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171 天界編 ゾクゾク

誤字脱字がありましたらご連絡よろしくお願いします。^_^

 


 チッチッチッ・・・


 時を刻む神時計の秒針がひと刻み事に進む・・・


 この部屋は非常に豪華な造りで広い空間と絶妙なバランスで調度品が整然ならんでいる。


 ソファーの奥には少し離れた所にベットのような平らな大きなクッションが見える。


 ベットといっても布団やシーツ類は見られない。


 それもそのはずここ天界では睡眠と言う概念は無い。


 神々は眠る事はないのだ。


 横になったり寝そべったりはするもののただそれだけだ。


 人間の様に数時間寝たりはしない。


 いつもは賑やか話し声と笑い声が聞こえる部屋だが・・・


 何故か


 今日は静かに無音だ。


 誰もいないわけではなく


 二つの人影ならぬ神影がそこにはある・・・



 一つはソファーに横に寝転んでジッと目は一点を見ているが・・・


 何かを見ている訳ではなく


 瞳を開いたままだ・・・


 何かを想像している風に側から見ればそう・・・


 見える。


 もう一つは


 先程のベットような無機質な平面にうつ伏せに向こう側に顔を向けて頭部がこちらをむいている


 どちらもカラダの曲線から察するにキャミソールに下着だけの少女だ。


 二つとも静止して動かない。


 服をぬいだのかあちこちに散乱して散らかっている・・・



 ソファーに寝転ぶ23HR委員長ペルセウーズ委員長。


 ゼウスの血を引くと言われ太古の神々から授かった魔術的な武具を駆使して伝説のメデューサ殺しを成し遂げた無冠の神ペルセウスの娘。


「・・・・・・」



 かたやベットの方はと言うと


 24HR委員長プロナテウス委員長。


 第一次神魔大戦の折魔王を裏切り神陣営に着き今の地位を得る・・・


 偶然太古のなにかが神に進化した後事件が起きた。


 その女神は・・・


 最初ゼウスの反対を押し切って天界の火を盗んで人類に与えたいわく付きの神プロメテウスの娘。


「・・・・・」



 無言に黄昏ているには訳があった・・・



 両人の委員長事。


 23HR委員長ペルセウーズ委員長と24HR委員長プロナテウス委員長は密かに・・・


 22HRアンドロメダー委員長の後をつけていた。



 即ち・・・



 アキラVSアンドロメダー


 の闘いを見ていたのだった。





 圧倒的だった。




 もはやバトルと呼ぶ事すら出来ない。




 アンドロメダーの怒涛の攻撃もとこ吹く風か・・・


 風と言えない微風ですら無かった。


 さらに問題は最終奥義だ。


 その恐ろしい凶悪な絶対不可避の18禁が破られた・・・


 学園で女神が男神より有利で多数派なのはこの神法が定めた絶対防御があるからだ。



 23HRペルゼーウス委員長と24HRプロナテウス委員長は

 2人の女神は22HRアンドロメダー委員長の実力は大差ないと・・・


 いつでも本気を出せば倒せると内心自負していた。


 それが今日打ち砕かれた・・・


『どうやっても勝てない・・・勝てる気がしない』


 そんな心境が2人の女神を無言にさせていたのだった。


 空元気すら起きない・・・


 初めて聞く転校生を舐めていた・・・


 ゾクゾク・・・


 この気持ちは何だ・・・


 ソファーに膝を曲げた横向き


 困惑・・・


 歓喜・・・


 不安・・・


 痺れ・・・


 息が乱れる


 寒くもないのにゾクゾクする感覚。


 今まで体験したことの無い感情。


 下腹が熱い


「欲しい・・・」


 と呟く



 プロナテウス委員長がピクリと反応してたずねる。


「・・・・転校生と言うのは皆あんな化け物なのか?」


「知らない・・・」


 ペルゼーウスはゾクゾクを隠すようにそっけなく答えるが声が震える。



「昔・・・母様が火を人類に与えた時下界の男は女神である身体を舐めて来たと言っていた・・・」


 プロナテウスが唐突言う。



「え!・・・」


「なにそれ!何初めて聞いた!」


 ペルゼーウスが言いながらゾクゾクが止まらなくなる。


「初めて言うもん・・・」


 プロナテウスもゾクゾクが伝染する・・・


「転校生は下界から来たって聞いた時・・・太古の昔にプロナテウス母様がゼウスの反対を押し切って天界の火を盗んで人類に与えた時1人の男と言うもの一時期共に暮らしたと時の話を聞いたのを思い出した。」


「ふ〜ん・・・舐めてどうするの

 ?」


 何かわからないがとても禁忌な事の様に感じて声も掠れてくる・・・ペルゼーウス


「あんまりよくわかんない・・・何か突いてくるらしい・・・」


「何を?突くの?」


 ガバッと起き上がり凄く興味のある話しなのだが・・・


 その謎に


 支えた手や腕が何やら力が入らない・・・


 ドキドキが止まらない・・・


「わからない・・・」


 幼い頃に未知の話しを聞いた時何も疑念を感じなかった女神プロメテウス母様の話し・・・


「・・・・・」


 23HRペルゼーウス委員長と


 24HRプロナテウス委員長が・・・


 互いに目を合わせる


 顔が紅色のように・・・


 真っ赤顔を見て・・・


 直感する・・・


『転校生におのれのカラダを舐められる姿を・・・』


 想像した事を・・・


 この何やらオドロオドロしい奇怪な感情に・・・



 ペルゼーウスは自らの腕で胸を抱き寄せ震え・・・



 プロナテウスはペタンと座った股に手当てて得体の知れないゾクゾクに恐怖するのだった。


「恐るべし転校生・・・」


「だね・・・」






 場所は変わって・・・


 高級ホテルのような

 豪華部屋で


「へっくしゅん!!!」


 くしゃみをするアキラ


「アキ兄風邪?」


 心配そうに聞くノリコ


「いや大丈夫だ。熱は無いけどかん一瞬ゾクゾクしてな・・・」


 鼻を指で擦る。


 みんな心配げに見てる。


「主人殿寒いなら妾が暖めてあげるのじゃ・・・ほれほれ」


 いつも調子に乗って抱きついて来るケイオスをサッと交わし


「うるさい!」


 すれ違い様にケイオスの見事な桃尻をパシッ!


 としばく。




「あん♡良いのじゃ!主人殿・・・」


 腰砕けで熱く見つめるケイオスを無視して


「ノリコ心配してくれてありがとう・・・みんなも大丈夫だ」


 と京香やキャロルやジャンヌ達と話しをする



 ソフィアが


「明日は登校後校長室に来るようにと連絡が来ています。」


「そうかわかった。」


 とアキラ


 いつものワイワイガヤガヤと賑やかだ。


 ケイオスを不思議そうに見るスイーツ。


「放置もゾクゾクするのじゃ・・・主人殿♡」



 こうしてアキラ達の新2年生の学園生活が始まる。


 次回アキラにまたもや災難が降りかかる・・・


 次回を楽しみに。

高評価の欄がありましたら高評価よろしくお願いします。今後の作品に対するモチベーションアップになりますのでよろしくお願いします。^_^

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