160 異世界編 魔児学園 2年 競争
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^_^
異世界編 魔児学園 2年
グッグッと溶岩が沸き立ち・・・
崖の上の石板床広い空間でその境で立っている。
22HR ペリアル三世 委員長
外見は美しい天使・・・
サタンとペリアルが融合すれば魔王が生まれるとまで言われ
友からも敵からも好かれ穏やかな声をしており弁もかなりの者だった。
堕天ペリアルのその孫ペリアル三世
堕天ペリアルはかつては・・・
先の新魔大戦でサタナエル神と呼ばれていたが突然天界を自ら出てサタンに組みしたのだった。
白銀に輝く美女は艶のある仕草でロングヘアをパサリとかき上げる・・・
魔児学園に於いても異質な存在。
・・・・・
ペリアル三世は無言で上の階層を見上げていた。
「もうすぐ私は上に行きます。」
誰にともなく言う。
そこは巨大なゲート場で
ここから
最終学年の3年生の階層に
力を証明できた者だけが・・・
上がる事が出来るゲートの入り口。
100メートルはあるツルツルに光沢のある石の床。
その中心に星の型に彫られた台がポツンとある。
「ほう・・・大した自信だなペリアル三世。私への勝利宣言か?」
いつのまにか背後にもう1人現れた。
気配を消すのは辞めたのか・・・
それまで無音だった床がコツコツと鳴る。
「アザゼール。貴方は上に登れない。」
互いを呼び捨てにする。
特に怒るでもなく平然と返す・・・
普段から呼び慣れている風だ。
「ならば・・・今すぐ乗れば良いでは無いか?」
・・・
アザゼールも負けずに弁の立つペリアル三世に言い返す。
そう・・・
実力が有ればいつでも自動で昇るゲートなのだ。
皆2年に昇級した日に4人とも自信満々で3年へのゲートに乗ったのだった。
その結果・・・
誰もゲートは機能せず
沈黙し・・・
3年への階層へは上がる事が出来なかった。
登れなかったと言う事はまだ力が遠く及ばない事なのだろう。
その台にある一文が刻まれていた。
【 力を証明せよ。さすればゲートは起動するであろう 】
・・・と
21HRアザゼール委員長は言う。
「貴様の考えなどお見通しよ・・・『 転校生 』で力を証明するのであろう・・・」
アシエル天使の14顔と16対の翼を持つ神の強者と褒め称えられ人の子に心を奪われて堕天し・・・
今では7つの蛇頭と14の顔と16対の翼を持つと言われている魔界で知らぬ者はいないアザゼルその孫娘アザゼール。
レザーで身を固め覇気を備えた美女の姿が現れ。
「召艦!イージスクルーザー!」
アザゼールの半身が現れる。
空間から水面からザバーッと浮き出て姿を現す・・・
艦橋全体がレーダーの役目を帯び後部看板にミサイルの発射口が並ぶ要塞。
即!続いて!
「召艦!フリゲートクルーザー!」
22HRペリアル三世が己の半魔身を呼び寄せる。
対潜や防空能力を持つ移動するゲームチェンジャー。
「邪魔をしないで・・・貴方と戦うつもりはないわ・・・例え倒しても力の証明にはなり得ないから・・・」
「初めて意見があったじゃ無いか・・・私も同感だ。」
睨み合う2人・・・
互いに凶悪な火力の凄まじさにビリビリと空気が振動する・・・
数歩あるいて振り返る。
「早い者勝ちだ・・・恨みっこ無しにしようぜ!」
21HRのアザゼールがニヤリと笑う。
・・・・
「あとで吠え面掻いても知りませんよ・・・」
不敵に微笑み返すペリアル三世。
まつ毛も白銀でパチリと妖艶なポーズで振り返り・・・
アザゼールを見向きもしないで去って行く。
互いに逆方向へ去って行く・・・
12,689勝12,689敗
勝敗タイの2人
この間
アザゼールとペリアル三世は密かに台に乗り何千と試した・・・
そして何度も唇を噛み血だらけでゲートが起動しない悔しさに憤怒していた事か。
アザゼールとペリアル三世はアキラとの戦いによって力が証明されるのでは無いか?
と確信に至っていたのだった。
魔児学園の2年生が昇格してゲートの台は一度も起動するが無かった・・・
その頃・・・
魔児学園が転校生の所為で険悪な状態なっているアキラと言うと・・・
「はい♡アーンしてください。」
「え?おれ?」
なんで?と自分を指差すアキラ
「そうです。」
「いや今日はジャンヌの全快祝いのパーティーだよ?」
????
アキラは分からない。
「はい♡私の全快祝いなら私のしたい事しても良いですよね?」
「そりゃそうだよ。したい事すれば良いと思うよ。」
「だから♡アーン」
「えーーーっ!」
なんで?普通逆だろう?と
内心ツッコミを入れるがジャンヌがしたい事がそうなら従うしか無いのだった。
「これで良いなら仕方ないなぁ・・・う・・うん】
頭をボリボリ掻きながら証拠と無しにアーンをする
この後神児学園の校長からアキラはとある出来事を告げれ・・・
更に驚くのだったが
それは次回のお話。
「ああ!!主人殿に!わしもしたいのに!!」
「シッ!なのです。ここはジャンヌさんの思う様にさせるの・・・です。」
ケイオスがヌグググッ!と割り込もうとするも・・・
なんと普段感情を表に出さないキャロルがケイオスをいさめる顔がひきつってるのだっだ。
皆今日の所はジャンヌに・・・
この日を境にアーン♡は
日替わり制になったのは言うまでもない。
アキラを独り占めさせて我慢していたのだが鈍感なアキラだけ気付いていなかった。
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