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52 合流

誤字脱字が有りましたらご連絡下さい。^_^




よろしくお願いします。

「いでよ!土穴を作りて我を隠せ!」


 キャロルは呪文を唱える・・


 平坦な森から山肌が見える急斜面が正面に見える絶壁に突然穴が空きキャロルは走り込み!


「コッチへ!なのです!」


 エレナとナルタを誘導する!


 2人が中に入ると入り口が土壁で覆われて元の絶壁に戻る




 神話級魔竜プテラノドンの頭は爆発の衝撃で焼けただれ地面に着地してしばらく動けないでいるが・・・



 焼けただれた皮膚が再生して治癒していく!


 プテラノドンの幼体は自ら治癒魔法で頭部を元通りにしているのだった。


 5分もすれば完治して再び空へ羽ばたく・・・



 数秒ではるか上空に到達して眼下を見渡す!


 高度1,000メートルから小さなアリをも識別する恐るべき視力を持つプテラノドンは高い知能もつ為攻撃者を目撃していた。


 間一髪!


 キャロルの機転で土魔法で隠遁したお陰でプテラノドンはキャロルを見失う・・・


 さらに驚くべき事にこの魔竜は温度を視覚で見る事が出来るのだったが洞穴を開けて奥に隠れてるせいでそれも逃れる事が出来た。


 三姉妹だけだったらもう既に命は無かっただろう・・・



「しっ!・・・」


 キャロルは小さく声を出すなと合図して油断無く長い間そこで息を潜めていた。




 そこで長い間息を潜めていたが・・・


「バブっウックン!」


 赤ん坊の声がする・・・


「アキラ・・静かにするのよ」


 とエレナが慌てて赤ん坊に小さな声で話しかける・・・


 !!!



 キャロルはアキラのワードに驚く!


「もう・・大丈夫なの・・です・・その赤ん坊はどうしたの?です?」


 神話級魔竜はもう去ったと皆を安心させて言う・・・



 エレナと迎え合わせに抱っこしている赤ん坊の抱っこヒモを解いてキャロルに見せる・・・



「この子は任務中に親からはぐれたのか分からないけど救助してそれから一緒なの・・・アキラJr.って言うの!」



 !!!


 落雷が落ちた!衝撃が走る!


 ・・・


 ワナワナと・・・


 指を震わせ指を指す・・



「こ・・の・・子は・・・!」


 はっ!とするキャロル


「???どうしたの?キャロル?」


 久しぶりの驚くキャロルを見てナルタが声を掛ける・・



「いえ!なんでも・・ない・・のです・・でも・・・」



 キャロルはあうあうと何かうろたえ思考と格闘しているようだった。


「小ちゃいご主人様が!・・」


 と独り言をぶつぶつ言っている




 エレナとナルタは久しぶりに見るキャロルが普段冷静な面持ちなのに何故が困惑してる表情に3人とも何か珍しい物でも見る感じで見ていた。



 そこへターニャが気がついてキャロルを見て1番にキャロルに抱きついて泣き出す・・・


「キャロルさ〜ん!良かった生きていたんですね!わーん」


 ターニャが感情が溢れて大泣するのにエレナもナルタもそばに近寄り・・もらい泣きしてターニャの上からキャロルを抱きしめる・・


「会えて良かった・・・なのです・・」


 3人に抱きつかれるキャロルも目のふちにじんわり涙が溜まるのを拭き拭きしつつ・・・


 いつまでお互いの安否を喜んでいた・・



 それからポツポツとお互いの事を話し合う・・・



 キャロルは任務の途中不思議なパーティーに出会い任務を忘れてご主人様が出来た事・・・


 エレナ達三姉妹は行方不明になったキャロルの捜査と勇者討伐の任務中に貴族の妨害に遭いエレナは左腕ナルタは左目をそれぞれ失った事その時にアキラを救助して今に至る事を説明する・・


 その洞窟の中でヒソヒソと話し合うのだった。


「神話級魔竜が見失ったとは言えまだまだ油断は禁物・・・なのです。」


 安全な所に移動しましょう・・・


 と土壁魔法でドンドン穴を掘って進んで行く・・



 丁度ひとりが通れる穴を土魔法でドンドン掘り進みどれほど歩いたのか・・・


 景色が変わらないがかなりの距離を歩いたと感じた。



 やっと外に出て様子を伺うキャロル・・


 用心深く周囲を警戒する


 もしもの時の為に平屋の家一軒家をアキラに買って貰っていた家をマジックポーチからデーンと出した。


 アキラが考案したマジックポーチの使い方の1つであり他にも沢山あるのだった。



 エレナ達もマジックポーチを持っているかキャロルの斬新な使い方に驚き!


「ふむふむ・・こんな使い方もあるのね参考になるわ!」


 3人姉妹は大いに関心する・・・




「入る・・のです。」



 家の中はキャロル好みに模様替え済みで可愛いインテリアやピンクのカーテンに三姉妹は圧倒された見たいだった。


「キャー!可愛いね!ね!このクマさんのぬいぐるみもいい!」


 普段冷静で控えめなナルタがこう言うメルヘンチックなのが好みなのかはしゃいでピョンピョン跳ねて嬉しがっていた・・・


 エレナもターニャも歳の近い姉妹だから同感して目がキラキラ輝いて星になっていた・・・



 そして再びキャロルが赤ちゃん用の小さなベッドを出して勧める・・


「さっ!コチラに赤ちゃんを・・寝かせるのです。」



 いつ何処で買ったのかアキラだったら色々突っ込んでいる所だが答えは決まっていた。


 キャロルは


「ご主人様とキャロルのベイビーのベッド・・なのです」


 とセリフもちゃん用意していた物だった。


 そうもしもの時の為の秘蔵品だったが躊躇無く即決で出したキャロルだつた。


「バブぅ・・ダァ・・キャハ!」


 キャロルは自分の指をアキラJr.はしっかり小ちゃい手掴んで遊ぶ・・・


 その仕草にハートを打たれてっぱなしのキャロルだった。


「にょほほ・・小ちゃいご主人様〜!」


「キャロルちゃん凄く気に入ってくれたみたいね。」


 とエレナも喜ぶ


「抱っこして見る?」


 と言うと・・・



 !!!!



 キャロルの中で落雷の衝撃が渦巻く!



「ふへっ!だ・・だ・・抱っこ・・なのです?!」



 いちいちリアクションがオーバーなので三姉妹は面白くなり抱っこを勧めるのだった。



 ワナワナ震えいたキャロルが決心したようにそっ〜と抱きげる・・


 ・・・・



「ふにゅ〜!小ちゃいご主人様〜キャロルは超幸せ・・なのです!です!です!」



 自分の世界に入るキャロルに圧倒される!三姉妹であった・・・



「あ・・・あ・・そうね・・キャロルお姉ちゃんに抱っこしてもらって良かったねアキラJr.・・」


 エレナはハラハラしながら・・・


 クルクル!アキラを抱っこして回転するキャロルにビックリドッキリでアキラが心配でオロオロするのだった。




 やっとエレナ三姉妹とキャロルが合流する・・


 謎の神話級魔竜の出現でこれからどうなっていくのか?!



 次回をお楽しみに











応援よろしくお願いします。^_^





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