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53 交差する運命

誤字脱字があれはご連絡下さい。^_^



よろしくお願いします。

 西の白虎魔王皇帝ネーロの意思を継ぎ

 ヨーピリン大陸魔王になったと世界に流布した・・・


 西の白虎魔王所属情報局秘密情報部の元長官 ジャックー・リッパー


 数ある貴族を差し置いて魔王に就任する


 新魔王ジャックー







 手始めにロンバード・バートリー伯爵の城に神話級魔竜プテラノドンの成体を差し向ける・・・



「G y aooon!」



 城の上空に静止する神話級魔竜プテラノドンの成体はレベル10,000越えの神にも等しい存在とオーラを持つ



 城の兵士達はその存在に恐怖と神の如く放出するレベル10,000から溢れでるオーラに中には気を失う者も多くいた・・・



 そして微塵の躊躇なくファイア波動を口から照射する・・・


 ファイアの火を太陽の温度まで上昇させた核融合に近い熱を光りに近い速さで照射する・・・


 簡単に言えば核爆弾を光線に変換してしまうのだから・・・魔族と言えどもなす術も無かった・・・



 一瞬で照射ポイントから数十キロは溶けて爆風で吹き飛ぶ!



 ロンバード・バートリー伯爵の最後の言葉は・・


「なんだ!あれは?」



 であった・・・








「魔王様・・ロンバード・バートリー伯爵の城を中心に半径30キロの周囲は消滅しました。」



 エゲレス国の拠点での事・・・


 教官から幹部に昇格したクレアがジャックー魔王の前に跪き静かに報告する



「これで邪魔者は居なくなった・・・他の貴族は腰抜け揃い・・これからは大人しく従うであろう」


 ジャックー魔王が答える・・・



「魔王様・・ローシアン大陸のウラジーオストクに遣わした神話級魔竜の幼体の方ですが・・・思わぬ反撃に合い取り逃したとの事です。」



 !!


「あれ程キツく裏切者のキャロルとエレナ三姉妹を始末しろと言付けたのに・・・キャロルのレベルは90・・エレナ三姉妹に至っては70前後だ取り逃すとは・・・レベル5,000の幼体と言っても所詮は子供お使いも出来ぬとは・・・厳しく仕付けねばのう・・・クレアとクララにこの指輪をつかわす・・・魔竜使いの指輪だ・・幼体を厳しく躾けろ!わかったな!」



「はっ!承知しました。」」


 クレアとクララがひざまずく


「恐れながら・・・エレナ三姉妹は特に裏切った様子は有りません。殺さず手駒として使えると思うのですが・・」



「エレナ三姉妹は不要だ・・・長女エレナは左腕を欠損次女は左目を失明三女に至っては2人の姉が居なければ何も出来ないのだ。キャロルと一緒に始末するが良い・・・これは決定だ!」


 感情の冷たい蛇の目をしたジャックー魔王が言う


「はっ!







 キャロルは失踪した時から発信器が途絶える・・・


 それは脳内の魔法爆弾が裏切りを感知して爆発した事を意味する・・・


 それが生きているとなると話しは変わる・・


 コチラから裏切者として爆弾死させる事が出来なくなったのである


 どうやって取り除いたのか不明だかキャロルが未だに拠点に戻らず生きていると言う事は裏切者認定は確実になった。



「あと 例の初期装備の男のパーティーの抹殺の件も任せたぞ・・」



 初期装備の男のパーティーとエレナ三姉妹とキャロルモロとも抹殺が決定されたのだった。





 もう既にクレアとクララには用はないといった風情で背を向けて奥の部屋へ戻る・・



「必ずやご期待にお応えしたします。」」


 声を揃えて頭を下げる・・・








 季節は秋も終わりに近づく・・


 霧の都ロンードン


 その頃・・アキラ達はエゲレス国のロンードンにいた・・・



 それも・・・


 新魔王を宣言した新たな拠点・・・


 バッキンガムー宮殿


 魔王になったジャックーは配下と共に人族の皇室の住居であるこの宮殿を一夜で皆殺しにして乗っ取り


 新たな新魔王の宮殿とした・・・


 そして貴族や兵士のみを処刑して市民は魔王様の温情により今まで通りの生活を許された。



 人族魔族入り乱れるこの時代市民はどちらでも良いのだ・・・


 貴族も魔族もそう変わらない税金さえ払えば普通に生活出来る



 そんな新魔王の宣誓を知らないアキラ達パーティー・・・


 バッキンガムー宮殿を鉄冊の門から宮殿を眺めていた・・


「へー!めっちゃ綺麗な宮殿だよなー!」


 とのんびり観光気分のアキラ


「アキ兄と一度一緒に来てみたかった場所にこれてノリコ感激だよ!」


「現世と違うけど紛れもなくこれはバッキンガムー宮殿じゃなくバッキンガム宮殿だよ!新婚旅行に来たかったけど婚前旅行で夢が叶ったわ!」


 と京香が目が星になって喜んでいた・・


「!婚前旅行!!そうか・・コレは婚前旅行なのか・・・」


 顔を赤らめ何やら妄想に耽っているソフィア


「兄貴・・・あっ違った・・お兄様・・あそこの露天の串焼き食べたいよ」


 まだまだお子様のスイーツが花より団子で串焼きを欲しがる・・


 アキラに手を繋いでいるケイオスも指を咥えて物欲しそうに串焼きを買って食べ歩きする他の観光客をじ〜っと見る・・・


「あるじ様・・われも・・お腹腹ペコなのじゃ・・ほちいのじゃ」


 アキラと露天売りを交互に見てせがむ・・


 宮殿を眺めていたアキラは手を引っ張られやっと気付く・・



「ん?・・どうした?ケイオス」



 アキラは聞く



「あるじ様・・ほちいのじゃ・・」


 露天売りの串焼きを指差す


「へー観光客相手に露天売りもあるのか・・・」


 他にもアクセサリーや民芸品などポツポツいつくか露天で売っている・・・



「あるじ様〜あるじ様〜」


「お・・お兄様〜お兄様〜」


 右と左で手を引っ張られるアキラ


「じぁー1本だけだぞ!みんな!串焼き食べようぜ!」


 アキラ達か露天でゾロゾロ並ぶと集客効果になり他の観光客も並んで行列になる・・・



 そこに人影にアキラ達が見えない位置で幹部のクレアとクララが通り過ぎて行く・・・



「クレア・・なんかお腹空かない串焼き食べて行こうよ・・」


 クララがクレアに話しかける


「ダメよ!任務中よ!貴方さっき食べて来たじゃない・・・」


 呆れてクレアは腰に手を当てる


「育ちざかり?・・と言うか・・別腹?」


 !


「何言ってるの!さっ!早く行くわよ!初期装備の男を探して抹殺する仕事があるんだから・・・串焼きは任務が終わってからにしなさい!」


 ドンドンと早歩きで行くクレア


「あーん!待ってよクレア・・」


 クララに横に並び言う


「魔法画像見たけど・・なかなかいい男じゃない・・殺すのはもったいないよね・・」


「クララ!・・任務は絶対よ!」


「はいはい・・」


「はい・・は一回!」


 ・・・



 とアキラ達との距離がドンドン離れていくクレアとクララ






 女神の助言を一切無視して観光を楽しむアキラに!



 危機が!



 ・・・離れて行く?



 はてさて


 アキラ達の運命は!


 そして


 キャロルとエレナ三姉妹とアキラJr.の運命は!



 次回をお楽しみに













応援よろしくお願いします。^_^





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