なのです。安心するのですナルタ」


 キャロルはゆっくりと安心させる様にナルタに言う


「ええ・・・大丈夫よ・・カラダが凄く熱くなった気がしたの・・」


 とエレナも答え・・


 欠損した腕をチラッと見ると・・


 !!!


 気が付くともうすでに腕が元通りになっていた!


 不思議そうに腕を眺めるエレナ・・


「腕が戻っている・・・でも動き辛いわ・・」


 とエレナ


「ご主人様が言ってたのです。リハビリと言うのをしないとダメだと・・・元通りに動かせるのはまだ数日かかるの・・です。ではナルタ」


 奇跡を目にしたナルタが嬉しいそうだ・・・


 エクリーサを飲むと眼帯の目を押さえる!


「なんか熱い!」


 しばらくして変化を感じたのかナルタは眼帯を外す・・・


「み・・・見えるよ!エレナ姉さん!」


 エレナとナルタはお互いの欠損部位が元通りに治り泣き出す・・


 今日まで欠損した事に気持ちの整理がようやく着いたが直後のショックは途轍もなく情緒不安でよく1人で後悔の念で泣いていたのだから・・・


 これほど嬉しい事は無かったエレナとナルタだった。


 キャロルには感謝してもし足りない程であった。


 その後ターニャが完治した2人の姉を見て泣きながら抱きついて来た



「まだ・・安心するのは危険なのです」


 とキャロルはエレナ三姉妹に伝える


「そうね・・魔竜をどうするかだわ」


 キャロルにエレナは相談する


「このままではジリジリと追い詰められて私達は全滅する・・なのです。でもひとつだけ方法がある・・なのです」


「わかったわ・・・キャロルちゃんどうすれば良いの?」


 エレナとナルタとターニャはキャロルの指示通りにするつもりだ


「ご主人様に教わった・・レベル上げと言う方法を・・やるのです」


「レベル上げ?」


 エレナ三姉妹は初めて聞く言葉に?だったが説明を聞き・・・


 感嘆するこの異世界ではレベル上げの概念がまだ確立されて無かったのだった。


 エクリーサを操るキャロルのご主人様の凄さは解っていたが改めてとんでもない凄い人なのだと再認識し・・


 どんな素敵な人なのだろうと・・


 アキラJr.と同じ魂の根源を持つ・・


 アキラ青年版を想像してドキドキする三姉妹であった。




 そしてキャロルは作戦を立て方法と指示をしていく



 ・・・



 神話級魔竜のプテラノドンの幼体から逃れる事が出来るのか?


 そしてキャロルのレベル上げ作戦とは?


 まだまだキャロル達の危機は続く


 次回をお楽しみに!













応援よろしくお願いします。^_^






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ