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161 天界編 進級

誤字脱字がありましたらお気軽にご連絡下さい。

^_^


また時間が出来たので投稿を開始します。


楽しんでいってください。^_^

 


 ・・・・


 沈黙がその場の空気がつと変わる・・・


 誰も動かない固まっている。


 皆それぞれの思いを胸の内に溜め気を重くしている。


 その部屋は重厚な金ピカの金属で彩られた現代で表現する時校長室に似た部屋だった。


 校長室は正しい呼び名なのだが・・・


『天界の』が枕に付く。


 神児学園の1年の離れの立派建物の一室にアキラ達は居た。


「これは決定事項なのだ。」


 ・・・


「ご理解頂けたかな?」



 ・・・


 校長に対して言葉を初めて返す・・・



「ぜんぜん・・・これっぽっちも理解出来ないんですが!!」



「そうか・・ならもう一度説明しよう・・・勝者アキラ君 進級おめでとう。明日から2年生だ。」



 ・・・


「いやだから・・・全然説明になってないんですけど・・・初登校にバックれた俺達が何故に???」


 対面に座るアキラは後ろ振り向きまたビシュヌ校長を見る。



「ああ・・・そうだね。アキラ君の従者なら進級を認めよう。君達も共に行きなさい。」



 ノリコ 京香 ソフィア 


 キャロル ケイオス スイーツ


 ジャンヌ アテナ


 が一斉に歓喜の声を上げる。


「わーい!」




「えー!みんな理解出来たの?」


 驚くアキラ!


「アキ兄いいじゃん!なんか面白そうじゃん!」


 ノリコが陽気に喜ぶ。


 そうそうと他の皆もアキラと一緒なら何処でも良いとばかりに安心顔で喜ぶのだった。


「えー?!勝者ってさっき言いましたよね。校長先生???そもそも俺は誰とも戦った記憶がないのですが?」


「!ふむ そうか・・・1年の各委員長達がそれも魔児学園の1年の各委員長も巻き込んで一撃で沈めてのその言葉・・・いやなんとも凄いとしか言いようがないな、天晴れだ。」


 ふむふむと感心する校長



 なんだ・・・


 この会話の噛み合わない状況は・・・


 アキラは額から汗を流して困惑する。



 オブジェを蹴り飛ばしビリヤードの様にその場にいる新児学園と魔児学園の双方の委員長をブチ倒し撃破した事に気付いていないアキラの困惑は続く・・・


 更に後ろのメンバーはビシュヌ校長の言葉にご満悦なのが腑に落ちない・・・


「ハアー・・・わかりました。で進級先はどちらですか?」


 深いため息の後・・・


 どうにも納得がいかないアキラだったが目的の最上階へ上がれるのだからと考えをあらため質問する。


「ああ・・その事だか案内役を申し出てくれた委員長がいてね。彼女に頼む事にした。」


 そう言ってビシュヌ校長は机にある小さなベルをチリリンと鳴らす。


 ガチャ・・・


 アキラ達が入っ来た扉から再びその人物が入って来た。


「失礼します。」


 元々金ピカの部屋なのに更に透明感のある優雅その立ち居振る舞いに目を奪われる美少女が現れた。


「紹介しよう・・・彼女は案内を申し出てくれた22HRのアンドロメダー委員長だ。」


 いつの間にかビシュヌ校長の隣に並び立ち挨拶をする。


「初めまして22HR委員長を務めています。アンドメダーと申します。今回アキラ様の案内役の任を承りました。よろしくお願いします。」


「はう!」


 え?


 後ろで声がしたので振り向くと仲間のノリコを筆頭に皆眩しそうに目を凝らしている様子が伺える・・・


 アキラは紹介された人物へ目を戻すと手を出して微笑むアンドメダーを見る。


 これは早く握手をしないと失礼だと思い・・・


「初めまして御子神アキラと言います。よろしくお願いします。」


 とナチュラルに答え直ぐ握手する。


「いやー・・・いつにも増してお美しい・・・」


 目がハートのビシュヌ校長がデレデレだ。


 おんや?


 アキラはアンドロメダー委員長よりビシュヌ校長のデレ様に目を惹く


「ほんと・・・綺麗な方だわ・・・ねえみんな」


「そうね・・・」


「うんマジ綺麗!」


 ノリコや京香やソフィアが口々に褒め称える。


『うん・・確かに綺麗な人だ。』


 と思うアキラだか特にそれ以上の意識は無い


 キャロルやケイオスそれにスイーツもアテナまでも口々に褒め称える始末。


 おっといけない。


 握手した手をサッと離すアキラ。


「では案内よろしくね。アンドロメダーさん。」


 ニコッとアキラ


 何故か不思議そうに・・・


 すぐに握手の手を離した手を見つめるアンドメダー委員長。


 ?


「どうかしました?アンドロメダーさん?」


 !!


「い・・・いえなんでも有りませんわ。それではビシュヌ校長先生アキラ様を案内しますのでこれにて失礼します。」


 お辞儀するアンドロメダー委員長を途端に残念そうにするビシュヌ校長。


 アキラはそれを見てアンドロメダー委員長人気あるんだなぁ・・・


 と感想を持つ。


 ただそれだけだった。


 色々あったけど次は2年生かぁ楽しみだなぁ・・・


 あれこれ考えるアキラだった。




 じーーーーーーっと



 見つめる視線に気付き


 見ると


 アンドロメダー委員長が・・・


 じーーーーっと見ている。


 ?!!!!


『あれ?!俺なんかやらかした?』


 じんわり脇汗がして・・・


 視線を逸らすアキラ。


 と・・・


 何故か!


 理由は解らないが


 アンドロメダー委員が


 逸らした視線の前にさりげなく立とうとする・・・


 !!


 えーー!


 なんで?


 更に慎重に慎重を重ねて


 アキラは作り笑顔で視線を逸らす・・・


 アンドロメダーさん何が気に入らないのだろぅ?


 アキラは脇汗ダラダラでサッサと案内してくれねーかなと思う。


「えぇと・・・アンドロメダーさん?」


 じーーーつと見るアンドメダーに怯えるアキラ


「!!!!・・・え!あっ!はい・・・では参りましょう・・・」


 入って来た時の声のトオーンが落ちた声で部屋から出て行く


 しばらくアンドロメダーは・・・


 無言で


 何故かショックを隠せず


 ふらふらと歩く後に



 アキラ達が続く・・・


 ノリコ達が未だにアンドロメダー委員長を褒め称えながらキャッキャ!と会話が止まないのを聴きながら・・・


 アキラは進級したら友達できるかなぁ・・・


 と期待に胸を膨らませアンドロメダー委員の後に続くであった。


























高評価の欄が有りましたら高評価よろしくお願いします。


作品に対するモチベーションが上がりますので

何卒よろしくお願いします。^_^


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