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175 天界編 最強の暗殺部隊

誤字脱字が有りましたらご連絡下さい。^_^

 

 ここ天界では気温差等ものが無い。


 また夜はそれ程暗くないむしろ明るいぐらいだ・・・


 木や建物に日がさして影になる程と言えばわかりやすいだろう。


 皆アテナの変わり様に驚いていた・・・。


 性格が明るいどころではなく


 アキラに対して世話を焼こうとするのだ。


 何故そうなったのか誰もわからないので戸惑っていると言うのが正直なところだろう。


 ノリコや京香達は


「やっと!受け入れてくれたんだねー」


 ひそひそ話していた。


 アキラはなんの事を言っているのかサッパリだったが・・・


 出会った頃の様に距離感かなり遠いなぁと感じでいたのでこれはこれで良かったのだろうと思う事にした。


 神は神方が知ってる人が多いほどパワーアップする

 アテナは自分では気づいてないほど強くなっている




 魔族領での出来事・・・


 サタンとペリアルが融合すれば大魔王が生まれるとまで言われ、友からも敵からも好かれ穏やかな声をしており弁もかなりの者として有名で・・・


 先の神魔大戦でサタナエル神と呼ばれていたが突然、天界を出てサタンに組みしたのだった。

 白銀に輝く美女は艶のある仕草で・・・


『 我配下最強のファントムよ・・・・神児学園の転校生を抹殺せよ!』



 下知された。


 ファントム。


 いにしえのかつてペリアルが天界でサタナエル神と呼ばれていた時使えていた。


 これまで数々の神や魔族をペリアルの命令で殺害してきた・・・


 故に親子の代が変わっても名はファントムと名乗ってた。


 通り名は幻影とか幽霊とか言われ誰もその姿を見たものは無かった。


 それもそのはず


 ファントムの家系全て透明のまま得生れ成長しても誰にも知られる事の無い透明で過ごして来た・・・


 ファントムの一家はその能力を今のペリアルの祖先が見い出し数々の暗殺を担ってきた。


 代が変わっても暗殺業が変わる事なく働いて来た。


「奴が・・・ターゲットの転校生だろう。・・・」


 見えない右手をペロリと舐める。


 透明の魔族


 その名はファントム


 生まれつきの透明のカラダを持つ魔族。


 自身すらどんな容姿がわからない。


 更にファントムは先祖代々暗殺家業をして来た為右手が鋭い小刀の様に体が進化していると言う世にも稀な種族の末裔だった。


 今まで一度も見破られたり事が無くファントムは絶対の自信があった。


『簡単な仕事だ・・・近づいてブスリ!と一突きでお終い・・・


 いざとなれば超級の神や魔族ものがおも仕留めて来た実績があるファントム。


 自身を持って当然と言える。


 ファントムは沸々とターゲットを見るたびに怒りが起こる。


 今までは冷徹に任務をこなして来た。


 ここ数日下見を兼ねて様子を伺う。


 いやはや・・・


 『 ヌルい・・・呆れる程の平和ボケの局地!』


 己の姿が見えず誰とも話す事なく過ごした幼少から今日まで・・・


 憎い・・・


 ファントムは嫉妬に燃えてる自分に気付かず


 一人不満をぶちまける。


 『たまには手応えのあるターゲットはいないものか・・・』


 と今まで感じた事の無い雑音の様な気持ちになっていた。


 そして・・・


 転校生ことアキラが正門から手で来るのをジッと待つファントム。




 新しく新設された26HR用の拠点の正門の前で待機していた・・・


 正門の向かい木陰から中の様子を伺う・・・




「皆んな準備はいい?」


「はい!」うむ!」」」」」


 準備万端


「では行こうか!」


 アキラを先頭に皆んなゾロゾロとついていく・・・


 正門を出てアキラがピタリと立ち止まる!


 ノリコと京香が楽しげに話しながらアキラの後についてきたのだが2人・・・その後続のソファーやキャロルやスイーツやケイオスが前の人にぶつかる!


「キャ!イタタッ!アキ兄急に立ち止まらないでよ!」


 アキラの背中に鼻をぶつけたノリコが不満を言う。


「あるじ様なんじゃ?何かあるか?」


 アキラの視線に気付き問いかける流石龍の感は鋭い・・・


 キャロルはクナイを抜いて警戒するが誰もいない180度の角度で周囲を警戒体制に入っている。


 正面の物陰と言ってもそこそこ距離がある・・・


 小声で姿勢はそのままで唇だけで小声で答えるアキラ


「皆んな斜め45度の角度のあの塀の物陰に何か!がいる・・・」


「エッ!どこ!どこ!・・・何もいないけど?」


 ノリコは朝からでも元気だ機敏にアキ兄の肩越しから視線の先を見る。


「何もいないよ?アキ兄どうしたの?」


「アー君どこ?何がいるの?」


 京香もキョロキョロする


「え!?まじ!!」





 うんうんと京香やその後続ぶつけた皆んなも見るが何もいないと言う。


「えーと・・・ここって警察に通報するところってあったっけ?」


 警察?


 ノリコと京香はアキラの唐突な警察の単語に???


「なんで?ここは天界!無いよそんなの・・・」


 何も見えないノリコ達・・・


 ?????(ノリコ達全員)


 アキラは何を言い出したのか皆目わからないみたいだ。



 コレはどう言う事だ????


 アキラも自分で言ってて困惑する


 困惑もそのはず・・・




 朝の清々しい空気に今日の大イベントの神水式とやらに行くそんな日にこんな事が起きるとはアキラは想像もしていなかったからだ・・・


 正門を出た向かいの物陰に全裸のオッサンが立っているではないか!


 だかしかし!?


 コッソリ


 物陰の人物に気付かれない様に小声で確認や警戒を兼ねて小声で聞くも・・・


 皆んなには見えていない?


 なぜだ!!!!


 度肝を抜かれるアキラだった!


 なんで用事で物陰に全裸ので突っ立ってるのか?


 どうやら自分だけ見えて他の皆んなは見えない様だ・・・


 1. 警察に露出狂がいます。


 ここは天界。居ないし呼べない


 2.とっ捕まえて天界へ引き渡す


 多少余裕もって朝出たとは言えそんなに時間的に余裕がある訳ではないのでこれも却下。


 3.何も見なかった事にして神水式へ向かう


 ピンポン!

 アキラの心の選択で3番がなんかが1番正解の様な気がして心に決める。


 アキラは視線を合わせず気づいていない風を装いこの場を立ち去る事にした。


「!!!!???」


 回避する選択をしてそれとなくカーブする様に避けて歩いて行く。


 アキラは普段の落ち着きとは裏腹に内心ではめっちゃ焦っていた。


 この露出狂の変態をなんとか回避して目的地の神水式へと行かないといけないミッションの発生に心拍数がポーカーフェイスで思考が200%フル回転する!


 一歩踏み出すと・・・


 全裸のオッサンがスクッと立ちあがり・・・


 一歩踏み出す事に・・・


 同じ歩行で近づいて来ている!!!る!


 ウォー!


 こっち来てるよ!!!


『サーチアイさ〜ん!!サーチ!サッーチー!!サー!早よ!来いよ!やば!やばば!!!たのんます!マジしで!!!早よ来てください!サーチアイ様!!!』


 外見は平静を装っているアキラだが!内心では心の声が震える程のパニック状態になっていた!


『うわ!完全にロックオンしてるやん!朝っぱらから全裸のオッサンに襲われるってこれほど怖い事ないわ〜!!』



 ・・・・


 返答が無い!


 ・・・・


 え!?


 なんで!!?


 ・・・アッ!


 そうだ!


 しばらくぶりで忘れてた!



『サーチアイ!改!』


 サーチアイは多機能で優秀であった。


 ・・・・


『はじめましてご主人様・・・』



『え?』


 ・・・・


 しばらく腕組みして考えてから・・・


『お前サーチアイ改だよね???』


『違います・・・』


 ・・・


『何言ってんの?改?



『サーチアイ改は私のおよそ16代前のご先祖になります。現在私の名前はサーチアイ16.5.14のバージョンになります。これからはサーチアイ16.5.14とお呼び下さい。』



『はぁ?なにそれ?』


 ・・・・


 確かにしばらく読んでなかったがこんなに世代交代が起こっていたとは・・・


 サーチアイ改はもういないのか・・・


 眼前の全裸オッサンより驚くアキラ!


『現在OSはバージョンアップを繰り返し16世代のサーチアイになっております。』


『なっ!んじゃそらりゃ!!!』


『利便性の向上・安全性の向上・不具合の向上に心掛けて常に最新のOSをキープしております。』


 アキラは一度にいろいろ起きて混乱するが


『そんなんごちゃごちゃ言ってる間に変態オッサンが近づいて来たよ!と!とにかくなんとかしてくれ!サーチアイ!」


 ・・・


『16.4.14!』


『承知いたしました。』


 うわー!


 ド!めんどくさ!!!


 めんどくささが更にバージョンアップしてるやんか!


 もうそこまで迫って来てる変態に早く対応してくれよ!


 突然女子達が反応する!


 


 ノリコ「キャー!!!!」

 と変態男の股間を蹴り上げ!


 京香「変態!」

 強烈な張り手をかます!


 ソファー「キャー!!!/////」

 ノリコが蹴り上げた後スイッチでミニメテオストライプをぶっ放し!


 キャロル「!!強襲!反撃するです!」クナイを脳天に直撃!


 スイーツ「なに?うわー!」

 驚きガン見する前にジャンヌに目を塞がれ!


 ジャンヌ「子供は見てはいけません!汚らわし変態め!天誅!」

 怪力で京香に張り手で飛んできた反対の頬をグーパンでV字に飛んでいく!


 ケイオス「われの前で汚い物をみせるな!」

 ジャンヌのグーパンで飛んできたオッサンをシッポで地面に叩きつける地面に埋まる!


 アテナ「逃しません!」

 大ジャンプしてめり込んで後頭部が地面から覗いていた頭に両かかとで着地で踏みつける!


 特にアテナは本人の自覚なくアキラの信仰と信頼を得て急速に強化されていた。


 神は基本信仰を得る程強くなるのだ。


 


『うわーえぐー!皆に一撃喰らってちょっと可哀想になって来たよ・・・何したの?』


『透明化の呪いがかかっていたので呪いを浄化しました・・・』


『ああ・・・それで・・・」


 今まで俺しか見えてなかったが急にノリコ達が反応して対処したみたいだ。


 ナンマイダブツ・・・


 手を合わせて祈るアキラ。


 そこには・・・


 硬い地面にめり込んだ全裸のオッサンが・・・




 恐らく気絶でもししたのか?


 沈黙し静かになった・・・


 この日・・・


 魔族最強の暗殺部隊の筆頭が神児学園の転校生に撃退されたと言う伝説が新に書き加えられた・・・

高評価の欄がごさいました高評価よろしくお願いします。


モチベーションアップになりますのでよろしくお願いします。

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