151 天界編 混迷を深めるバトル
誤字脱字が有りましたらご
連絡よろしくお願いします^_^
展開が沢山浮かびどれにするか迷ってました。
神児学園15HRメッサーラ
VS
魔児学園13HRアスモデウス
勝負は一瞬・・・
いや
1秒でついた。
なんとメッサーラが・・・
「降参する・・・」
負けを認めたのだった。
銀色のヒールでモデル立ちするアスモデウス。
腕を組んでいる間に大きな胸がドンと乗っかったようだ。
これには
神児学園のエキドナ率いる委員長達が驚いた。
「なっ!メッサーラ!」
キュプローナが・・・
「そんな!」
アルカディーアが驚きの声をあげる。
「!・・・」
ハクシオンも驚いた顔をしている。
皆メッサーラがそんなセリフを吐く訳がないと今までの付き合いで良く知っているからだ。
それこそ激情家のエキドナと同レベルに怒ると手がつけられなくなるからだ。
氷結
そう・・・
冷たく目がスッーっと細いなる前兆なのだ。
分身というかメッサーラが増えて行くのだ・・・
凍った瞳に蒼火がメラメラと怒りと不機嫌な態度のメッサーラが2人3人増え会議室からあふれて廊下にこの前は1,000人程増え無言で睨みつけるのだ。
圧が凄い事になる。
そして・・・
あらゆる武器を操るメッサーラ単なる分身では無くコピーのごとく1人単体でも手を焼くのにそれが無限に増える能力なのだそれがメッサーラの特殊能力なのだ。
それが・・・
「降参する・・・」 だとっ!
エキドナは驚きのあまりメッサーラに近寄る。
降参など許さないとメッサーラの背後から憤怒に肩をいからせ肩に手をかけて振り向かせようと手を乗せる。
パシッ!
メッサーラはエキドナの手を振り払い
アスモデウスの前に歩みよる・・・
膝をついた。
この後エキドナ達はさらに脅される。
「アスモデウス様 仰せのままに」
なんとメッサーラは跪きアスモデウスを見つめる。
‼︎
アスモデウスはメッサーラの顎に手を
「私の下僕メッサーラ・・・残りの神児学園の委員長を蹴散らしなさい。」
優雅な身のこなしで命令を下す。
「はい・・・」
すっと立ち上がり振り向く
驚きに傍観していたエキドナが
「メッサーラ!正気か!」
「・・・・」
無言を貫く。
いつものメッサーラでは無い。
一眼でわかる。
目が死んでいるのだ。
そう何者かに操られているみたいに・・・
!
「アスモデウス!それが貴様の特殊能力か!」
パッと飛び下がる。
何か一瞬視界にモヤが掛かった気がした時直感で「ヤバい!」と感じ飛び距離を置いたのだった。
「あら流石は11HRの委員長ね。感が鋭い様ね。」
「どうやってメッサーラを操っている!」
「ふふふ・・・そんなの簡単に教える馬鹿いるのかしら・・・」
「クッ!」
厄介だ。
どうやって操っているのか・・・
メッサーラが操られてる以上こちらの陣営が再び誰かが操られる可能性があるのだ。
まずは操る発動条件が何なのか暴かなくてはならない。
優勢だっこのこれ以上増えればバトル簡単にひっくり返ってしまう。
下手すれば全員操る事だってあり得るのだ。
不味いぞ不味いぞどうすれば・・・
みんなエキドナの所に集まる。
「エキドナ・・・メッサーラはどうなったの?」
アルカディーアが異変を感じ心配そうに聞く。
「メッサーラの奴見損なったぞ!」
「・・・」
キュプローナの憤慨に無口なハクシオンがうんうんと頷く。
「それは違うぞ。」
「え?」
「メッサーラは特殊能力でアスモデウスに操られてる。」
!
「マジ!」
「!!」
驚きを隠せず動揺する。
「間違い無い。ただどうやって操るのかまるで検討がつかない。なんらかの発動条件があるはずだ。それを見破らないと」
「エキドナ・・見破っても防ぐことは出来るかしら?」
「・・・・わからない。たが奴に近づいてメッサーラの所へ行った時目があった瞬間視界にモヤが掛かりそうになった。たぶんそれが関係してる気がする。」
「次の対決はハクシオンよ。気をつけて。」
「・・・・」
うんと頷くハクシオン
「わかった?ハクシオン。アスモデウスの目さえ見なけれどうとでもなる。」
キュプローナがハクシオンに助言する。
「・・・」
相変わらず無口なハクシオンだが太陽神の娘であるハクシオンならなんとするかもしれない。
歩み前へ進むハクシオン。
次は
アスモデウス
VS
ハクシオン
「みんなでかかって来てもいいのよ。」
アスモデウスはそんな余裕を見せて言う。
「貴方達では私には勝てないのよ。わかるでしょ?」
「・・・」
無言でアスモデウスの前に対峙する
「さあメッサーラやっちゃって・・・」
!!
「・・・・」
ハクシオンは不機嫌そうに睨む
「卑怯だぞ!アスモデウス!」
エギドナが非難する。
「コレは私の特殊能力なの問題ないですわよね。シヴァー教頭先生・・」
天界最強の座を昔現在のビシュヌ校長と争っていた歴戦の強者シヴァー神
今や隠居して若い神の育成でこの神児学園で身を置いている。
シヴァー教頭からすれば魔族との争いなどお遊び程度の事だった。
「無論問題ない。一対一の争いなど無意味ルールは無用だ。好きにするがいい。」
「聞いた?貴方達・・・ぬるいのよ 戦争に一対一なんてあるわけないのよ。メッサーラやっておしまい!」
「御意!」
死んだような生気のない目でこちらを見つめ・・・
「一騎当千・・・大隊」
一騎当千とは呼んで字の如く
大隊とは1,000人規模の軍隊数のなり・・・
右手から片手剣が粒子の光を帯びて手元にから発現する。
メッサーラの輪郭がブレ始める。
すると・・・
メッサーラが1人2人と増え行く。
分身の類いなのか・・・
分身が止まらない。
なんとメッサーラが千人現れる。
武装の違うメッサーラ達
剣と盾兵 槍兵 弓兵 騎兵
アスモデウスがメッサーラを操り配下として当て駒してぶつけて来る。
「・・・・フッ」
ハクシオがニヤリと笑う
原神ソル太陽神の娘
メラメラと炎が全身に包みオレンジ色に全身を覆う。
まるで物資が超高温度に達した様に鈍い光の人型に変わる。
熱波が周囲に拡散され熱風とランプの火の如く輝きハクシオンが眩しく仲間のエギドナ達ですら直視出来なくなっていた。
1,000人の武装の違うメッサーラ達が目を細め攻撃を仕掛ける。
ザッザッと前進して部隊がなんの躊躇なく進む。
剣や槍や弓で攻撃するも超高温度体のハクシオンのカラダに触れる。
ジュウーと溶解していく。
ハクシオンのカラダがまるで太陽になった様にじっと立ったままだ。
攻撃を受けても微塵も苦痛を受け付けていないのが側からでも判る。
「クッ!」
メッサーラが責めあぐね攻撃が一瞬怯む。
決めてが無いメッサーラにアスモデウスが責めを変える。
アゴでメッサーラに視線で下がれと命令する。
「はっ!承知!」
するとスルスルと後退しアスモデウスの後方に位置して跪く。
まるでどこかくつろいで気だるそうな仕草はバトルなどしているのかと忘れてしまいそうになる。
さっきから爪を研いで満足げに研いだ爪を色んな角度で見ている。
「ふふふ・・・」
爪が綺麗研いで満足な様子のアスモデウス
ようやくコッチを見る。
ハクシオンの目が爛々と輝く。
ゆっくり一歩一歩踏み出す。
次はハクシオンのターンだと言う様に前進する・・・
アスモデウスが
「ハクシオン・・・」
と名を呼び見つめる。
互いに距離が縮まる。
ハクシオンが反撃するかと周りの者達は予感していたが・・
目の前にアスモデウスの前に立つとハクシオンは跪く。
「仰せのままに・・・」
メッサーラに続きハクシオンまでもかアスモデウスに取り込まれたのだった。
「ハクシオン・・・」
やはり対策していないハクシオンに無理か・・・
とエギドナはコチラがかなり窮地に立たされている事に実感する。
コレでは皆取り込まれ勝敗は決してしまう。
なんとかしなければ・・・
焦るエギドナだった。
「ほう・・・なかなかやるではないかアスモデウスは。」
少し離れたところに
大魔術師ファウストが魔官と共に観戦していた。
「魔児学園の13HRアスモデウス委員長。流石は・・・悪魔憑き女神に化け同時に7人の原初の強力な神を絞め殺したアマデウスの孫娘だけは有りますな。」
魔官が答える。
「まだまだ荒削りだが磨けば光る原石の様じゃわい。」
大魔術師ファウストが評論する。
「魔眼・・・コントロルじゃな。近くに寄ってきた者達を支配する術じゃ。」
「なんと!恐ろしい。」
「我には効かぬ。奴の目さえ見なければどおって事は無い。」
「そっ・・そうで・ごさいますか?」
相手の目を見ずに戦えるのか甚だ疑問の魔官であった。
顔や思いに気づいたのか大魔術師ファウストは答える。
「視線は相手に動きを読まれる達人になると相手をぼんやりと全体を見る技を習得する。相手の手や胴体や頭に視線を捉えると己の同じ部分にスキが出来るのじゃ」
「そうでございますか?」
「そうじゃ。人呼んで”先の先を読む”と言う。」
「もはや私には到底及ばない境地でございます。」
「まだ学園程度のレベルでは身につくまい。自慢出来る程ではないわ。中級神以上の神々や悪魔は全員この程習得済みじゃわい。」
「・・・・」
魔官は額に汗を垂らす。
神の超神を見る様に恐れ慄く。
こうして
魔児学園13HRアスモデウス委員長。悪魔憑き女神化け同時に7人の原初の強力な神を絞め殺したアマデウスの孫娘。
神児学園15HR 無銘の将軍神の娘 メッサーラ委員長(支配されアスモデウスの配下)
神児学園14HR 原神ソル太陽神の孫娘 ハクシオン委員長(支配されアスモデウスの配下)
vs
神児学園11HR タルタロスその名を聞いて神々が恐怖して逃げ惑う程恐れられる存在で、原神タルタロスが孫娘エキドナが委員長
神児学園12HR 理想郷を創造したアルカディア神の孫娘 アルカディーア委員長
神児学園13HR 片眼の鍛冶キュプロクス神の孫娘 キュプローナ委員長
の3対3のバトルが始まる。
高評価の欄が有りましたら是非高評価お願いします。^_^
今後の作品に対するモチベーションアップになりますので高評価よろしくお願いします。