144 天界編 開戦
誤字脱字がありましたらご連絡下さい。^_^
144話アップしたと勘違いしてました。
そんで持って145話が出来上がったので明日アップします。^_^
2022/05/21誤字脱字修正^_^
神児学園の正門から迎える。
エキドナ
アルカディーア
キュプローナ
ハクシオン
メッサーラ
ニュタス
1年のクラス委員長が代表で迎え撃つ
一方
魔児学園の陣営は
アスモデウス
ベヒモス
インプ
の3名が向かい立つ。
エキドナが腕を組み仁王立ちで
「要件を聞こう・・・」
ベヒモスが烈火の如く怒り心頭で叫ぶ!
「昨夜魔児学園の16HRメフィストフォ
レスを闇討ちした奴!出て来いや!」
昨日のもの静かに語る知的なメガネを掛けた少女とうってかわって眉間に血管が浮き出て劣化の如く怒っている。
そして頭に牛の角が生えていた。
白のセーラ服にミニスカート姿に皆騙される。
一度怒ると手をつけられなくなる。
力だけの戦いなら学年最強である。
!?
「・・・そのメフィストフォレスとやらはどうした?」
「はっ!知っている癖に白々しい!全身打撲骨折で6ヶ月の入院だ!やった奴出て来いっつてんだろが!」
ベヒモスが叫ぶ!
エキドナは知っている。
沈着冷静にベヒモスに尋ねる。
「そのメフィストフォレスとやらに闇討ちされたと聞いたのか?」
「そんなもん闇討ちされたに決まっているだろが!」
「聞いてないんだな!」
「・・・・」
「返事がないと言う事は・・・肯定だな。昨夜私を闇討ちした男がメフィストフォレスと名乗っていたが・・・」
「!?ヤったのはお前か!」
「聞こえなかったのか?私が闇討ちされたのだ。それに返り討ちにしたのは別の一生徒だ。」
「ナニッ!嘘をつくな!メフィストフォレスがそんな一生徒に負けるわけないだろうが!委員長クラスの人間の仕業しかヤツをやれない!」
?!
横に並ぶ神児学園側の他の委員長が驚く
初耳だからだ。
皆心当たりは無い。
アルカディーア
キュプローナ
ハクシオン
メッサーラ
ニュタス
それぞれお前か?いや違う。
と目くばせする。
エキドナでは無いとすれば2年か?
2年はそもそも居住区域が違うのであり得ない。
!
残るのはただ一人しか居ない。
“ 転校生 ”
皆の脳裏にこの単語が浮かぶ。
「ふん!どの道オメェらとサシで勝負するつもりだ。全員蹴散らせばメフィストフォレスの敵は討てるだろうよ。最初はどいつからだ!」
「ずいぶんと舐められものだな。」
エキドナが不敵にニヤリと笑う。
神児学園が舐められ無いために魔児学園の奴らをタダで帰す事は出来ない。
2度訪れる事のないよう恐怖の鉄槌を撃ち込まないとならない。
「お前こそ生きて帰れると思うなよ。これより魔児学園との交流試合を行う。良いですね。シバァー教頭」
エキドナが宣言する。
いつのまにかシバァー教頭が後ろ手に立っていた。
「ビシュヌ校長の許可済みです。」
と言葉短に話す。
「ありがとうございます。シバァー教頭。魔児学園の方々いつでもどうぞ。ニュタスが相手します。」
「16HR委員長。夜を司る神力を持つニュクス。神児学園の恐ろしさを教えてやれ・・・」
「最初に死ぬ奴あんたかい?いつでもどうぞ。ふふふ。」
「ベヒモス公式戦に則ってのバトルだ。まずはオレからだな。」
わずか10センチの妖精がニュクスの前に現れる。
サキュバスと対をなす悪魔の存在。
雄雌のオスの悪魔それがインプ
女には滅法強い。
「さあ・・・俺様の快楽地獄から逃れる事が出来るかい?」
インプの瞳がピンク色に発光する。
!?
「なんだ!これは?!」
ヌグッ!
ニュクスは息が突然荒くなる。
足元が揺らぐ。
インプの目から目が離せなくなる。
だか流石は原神の娘・・・
日の明るい日中が急に暗くなる。
星が煌めき月灯りに照らされるニュクスの身体が青白いボンヤリした光をまとう。
「さぁ・・夜はこれからだおいで坊や・・」
中学生みたいな身体が一転夜になると姿が変わる・・・
妖艶な大人の身体に
「あんたの快楽地獄はこんなもの?つまらないねぇ。それっぽっちじゃ私を満足させる事は出来ないわよ。」
「はぅっ!」
インプが股間を押さえて地面に落ちた。
「くっ!なかなかやるじゃあないか・・・それでなければ面白くないな。」
地面に落ちたインプが真っ赤になり膨張を始める。
ボコ!
ゴゴっ!
パキッ
バギッ!
10センチだった身体が一瞬に2メートル程の巨大身長に変形する。
「アヘ顔を拝ませて貰おうか・・・」
「あら・・・残念ね。私の夜の世界に入った時点であんたの負けは確定してるのよん。ふふふ」
「なに!・・・ねむく・・・なっ・・・て来た?」
ふらふらするインプ。
「さあ・・・お眠りなさい。」
バタリッ!
と倒れるインプ
神や悪魔とて等しく
眠る・・・
睡眠
それがニュクスの武器
眠りに負けたインプの心臓にブスリとナイフを突き立てる。
インプは夢の中でニュクスを蹂躙して快楽地獄へと誘っているが・・・
所詮。
ニュクスの眠りの力には無力であった。
「さて1勝だ。次は誰だい?」
「もちろんあたいだよ。」
ベヒモスが前へ出る。
「さぁ・・・お眠りなさい。」
「・・・・・」
目をつむりじっと佇む。
ニュクスは眠りについたベヒモスへ近づきナイフを突き立てるその瞬間!
ボコッ!
筋肉隆々の腕がニュクスの顔面に叩き込む!
「ボッはあッ!」
眠りについても動く事は出来る。
夢遊病の如く
ベヒモスは目をつむり熟睡の中
ニュクスに馬乗りになりボコボコ!ッ!と顔面がわからなくなる程腫れ上がりまだ拳を叩き込む!
夜の力が薄れて元の日中に戻る。
「ふん!口ほどにもない。寝てて倒せるとは弱すぎる!」
!
15HR委員長メッサーラーが前に出る。
「・・・」
「今度は暗い奴が相手かい?やっと本気を出せそうだぜ!」
ベヒモスがニヤリと笑う。
こうして戦いが続く。
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