16 ソフィア救出!
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よろしくお願いします。
ソフィアは地下の牢獄で
手足を魔法の鎖で繋がれていた。
ジャラ・・
魔法が発動しないだけで無く力も出すことが出来ないでいた。
この鎖に繋がれた者は魔力筋力共にレベルが10分の1のレベルになる。
犯罪者によく使う牢獄用アイテムだ
1度は追い詰めセバスちんと共に戦ったがドクラトフも突破者な上にレベルがソフィアより高かった為・・
ソフィアも傷付き・・
セバスちんが重傷を負ってしまい敗退
なんとか逃げ出しす事が出来。
隠れ家に潜伏してギスを癒す為息を潜めていた。
回復魔法を使いソフィアもセバスちんもギスは癒えたが魔力だけは直ぐには回復出なかった。
そんな時にドクラトフが街中に張り紙を貼り・・・いとも簡単に策略にハマってしまったのだった。
捕らえているヨジフ・スターリンを解放する代わりに人質になれと・・
「お婆ちゃん!今助けにいくから!」
張り紙をセバスちんから見せられたソフィアは飛び出そうとする・・・
「お嬢様!行ってはなりませんこれは罠です!」
セバスちんは飛び出そうとするソフィアを止めようとするが聞かなかった。
「そこを退きなさい!命令です!」
ソフィアは出て行った後・・・
「お嬢様・・・申し訳ありません。私めにもっと強さが有れば魔王様もお嬢様もお救い出来るのに・・・
重傷の身嘆くセバスちんであった。
ソフィアは門番の所へ1人で出向き
「来たわよ!ドクラトフの所へ案内しなさい!」
と警備してる門番兵に命令する・・
が投降して人質になった後
今度はドクラトフの女になれ!言う事聞かなければヨジフ・スターリンを殺すと脅され・・・
大人しく牢屋に幽閉される・・
セバスちんの罠かもと心をよぎるが・・・
万が一本当に魔王ことお婆ちゃんが捕まっているかも知らないと思い健気にヨジフを救おうとするソフィアであった
実際はヨジフ・スターリンはアキラの所で保護され・・・配下が未だ探しているとは知る由も無かったソフィアだった。
逃げのびたヨジフを捕まっているとソフィアに勘違いさせ解放を盾に言うことを聞かされていく・・・
牢屋に幽閉されたソフィアに向かって言う
「ソフィア様も突破者だったとは正直驚きましたね。」
とドクラトフが舐める様に視線を這わす。
「卑怯だぞ!ドクラトフ!婆様を解放する約束だったはずだ。」
「ええそうです。ですが気が変わりました。ソフィア様が言う事を聞かなければスターリン前魔王は死ぬ事になります。」
「なんと言う卑劣!」
ソフィアが地団駄する
「ソフィア様は新魔王である私の妃になって貰います。拒否しても良いのですよ。ソフィア様の大事な婆様が死ぬだけですから」
!!!
よく考えて下さい。とドクラトフが去って行く。
「クソ!どうすればいいの!」
とソフィアは鎖に貼り付けられたままガックリとする。
ふとアキラを思い出し恋しくなる。
「アキラ・・・会いたいよ・・・」
涙が溢れてくる・・
ソフィアはこの恋は本物だと改めて思った。
「如何です?魔王様」
と居並ぶ配下の1人が言う・・
「時間の問題だ ヨジフを殺すと脅しておいた。じきに折れて言う事を聞くだろう。」
「いっその事犯してしまえば早いのでは魔王様。」
卑下た笑で聞いてくる。
「その辺の女ならそうするが上玉だじっくりいたぶってから犯すのよ。ワッハッハ」
!!!
「グワッー!」
突然!ドクラトフが右脚を押さえ呻く
配下がどよめく・・
「おのれ!ヨジフ・スターリンの仕業だ!硬直呪術を掛けてきおったわ!」
「魔王様!如何いたしましょう」
と配下が詰め寄る
「宮廷呪術師を読んで参れ!解呪をさせるのだ!」
「はっ!直ちに!」
「老いぼれめ!何処かでのたれ死んでればよいものを!」
「奴は生きている捜索隊を出し警護を厳重にしろ!奴は必ずや戻って来る。その時は生け捕ってさ死ぬまで牢獄に入れてやる。ソフィアを完全に我が物にして奴の前でいたぶってやる。フフフ」
と言っていた魔王は呆気なく数日後喉を詰まらせ死ぬ・・・
「グフッ!ゲッガア!!!」
喉を掻き毟り泡を吹いてテーブルのクロスを引っ張り豪華な多種多様の料理グワシャン!と床に落ち大きな音を立てて周囲の配下を驚かせた・・・
「ドクラトフ魔王様!魔王様!だ!だれか!医者を読んでまいれ!早く!」
配下が駆け寄り何人もの配下が慌てて走り出て行く・・・
その後寝室に寝かされたドクラトフの手に医者が脈を見るが・・・
「残念ながら・・・ドクラトフ魔王はお亡くなりになりました。」
と医者が死亡を告げる・・・
配下達は皆ドクラトフに擦り寄っていれば美味しい思いが出来ると下卑た根性で付いてきた者達だ。
雑魚であるが故にに形勢が変われば平気で裏切る輩の集団だ。
城から1人・・・2人・・・
と消えて行く・・・
前魔王の配下のほとんどをドクラトフ魔王が殺していたがまだセバスちん他数名は落ち延びていた。
セバスちん達はドクラトフ魔王には敵わないものの
ドクラトフ魔王の配下は大した力を持たぬ威勢だけの腰抜け揃いだった。
前魔王の屈強な配下が来たら皆殺しにされる事を恐れて逃亡したのだった。
ルーレット城はドクラトフの死体を放置しもぬけのカラになっていた。
誰も居ない城に何処からか足音がする・・・
足音はドクラトフの死体の前で止まる
「そそのかしたものの全く役立たずですねー。呆気なく死ぬとは我々の国の傀儡になる予定が狂ってしまったではありませんか・・・仕方がないですね・・」
ニコニコ顔の男がため息をつき言う・・
死霊魔術!
「フッン!・・・ハァーッ!カアー!」
術に満足気の顔をする。
情報局秘密情報部
ジェームズ・クッキー
他国のエージェントだった。
「かなりのレベルダウンになりますが突破者の貴方ならそこそこ戦えるでしょう。なんたって突破の方法をわたしが教えたのですからね・・・」
フッ!と透明になり消える。
死んだドクラトフが青色した顔で玉座に座り・・ただそこにじっとして居る。
哀れドクラトフ死んでもなお
背後にいる黒幕の操り人形に成り下がる。
そこへヨジフとアキラ達が駆けつける。
「おかしい!誰も居ない」
とヨジフ
「まずは玉座まで行ってみよう!」
内心はドクラトフの生死を確かめたいアキラ
「行こう!みんな!」とヨジフ
ノリコと京香もついて来る。
3人は旅の途中恋のライバルとして正々堂々戦う協定を結んだのであった。
そしてヨジフは2人にある事を教える。
この世界では重婚が認められており力のある男はそれに比例して妻を娶る事が出来るのである・・・と
それ以降。
大の仲良しになっていた。
「ヨジフっちのために人肌脱ぐよ!」
とノリコ
「ヨジフさん助太刀します。」
と京香
3人の絶世の美少女は立ち居振る舞いは綺麗だなぁとアキラは思った。
それになんかすごく様になって格好良い!
俺も頑張るぞ!ドクラトフ生きててくれとドキドキしている。
玉座に辿り着く!
「やった!いたぞ!ドクラトフ!」
アキラは違うベクトルで喜んで・・・ヨジフに教える!
良かったぜドクラトフ生きてて
これでヨジフが敵討ち出来るぜ!
と安堵する。
「ああ アキラありがとう! ドクラトフ!覚悟!最大呪術で攻撃をする!」
「あーー!ゔーーー!」
と青色の顔したドクラトフが玉座を蹴ってヨジフに立ち向かう!
一撃は避けたものの二撃て擦りヨロケル・・
そこにトドメの一撃でドクラトフを直撃し倒した。
連続の最大呪術で疲労困憊のヨジフ
「やった!」
とアキラとノリコと京香達が喜ぶ
「みんなのお陰でドクラトフを倒す事が出来たのじゃ・・少し呆気なかったがのう」
「良かったなヨジフ 敵討出来て!」
とアキラ
「それよりソフィアちゃんを早く探さないと」
とノリコが言う
そうだ!1番肝心だとヨジフを見る
アキラ達は初めての場所で分からない。
ヨジフはうなずき!
「恐らく地下牢じゃ こっちじゃ!」
地下牢へ着く
ソフィアが貼り付けにされていた。
何故か牢獄の番人も誰もいなかった。
カギを見つけて外す
「ソフィア!」
とヨジフがつながれた手足の鎖を外すし駆け寄る。
「えっ?」
だれ?
とソフィアの表情
自分とよく似た相手を見るが知人にはいないし見たことない人だし・・・
ソフィアは困惑している。
だよねー。
感動の再会だが・・・
ヨジフとノリコと京香は・・・
アキラを白い目で見る
やめて!
そんな目でみないで!
不可抗力なんだ!
と・・・いたたまれず逃げだす。
感動の再会が台無しだよなぁ!こんちくしょう!
「サーチアイさんのせいなんだよぅー!」
と叫びながら出て行く!
牢獄の扉をバン!と開いて走り出す。
はぁー!
とヨジフとノリコと京香は
しょうがないと
ため息シンクロする。
ソフィアにはっきりした理由は分からないが若返ったと事情を説明すると
「えっーーーー!」
婆様なの?と驚愕する。
無理もないそんな話聞いたことがないからだ。
「そうじゃよ 若返って得した気分じゃよ。ヒッヒッヒ」
と笑とやっと婆様に間違いないと確信すると涙が溢れて良かった・・・と呟いて泣き出した。
いつまでもソフィアの背中をよしよしとするヨジフであった。
こうしてマリュータ・ドクラトフの魔王が起こした悪逆非道はドクラトフの死で終止符を打つことになった。
一件落着!
ではあるが・・・
どうやら黒幕が暗躍していたのだが・・・
まだアキラ達は知らない・・
ソフィアを救出して皆牢獄カラ去る・・・
「グハッ!」
口から大量の血を吐き出す。
牢獄の扉に挟まれ
透明だったカラダが実態化する。
そうアキラが飛び出した牢獄の扉だった。
レベル1000億の力で重厚で頑丈な扉を開けて挟まれて即死しなかったのが奇跡だった。
「そう・か!・やつ・・が・・勇・・者・・なか!」
ジェームズ・クッキーはバタリと一言発すると息絶えた・・・
後日 魔王死亡の報告書の中に身元不明の死体が一行書加えられていた。
この日を境にヨーピリン大陸では・・・
今巷で噂の謎の勇者の大捜索が始まった。
この扉に挟まれた運の無い男は一体何処の誰なのか?
その謎は次回で解けるのか次回のお楽しみに!・・・ナレーション
応援よろしくお願いします。