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51 危機一髪

誤字脱字がありましらご連絡下さい。^_^、



よろしくお願いします。

 季節は夏から秋に差し掛かり・・・


 朝や晩はなかり冷え込んで来た・・


 ホッカイドウと言う港から船はこの港に着く・・・



 2ヶ月ほど村を転々として各村を滞在しながら調査するが初期装備の冒険者の情報は皆目分からず終いでいた・・・


 ジャポニカ大陸からの船が唯一ここが発着するこのウラジーオストク港に3姉妹は居た・・・




 アキラJr.はハイハイして宿屋に帰ってきたナルタを出迎える・・


「だぁ!あうー!」


「アーちゃん!ただいまーでちゅー」


 帰るなりアキラJr.を抱き上げご機嫌なナルタ


「お帰り・・ナルタ姉さん」


 片目に眼帯をしたターニャが出迎える・・・


「ああもうなんて可愛いんだこの子は・・・あーくんチューしょ!ターニャただいま!」


 ターニャとアキラJr.はチューをする・・・


 と言っても抱きしめたターニャが一方的にチューをしてるだけなのだが・・


 アキラJr.は幼いのでハグされて訳もわからず喜んでる風だ。



「ターニャ・・お帰り・・どうだった?」



「エレナ姉さんただいま・・・この村の宿屋は全部で12軒今日は3軒調査したけど分からなかったわ・・・明日残りの3軒に行ってみる」



「明後日の3軒が分からないとなると・・・困ったわね。」


 エレナは今後の事を含め思案する・・


 エレナは左腕の肘から欠損している3ヶ月前に国内の敵対派閥の貴族の妨害に合い戦闘で左腕を失う・・・


 次女のターニャも左目を失明してしまう



 今でもその時の判断の目算のあまさが招いた自分にただただ後悔するばかりなのであった。


 リーダーとして矢面に立たなければならない自分が戦力減で2人の妹の足を引っ張ってしまっているのだ


 そんな後悔の日々を帳消しにしてくれる存在が今を支えている・・



 アキラの存在である・・


 生まれたばかりのアキラは今ではハイハイして部屋を自由に這いまわっている元気いっぱいな男の赤ちゃん・・・


 普段はナルタとターニャが外の活動をしてエレナはアキラの面倒を見て片腕と口や足を駆使してオムツを換えたりミルクを上げたり育児に奔走している・・


 今ではもう自分の分身・・いや我が子の様な気持ちになっている・・


 ナルタやターニャもしてしんみりした雰囲気はアキラのお陰で何処かにおいやられてた。


 そんな時・・・


 突如轟音がしてビリビリと宿屋の壁に振動が走る・・・


 そう遠くない場所で爆発音がして・・


 直ぐの3人は戦闘態勢に入る!


 エレナは帯を口に咥えスルスルとアキラを胸に抱き器用に抱っこ紐みたく括り付け・・・


 ナルタは窓から宿屋の屋根に飛び!



 ターニャはエレナをガードして状況がハッキリするまで動かない・・・



 直ぐにナルタが偵察から戻りエレナに報告する


「見たこともない空飛ぶ魔獣がこの村を攻撃しています。ここも危険です。」


 状況を告げると・・


「近くの森に避難しましょう!」


 エレナは即座に判断する



 3人はうなずくと窓から飛び出し森に向かう



 途中上空を警戒しながら隠れは進みする・・・



 大きな翼を広げて上空を円を描く様に飛ぶ魔獣を見る・・・


 鳥とは言えない異形の魔獣は口から光線を照射する・・・


 瞬時に焼かれ村は爆発する・・・


 はじめて見る攻撃に困惑するエレナ達・・・


 ものの数分で村は壊滅状態になっていた。



 上手く森に逃れ隠れてやり過ごすつもりが・・・



 見つかってしまう・・・



 光線がコチラに向かって照射される!


「みんな!に・・・」


 逃げて!と叫ぶ暇も無く周囲が爆発する!



 エレナとナルタはギリ巨大なり木の陰に隠れ爆風を凌ぐ!



 ターニャは逃げ遅れ爆風でこの葉のように吹き飛ばされ何処かへ飛んでいってしまった!


「ターニャ!」


 エレナとナルタが叫ぶ!


 が異形の飛ぶ魔獣に存在を知られてしまう!


 翼を優雅に広げて旋回して急降下してまたもや先程の光線を発射すべく口を開けて照射される!



 その寸前!



 高速のクナイが異形よ飛ぶ魔獣の口に吸い込まれる様に入っていく!



 頭が爆発する!




 クナイが飛び出た方角をみると・・・


 そこには


 キャロルが立っていた!



 しかもターニャを横抱きして・・・



 急死を逃れたエレナとナルタは・・


 驚き!


 安堵する・・・



 キャロルが任務中消息を絶ち今まで見つけ出す事が出来ずにいたが・・・



 やっと会えたのだ!


 絶対に生きているとエレナ達3人は常に言い聞かせてここまでやって来たのだ。



「キャロル!」


「キャロルちゃん!」


 エレナとナルタは駆け出しキャロルの元へ行く!



 キャロルの視線はまだ上空を見つめている・・・



「あれは神話級魔竜のひとつ・・・プテラノドン・・・なのです」


 !!!



「さっき頭から爆発したから死んだのでは?」



 首を振るキャロル


「魔竜はあれぐらいでは死なない・・・今の内にここから離れましょう・・・コッチなのです!」



 ターニャを抱いたまま走り去る・・


 その後を追うエレナとナルタ




 こうして・・・


 三姉妹とキャロルは再び合流する事が出来た。


 キャロル達の運命はどうなるのか?!



 次回をお楽しみに!








応援よろしくお願いします。^_^

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