170 天界編 ジャパニア大陸
誤字脱字があれはご連絡下さい。^_^
定期的にこれから誤字脱字の修正を全話対象に行なっていきますのでよろしくお願いします。
シャボニア大陸
大富士山の麓の上空は灰色の雲が濁流の様に大きく緩やかに湧いてくる。
それは遠くから見るからでマジかで見れば恐怖するほどの荒れ狂い様だ。
「魔王様 もうここは持ちません!直ちに避難を!」
サクセス・シュタイン
今は南の朱雀魔王を名乗る
「馬鹿者!魔王が逃げてなんとする!西の白虎も北の白虎も果ては東の青龍の魔王達すら全てのダンジョンからモンスターパレードが大発生して音信不通じゃ!逃げ場なぞ無いに等しい!小さなダンジョンは無視して富士の麓の巨大ダンジョンを一点集中で追い返すのだ!我が出る!誇り高き南の朱雀の全魔王軍に告げる!出陣じゃ!」
『何故だ!悪魔神に人間の貢ぎものをしているにも関わらず・・・先先代魔王が連続で突然死するもようやく空席だった魔王の席に付き落ち着いたと思った矢先に』
配下に激を飛ばし武具を纏う。
『ああ・・・アルス兄さんは何をしているのやら 』
そう・・・
サクセス・シュタインは
アルス・シュタイン長兄の150番目の弟なのであった。
魔王が空席になった途端後目争いが起こりサクセスだけを残して皆死んだ。
もともと頭のおかしな兄達ばかりでまともなのは長兄ただ1人だとサクセス確信していた。
自分が魔王の器でない事も百も承知であるが他にいないのだ。
この魔王の座に着くとき長兄アルス・シュタインが戻るまでの繋ぎとして承諾しただけだった。
この魔王の座についてわかった事は世界中で悪魔神が来ては蹂躙する対抗策として悪魔神に使えてその蹂躙から逃れる為にこの四つの東西南北の魔王が設立された事を知った。
コレはトップシークレットで墓まで持っていかねばならない。
異世界が悪魔神によって狂った所業を防ぎ四つの魔王が大最悪を協力してこれまで回避してきた。
が・・・
これまでの様だ。
何処の魔王とも連絡が取れない・・・
『この難局を乗り切れるのは長兄アルス兄さんしか居ない・・・ハァー!なんかよくわからないカンパニーの社長?!やってるみたいたけど・・・頼むよアルス兄さんもう自分限界!』
配下に見せない心の内を自ら吐露する。
武具を装着して萎える気持ちを鼓舞しながらでもため息が出そうになる。
そんな中
1人の配下がつつと寄って眼前にしゃがむ
「魔王様 アルス様からの使者が参りました。」
「?!!!!!」
魔王城は出陣の準備でおおわらわで話声も良く聴こえない
「なんだと!もう一度言ってみよ!」
配下も声が聞こえないとわかったのか叫ぶように申し上げる
「はい!アルス・シュタイン様からの使者が参りました!!!」
「なに!!!!」
もしや!アルス兄さんが魔王として戻って来てくれるのか!
そう思ってしまっても無理もない。
そんな期待させる状況だった。
謁見の間で・・・
サクセス魔王は絶句する
・・・・・
「たった四人!の援軍だと!」
目の前に膝をつく四人に
力なくヘナヘナと玉座に座るサクセス魔王・・・
『アルス兄さんが来ない!もうおしまいだ!』
内心朱雀魔王軍が壊滅する様子が脳裏浮かぶ・・・
「あー 魔王さんよ、何を凹んでるかわからないが・・・来るついでに小さなダンジョンは全部ぶっ潰しといたからよ 後は富士山の麓の巨大ダンジョンだけだ。」
「?!!」
1人の少年がニヤリと笑う
「なにを言っているのだお前は・・・そんな筈はなかろう。」
この世の終わりを覚悟しているサクセス魔王には到底受け入れられない言葉だった。
すると信頼すること部下の1人が前に出て
「魔王様申し上げます。使者到来の折この者・・・いやこのお方の申す事を確認したところ真実であった事がわかりました。」
「なに!誠にか!」
信じられない事だがもっと信頼をおく部下が言っている。
「はい誠でございます。このお方は我らの救世主でございます。」
・・・・
ギャップがあり過ぎて混乱する
自分は魔族だが人間の年齢は分かりづらいがどう見ても子供にしか見えない。
「俺はモンスターハンター株式会社 討伐部長アキラJr.だ 後は部下兼嫁のエレナ エルタ ターニャだ。」
「部下兼嫁?!」
獣人の特徴の犬耳以外はほぼ人間にしか見えない・・・
しかも・・・
三人共・・・
美少女だ。
魔王もいえ
美少女は普遍的共通の価値観がある
それに魔王たから解る事がある
この3人の美少女はかなりのやり手もしかしたらおのれより強いかもしれない・・・
そんな部下兼嫁?!
を従うアキラJr.とは
『なるほど!合点がいった!アルス兄さんが信頼する使者を送ったと言う事か・・・事はなったと言う事か・・・』
ならば・・・
最大の敬意を払うのが必定。
「そうか・・・ならば 朱雀魔王として頼みたい。我を救って欲しい頼む。」
サクセス魔王は玉座がすくっと立ち・・・
頭を下げる。
喧騒の準備の魔王の配下達は息の呑みその場を伺う・・・
「ああ!任せてくれ!巨大ダンジョンは俺達4人で向かう。魔王さん達は取りこぼしたモンスターをダンジョン入り口で狩ってくれ。」
この少年!!
既に覇気を宿している!!!!
王者の印
天性のスキル
己がの膝がググッと跪こうとするのを精神力で止める
『今カラダが跪こうとした・・・恐るべし人物よ』
外面的になんとか鷹揚に返事を返すサクセス魔王。
「じゃあ行ってくるよ。アルスの兄ちゃんは手薄なヨーロピアンに行ってるから安心しな。じゃあな!」
後に続くエレナ
アキラJr.の晴れ舞台。
おっパイを吸わせて頃を思い出して・・・
こんなに幼い少年ながら立派にお勤めを果たしているアキラJr.をみて誇らしい。
ナルタも・・・
理想の男性に成長しているアキラJr.にそっごんだった。
ターニャも・・・
内心きゃー!カッコいい!!マジヤバいよ!!!!拍手喝采
目が3人とも♡で配下兼嫁でメロメロの最高潮になる三姉妹だった。
高評価の欄があれば高評価よろしくお願いします。
今後の作品に対するモチベーションアップになりますのでどうかよろしくお願いします。^_^