159 魔児学園 2年
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24HRスルガート委員長
うす暗い洞窟の中にその人物はいた。
とても広い空間なのは遠くに行く方暗さが真っ黒に見えるからだ。
声が響く。
暗闇なのに鮮明見えているのか？
声の主は足をバタバタとする。
「イヤッホー！凍りついた私のハートに火をつけてくれたー！」
フフフ・・・
天使新聞に「転校生」とデカデカと印字された記事を空に掲げて嬉々とハシャグ・・
「なに！なに！この心躍る！文字は！て・ん・こ・う・せ・い・・・転校生 初めて聴く言葉！」
クルクルと天使新聞の記事を見ながら舞うスルガート
「名は・・・御子神アキラ！」
「フフフ・・・ずっと前から知っている不思議な響き・・・」
草花が敷き詰められた緑鮮やかなデッキの上から見上げると・・・
そこには・・・
半神である召喚したデストロイヤー。
どこから見ても現代の駆逐艦にしか見えない艦の上で・・・
終いには転げ回るスルガート
『 偉大お婆様・・・』
誓いの書に「スルガトはあらゆる鍵を解き放つ者」
いにしえの古神に認められた黒い炎の巨人スルガト。
神や悪魔で知らぬ者は居ない・・・
あまりにも偉大で威厳のあるお婆様の
私は孫・・・
常にプレッシャーを感じて押し潰されそうになっていた日々。
なんのしがらみの全く真っ白で・・・
無冠の神か悪魔か？
「本当に訪れるとは・・・ごめんなさい。お婆様の最高の鍵が私に訪れると悔しがっていた予言を信じていなかったけど・・・当たった。正に悪感ね・・・」
黒い炎の巨人と異名を持つスルガトの孫娘
異名と真逆な印象の・・・
真っ白な肌で微笑むスルガート委員長。
「転校生・・・」
と言う謎の属性の第三の魔神？
いや・・・
神魔？
違う・・・
異世界と言う下界から来た人属
人から神になった。（ニュータイプ）
の出現。
神属性と悪魔属性しか無かった天界で・・・
初めてどちらにも属さない新しい属性の発現に
硬直した神話時代に
全くと言って良いほど
ありとあらゆる・・・
神も・・・
悪魔も・・・
スルガートを始め多くの者は
御子神アキラと言うただ1人の存在自体に。
存在に心も身も震わせて濡れションにも似たエクスタシーを感じ誰もが狂気乱舞するのであった。
23HRアクィエール委員長
日曜日を司る悪魔。
世の理を無効にする能力はジミだがその実は悪魔的に凶悪な能力だ。
色々な計器類が並び
パネルが表示が点滅している・・・
そこにゆったりと目をつむりジッとしている美少女がいる。
・・・・
「！？？・・・！！！」
ガバッと起き上がり！
「アクィエルお婆様にも負けないこの私の力がレジストされた！」
突然叫ぶ！
未だかつて破られた事の無い自分の能力が破られたのだ。
軽い気持ちで天界で人気の転校生に力を使って見た。
その結果に・・・
呆然とするアクィエール。
その体型からだと幼女にしか見えない。
しばらくして
「クックック・・・面白い。」
ニヤリと頬が上がる・・・
ふといつと違う顔を撫でて見る。
「これが！・・・笑うと言う感覚なのか・・・」
既に召艦済みのサブマリン
巨大な丸みを帯びた潜水艦が宙に浮いている。
見慣れた潜水艦がそこにあった。
「転校生・・・実に興味深い。」
コックピットに座り
魔児学園 23HRアクィエール委員長が1人呟く。
21HRと22HR委員長は次回のお楽しみに・・・
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