173 天界編 神水式
誤字脱字がありましたらご連絡よろしくお願いします。
遡る事1000年前天界と魔界で初の互いの種族による生存を賭けた大戦争と言う大虐殺が起きた・・・
それは
第一次神魔大戦と後に名付けられた。
そして神と魔も互い半数以上を減らしやっと終結する。
神側の一応の勝利に・・・
その際
天界に神児学園の近隣に同じく魔児学園が新設され今後魔界か天界に刃向かわないよう魔界側の子や孫が人質として生活を強いられたのだった。
1000後に魔児学園は魔界に返還されると条約の一つにそう記されそれが実行される期限があと3年となる今日。
騒動がおこる・・・
また次の時代のうねりの始まり。
様々要因があるひとつの事象へと向かっていた・・・
それを起こそうと勢力と阻止しようとする勢力が一見平和な世界の裏側で激突を繰り返していた。
激流とも言える時代にアキラ達は翻弄されていく・・・
そして3年後の魔児学園返還を待たずしてここ神児学園でも世界の縮図として激突がはじまろうとしていた・・・
魔児学園2年艦隊が神児学園に乗り込む・・・
横一列の艦隊にならび入港する。
右端から24HRスルガート委員長
褐色の美少女
半身のデストロイアーの艦首に立ち髪を風になびかせていた。
「転校生・・・お前が私の鍵なのかを証明してもらおう・・・」
誓いの書に「スルガトはあらゆる鍵を放つ者」いにしえの古魔神にみとめられた黒い炎巨神スルガトの名は神や悪魔で知らぬ者はいない・・・その孫娘
次に・・・
23HRアクィエール委員長
その体型は可愛い幼女にしか見えない・・・
召艦の由一のサブマリンの艦首に立つ。
「クックックッ・・・・さぁボクを楽しませてくれ。」
日曜日を司る悪魔世の理を無効にする能力は地味だがその実は悪魔的に凶悪な能力で数々の神魔を滅ぼしてきた悪魔の孫娘
そして・・・
次に
22HR委員長ペリアルⅢ世。
白銀に輝く美女は艶のある仕草でロングヘヤーの髪をパサリとかき上げる
召艦はフリゲートクルーザー
「あなたの力を見せてもらいます。」
21HRのアザゼールとは対戦成績12,689勝12,689敗タイで今回何としても3年へ進級すべく行動していた。
サタンとペリアルが融合すれば魔王が生まれるとまで言われ友からも敵からも好かれ・・・
穏やか声で弁も強者堕天使ペリアルの孫娘。
そして最後4番目に・・・
21HRアザゼール委員長
レザーで身を固め覇気を備えた美少女の姿が現れる。
召艦はど迫力のイージスクルーザー。
ペリアルⅢ世に先を越されない為に何としても転校生と対決し勝って3年へと上り詰める為やって来た・・・
「さて転校生・・・8番目の顔の値打ちがあるかな・・・」
アシエル天使の14の顔と16対の翼を持つ神の強者と褒め称えられ人の子に心を奪われて堕天し今では7つの蛇頭と14の顔と16の持つと言われて魔界では知らぬ者はいないアザゼルの孫娘アザゼール。
開校始まっての以来の神児学園の暴挙であり魔児学園の快挙であった。
神児学園では望むところと向かい立つ・・・
24HRプロナテウス委員長
曲線の細い美少女真っ赤に頬を染めて・・・
半神デストロイアの艦首に立つ
「・・・・あなた達の出る幕は無い・・・私が最初に舐められるのだから・・・」
第一次神魔大戦の折魔王を裏切り神陣営に着き今の地位を得る。
後にゼウスの反対を押し切って天界の火を盗んで人類に与えたいわくつきのプロメテウスの孫娘
23HRペルセウーズ委員長
プロナテウスと姿と顔つきはよく似た美少女姉妹の様に2人一緒にいる事が多い。
「同じく・・・転校生にどうやって突くのか聞くまでは私が相手をしてあげる」
ゼウスの血を引く太古の神々から授かった魔術的な武具を、駆使して伝説のメデューサ殺しを無しとげた無感の神ペルセウスの孫娘
22HRアンドロメダー委員長
キラキラと輝く髪にてを添えて優雅に艦首に立つ超絶美少女
半神ハイパワークルーザー
「私は忙しくてよ・・・さっさとお帰りなさい・・・」
美徳の神カシオペア王妃の娘。
21HRディモス委員長
学年唯一の男神
召艦はスーパークルーザー
「コイツらを片付ければ俺一躍有名神だよなぁ・・・ヘッ!風が向いてきたぜ!」
軍神アフロディーテその実は先の大戦で軍神アレースにわずか12才の女神が従軍し戦場を跋扈しその戦いは悪魔達を恐怖の神と恐れられていたアフロディーテ。
後に軍神の二つ名を与えられる。その軍神アフロディーテの息子。
それぞれ艦首に乗る者同士が睨み合う・・・
一触即発な状態になる・・・
おのおのがおのおのが違う思惑に従って・・・
8強の伝説級の神や悪魔がここに集う。
後は・・
主役のアキラが現れるのを待つのみ・・・
このままこの緊張感が永遠に続くかのように静まりかえる・・・
『シーーーーーーーン」
まず代表同士が艦ごと前に出る
ディモスが
「あんたがあのアザゼルの息子アザゼールかい・・・呼んでも無いのにノコノコと来てわざわざ第一次神魔大戦の二の舞になりに来るのはなかなかどうしてご苦労な事ね。」
腰に手を当てため息交じりに言い放つディモス。
「そういうお前は軍神アフロディーテの息子で母親の名声でのうのうと暮らす何も成し遂げていない一般神のディモスってのは貴方?」
アザゼールはレザーに全身を覆う妖艶な肢体と胸の谷間が目に焼きつく美女が辛辣に言葉を返す・・・
「なにを!やんのかてめぇ!!」
「パシーーーーーッーンンン!!!」
手を打つ音なのだからその衝撃波をディモスは拳で・・・
アザゼールは平手の甲で跳ね返し2人は振り向く。
「はーい。今日は神水式の儀式の集まりであってバトルをする日ではありません。バトルは御法度ですよー。」
そこに現れたのがビシュヌ校長とシヴァー教頭。
校長は現役時代は最強神と囁かれ生涯無敗の神で・・・
教頭はビシュヌ校長と双璧で当時破壊神と恐怖の代名詞とまで恐れられていた実力者である。
流石に現役を引退したとは言えディモスもアザゼールも大人しく引き下がるしかなかった。
「・・・・・」
「・・・・・」
2人は堂々と黙って元の位置に戻る・・・
「よろしい・・・では神水式を・・・と始めたいところだが・・・まだ主役は到来してないようだね。」
ふむとアゴに手を当てるビシュヌ校長。
「そうですね。時間は伝えておりますので遅刻ですね。ハッハッハなんとも豪胆な人物なのは間違いないようですな。」
シヴァー教販が快活に笑う。
「全くの同感だ。仕方がないしばらく待つとしよう・・・」
さっきの覇気はどこえやら・・・
年老いた老人のようでお日様にポカポカ温まることく・・・
くつろいで校長と教頭はテントの張った場所の椅子によっこらしょと座りのんびりしている。
校長教頭の話を聞く8強者が度肝を抜かれる・・・
神水式に出られる名誉ある儀式に遅れる!!!
おおよそ考えられない出来事で全く何を考えているのか心底転校生の行動に理解出来ないで皆戸惑う・・・
「なんてヤツだ・・・この一生で1番大事なに日遅れるなんて・・・ヤツは馬鹿なのか・・・」
敵味方の間柄である8強者はこのディモスの呟いた言葉に・・・
皆強く頷くのであった。
はてさて・・・
アキラのその愉快な仲間達はいつ来るのやら
次回へと続く。
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